2.2−1 西湘・大磯暮らし 2.2−2 大磯・祷龍館プロジェクト

大磯の海辺で叶えたい拠点づくりとハーブサウナー西湘大磯暮らし/ 8月

大磯の海辺で集える遊びと癒やしの拠点をつくる

最近取り組んでいるのが、「海辺のテントサウナ楽しい!」からの、大磯で楽しめる拠点づくり。

テントサウナを体験して、大磯の海辺にも磯があってシュノーケリングやSUPも楽しめることも知り、めちゃくちゃいいな!と思った反面、その日思ったのが、「テントサウナって、どうやら普通の女子には少しハードル高いみたい」ということでした。水着を用意しないといけないとか、着替えやメイクのことを考えると準備や後のことを考えて気軽にホイホイってできる人ばかりじゃないなーと。

だから、海岸だけで終わるんじゃなくて、近くの建物と一体化して楽しめるようなものになるといいなと思ったのです。

また、わたしが大磯に越してきて2年。子どものいない夫婦2人だと、コロナ禍の影響もあってなかなか人との繋がりも広がっていきづらい。

いろんな活動をしている人は近隣にたくさんいるけれど、自分でコミュニティをつくっていくのもおもしろそう、なんて思いもあって、ご縁あって関わることになった祷龍館プロジェクトに参画して、自分のやりたいことをその場で実現できないか、考えていくことにしました。

日本の海水浴場発祥の地・大磯

明治の中頃、大磯に日本初の海水浴場ができました。当時は海水浴と言ってもレジャーとして海に入るのではなく、「潮湯治(しおとうじ)」として、医療の一環として海に入ることを目的としており、提唱したのも当時の医者松本順先生でした。

たまたま読んだ『海水浴と日本人』という本に、当時の大磯の状況や海水浴にまつわる話がたっぷり書かれていてすごくおもしろかったんですが、その海水浴場とともにできたのが病院兼療養施設の「祷龍館(とうりゅうかん)」でした。

今は海水浴場も照ヶ崎から西に移転、海岸の状況もずいぶん変化し、その昔あった「祷龍館」も当然跡形もないのだけれど、当時そこにあった土地に小さな家が残っていて、そこを「祷龍庵」と称して大切にし、まちの人が集まる施設として活用できないか探りはじめたのが「祷龍館プロジェクト」のはじまりでした。

歴史の大波を被り続けている大磯 その歴史を知るとまた深みが増します

ハーブサウナがおもしろい

話はガラッと変わって。サウナといえば今、テントサウナも含めて第何次めかのブーム的人気になっていますよね。わたしの友人にもサウナーはいますが、私自身はそこまで得意じゃない。熱すぎて息ができない&銭湯とかのサウナにあるテレビが嫌い というのがその理由です。(数年前行った海にドボンするフィンランドのサウナはめちゃよかった)

でも、昔ラオスで体験したり、スリランカでアーユルヴェーダの施術を受けるなかで体験したハーブを多用した薬草サウナ。これはめちゃくちゃいい!今までラオスには2回行きましたが、毎日のようにハマっていくつかのサウナに行った記憶もあります。

テントサウナを体験して、思い出したのがこの薬草サウナ。
そんなとき、友人がタイのチェンマイで学んだ産前産後の女性ケア「ユーファイ」のなかに、この薬草をつかったスチームサウナがあり、それを日本に持ち込んで普及活動していることを思い出したのです。

「テントサウナだけだと女子にはハードル高めだけど、このハーブをつかったサウナなら、健康にもいいし香りもいいし、室内でできるし、祷龍館のもともとあった健康増進・医療としての潮湯治という考えにもフィットするのでは?」と思いたち、善は急げと、先日「ハーブサウナ」を学ぶべく、協会の講習を受けに行ってきました。

室内で小さなドーム状のテントを組み立て、椅子の下からハーブを煮立てて蒸気を充満させます
通常はドライハーブで行いますが、研修ではタイ由来の生ハーブをつかった実習も

久しぶりにボディセラピーも再開

自宅を利用したボディケアサロンを本格的にやっていたのは2017年頃まで。そこから先は稀に出張で施術を行うだけで、ほとんどセラピー活動はやっていなかったのだけれど、このハーブサウナのことを考え始めてから、久しぶりに施術をあわせたハーブサウナやハーブボールを活用した場をつくるのもよいかなあと思い始めました。

まだ「祷龍館」の家は、古い家財を処分したばかりで、DIYワークショップなどを重ねることで、少しずつ場をつくっている段階。でももう少ししたら、この歴史ある元祖潮湯治の場をつかって、現代に蘇る潮湯治やハーブ(=薬草)をつかった健康になれる楽しい癒やしの場がつくれるんじゃないかなと思っています。

そんなわけで先日久しぶりに、友人を口説いて出張でボディセラピーの施術も再開。少しブランクはあったけど、さすがに15年以上やっていた技術はそう忘れることもないみたいで、施術後、非常にポジティブな感想を伝えてくれた。

今までいろんなキャリアを積んできたけれど、また原点回帰というか、ライターの仕事からセラピーの仕事に少し軸足を移すのかな、なんて考える今日このごろ。でも、前と同じでは決してなくて、この数年体験・経験したキャリアもまたこれから先に繋がっていくはず。

このブログという媒体も、ここ数年ですっかり下火というか、各種SNSに取って代わられた感じはあるけど、とはいえ文章として自分のところに残る良さというのも確実にあるので、いろんな場所を使い分けながら、無理のない範囲で今後も更新を続けていきたいと思っています。

大磯照ヶ崎海岸で遊びと癒やしの交流拠点づくりに参加中ー西湘大磯暮らし/ 5月
チェンマイ・タイハーブとユーファイを学ぶ旅ー2023年12月

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