2023年9月にラオス・ルアンパバーンへ行ってきます
突然ですが、9月のはじめに久しぶりにラオスに行くことにしました。ラオスは6年ぶり3回目。初めてのラオスは2002年頃、その後ずーっと間が空いて2017年2月に再訪しました。
デルタのマイレージでベトナム航空利用
突然のラオス行きは、デルタ航空でジクジク貯めたマイレージの消化のために思いつきました。東南アジアくらいなら2回くらいまだ行けるほどマイルが貯まっていたので、以前使ったベトナム航空を使うプランが浮上。夫がギリギリ足りないマイル数しかなかったので、ギブマイル制度を使ってマイルを移行して2人で行くことに。
当初はベトナムに行こうと思っていたのですが、ストップオーバーすればラオスまで行けるな…と思い出し、今回は成田ーハノイ経由のルアンパバーン行きを予約しました。
ベトナム・ハノイにストップオーバー
わたしは3回目だけど、夫はベトナムもラオスも未経験。いつももっとハードコアな国に行く(チベットとか南米など標高高めの場所多し)人なのですが、今回はわたしの趣味にお付き合いいただくことに。わたしもベトナムは中部しか行ってないので、前からハノイには行ってみたくてラオス入りと帰りの両方入国してストップオーバー、1日だけハノイ観光してくる予定です。
ラオスにいったい何があるというんですか?
村上春樹のエッセイに『ラオスにいったい何があるというんですか?』という本があるけれど(読んだことある気がするけど内容覚えてない)ラオスには昔も今も、基本的には何もない。
もちろん国だからいろいろあるし、ここ20年ほどの発展で、昔を知るわたしからしたらびっくりするほど景色が変わったところもあるけれど、でもやっぱりルアンパバーンに来てやることっていったら、「お寺を見て、メコン川見てビアラオ飲んでぼんやりする」のが今も昔も変わらないベスト1なんじゃないかな。
2002年のラオスはすごかった
最初のラオス旅、2002年の旅行記が、写真のリンク切れなど起こしてはいるもののかろうじて生きていたので、画面小さいけどよかったら見てみてください↓
まだこの頃はデジカメじゃなくて、フィルムで撮ってスキャンしたような。
当時、このラオス・カンボジア1人旅は自分の人生観が変わるきっかけになったのだけれど、今覚えてるのは、当時のラオスはほとんど舗装道路がなくて、旅行者は昔から多かったもののとにかくのんびりしていて。あと乗合バスから見えるど田舎の様子がすごかった…ということ。
首都ビエンチャンからルアンパバーンまでは、3日かかるスローボートか、山賊に襲われるかもしれない(1996年に事件があった)山道を10時間走るバスか、謎の白い煙が立ち込めると言われていた国営ラオス航空かなどと言われていた時代。
それが今はなんと中国からガツンと新幹線みたいな高速鉄道が敷かれ、ビエンチャンールアンパバーン間も2時間で行けるんだそうで。まさに隔世の感。
でも当時から海外のバックパッカーには「ルアンパバーン最高」という話はたくさん流れていて、わたしも最初はタイに行ったときに知り合った旅人に「ラオスいいよ」って聞いたから行ってみたのでした。
ルアンパバーンは街全体が世界遺産
2017年のラオス旅は、誰か一緒に行かない?とFBで友人に声をかけたらノッてきた2人と3人で行ったのだけど、そのときに大量に撮影した写真は、ほとんど日の目を浴びないまま今に至っているので、少しずつ思い出しながら紹介してみようと思います。
ルアンパバーン(昔はルアンプラバンとも言った。読み方の問題らしい)は、街全体がユネスコ世界遺産に指定されている歴史都市。
ラオス北部にあるルアンパバーン県の古都で、メコン川とナムカーン川の合流点の谷にあります。何千年もの歴史があり、1975 年まではラーンサーン王国の首都でした。数多くの仏教寺院で知られ、16 世紀にさかのぼる金色のワット シエントーンや、ラオス仏教の聖職者の邸宅であったワット マイなどがあります。
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ルアンパバーンで有名なのは、早朝の托鉢。僧侶にお供えを渡す儀式で、毎日行われています。
前回行ったときは2月と乾季かつ朝晩はやや冷える時期だったんですが、今回は初の雨季。いったいどうなることやら。乾季には竹の橋がかかっている川も、増水してるから橋はないと書いてるのをみたけどどうなのか。
最近は観光客が増えすぎて、ホテルや観光客相手の店などが数多くできた結果、肝心の托鉢をする住民がいなくなりつつあるという記事もありました。6年前の段階で、だいぶ観光地化が進んでて、ルアンパバーンののんびりしたいいところがギリギリ残ってる感じだなと思ってたんだけど、果たしてコロナ後どうなのやら。中国から鉄道が通っちゃったから、中華化が激しくなっているのか、まだあまり中国人は日本以外の海外にも出づらいのか。
もともとラオスはフランスの植民地時代が長かったこともあり、古い建物をいいかんじにリノベしてカフェやレストランにしているところもたくさんあります。そういうところも旅人に人気の理由なのでしょう。
ルアンパバーンの町の真ん中あたりにプーシーの丘と呼ばれる小さな山があって、そこに上って町並みを眺めたり夕陽を見たりするのが「ここでやるべきこと」のひとつ。
あとはメコン川をのんびりクルーズしながらまわりの風景を眺めたり。
お寺めぐりをしてみたり。
2017年2月のルアンパバーン
朝市やナイトマーケットをブラブラみるのも楽しい。6年前はおしゃれなカフェやら何やらが増えて、みんなスマホ持ってるし、そういう意味ではびっくりだったけど、逆に道端の露天商や炭火で焼いた鶏肉や魚を売ってる人なんかもまだまだいて、ホッとした気分になりました。
今回の目的は「薬草サウナ」をじっくり体感すること
写真を選びながら、すっかり懐かしモードに入ってしまったけれど、今回の一番の目的は「薬草サウナを体感する」こと!であります。
ルアンパバーンで有名なのが、赤十字がやってるマッサージアンドサウナ。市街中心地から少し離れたところにあって、初めて訪れたときも行った記憶があります。(他にもやってる薬草サウナ屋さんがあってそこがすごくよかったんだけど、さすがに全く場所も名前も覚えてない)
ラオスのトラディショナルサウナは、薬草(ハーブ)を蒸すか燻すかして、椅子の下あたりから薬効成分とともに蒸気で温まるという方式で、レモングラスとかその他南国っぽいハーブを数種類使って、香りを楽しみながら汗をかくというもの。
これがすごく好きで、6年前に行ったときも訪れたのでした。男女別で布みたいなのを胸から巻いて狭い室内に入っていった記憶。特にここは狭くて暗いので、最初はなんも見えん!ってなったような記憶があります。
今回、ラオスに行くことにしたひとつの理由がこの元祖ハーブサウナともいえる、ラオスの薬草サウナを改めて体感したいということと、どんなハーブが使われているか、可能ならその裏側も見てみたいなーと思っていて。ラオ語もタイ語もまったく読めないのでどうなるかわからないけど、単なるお客さん以上の情報がわかれば最高だなーと。
他にも数か所薬草サウナやってるところがあるような情報もあるので、現地調査したいのと、あわせてマッサージも受けてくる予定。今までいつも海外に行く度に勉強を兼ねて、場末の足裏マッサージからスパまで行っていたのだけれど、ここ数年コロナで海外不足のマッサージ不足(笑)。ラオスではいちおうラオマッサージというのもある(軟膏みたいなのをつけてガッツリ系のイメージ)けれど、高級SPAなんかではタイからセラピスト連れてきてるって話も。
雨季の南国フルーツも楽しみ
いつも冬・乾季にしか行かないので、雨季の様子がどんなのかと、その頃に旬を迎えるフルーツをもりもり食べたいなとも思ってます。ランブータンにマンゴスチン、マンゴーとか?
イヌネコさんやトリチャンも…?
あとは、動物…?まちなかにウロウロしてるワンちゃんネコちゃんや、新たな趣味となったトリチャン(野鳥観察)もできたらいいなあ。ラオスで鳥を見た記憶がない上に、小鳥は捕まえて売られてるのを見たような気もするので(仏教的に小鳥を買って放すという儀式?があるらしい)警戒心が強そうな気もするけど、とりあえずどんな感じかみてきます。
というわけで、ラオス、やっぱりフォトジェニックだから、ちゃんとしたカメラ持っていこうと思いますー。