今年から交流拠点となる場所を仲間とともにつくっています
大磯に越してきて今年で3年目。コロナに関するアレコレも、ようやく終わりという感じになってきて、2022年後半ごろから、いろんなまち関連のイベントや行事も徐々にリスタートしはじめました。
なかなか移住後も共有の興味関心がある人とつながる手段が限られていたところ、大磯をベースに新しいプロジェクトが立ち上がるという情報を得て、途中からではあったものの、参加することにしたのが去年の11月のこと。
海辺に建つ小さな一軒家があるあたりは、明治時代、日本初の海水浴場が出来た当時、潮湯治(しおとうじ)をする「祷龍館(とうりゅうかん)」という施設が建てられ、人気となっていたそう。そんな歴史もあり祷龍館プロジェクトと名付けられ、この建物をベースに、新しいことをはじめる内容と人を募るイベントが複数回開催されていたのでした。
きっかけは海岸でのテントサウナ体験
鎌倉をベースに全国で空き家再生やまちづくりを通して価値創造をしているエンジョイワークスが音頭を取り、大磯市や大磯農園など、西湘地区でおもしろいことをやっているといえば、のNPO法人西湘をあそぶ会の原大祐さん等をアドバイザリーに迎え、物件オーナーとともに新しいコトを起こしていこう、そんなイベントを月に1回ほどのペースで行っていました。
大磯町祷龍館プロジェクト挑む空き家再生。土地に息づく歴史を、価値につなげる
わたしがそこに参加したのは3回目くらいだったかな?海辺で「テントサウナ」をやって楽しんだ後に、地元の魚屋さんで買ってきたお魚を七輪で焼いて食べる、みたいな遊びイベントが企画されていたので、「楽しそう〜」といそいそ参加することに。
テントサウナは、最近めちゃくちゃ流行ってるようだけれど、要するにテント型の覆いをかぶせた薪ストーブに火をつけてサウナストーンを置いて、室内を暖めてサウナ状態にして楽しむもの。
この日はお天気もよく、ほどよく日差しもありつつも涼しさも感じる気温で、水着とラッシュガードでサウナ内に入って、熱くなったら海に入る、というのを繰り返すのがめちゃくちゃ楽しくて。
海岸でまったりしつつ、グリルで焼いたお魚をバクバク食べるというシンプルBBQもまたいい感じ。
その日がほとんど全員初対面だったけど、なんとなくサウナ内の空間がほどよく仲間意識というか、付かず離れずでいろんな話をしたり、ぼんやりしたりする場となって、「ああ、こういう感じなのか」と初めてそこで外でのテントサウナのおもしろさを体感したのでした。
サウナってただ「ととのう」みたいな体の効能だけが独り歩きしてる感じがあるけど、なんとなくテントサウナに関しては、焚き火のように、社会性というかゆるい連帯感が生まれやすいのかなーなんて思ったり。
海岸のテントサウナ企画に参加して以降、これはおもしろいなーと思ってほぼ毎回イベントに顔を出すようになりました。
祷龍館プロジェクトにコアメンバーとして参加
イベントに数回参加するなかで、それまでの2年でほとんど広がらなかった地元の交友関係も少しずつ広がりはじめました。これはなにかもう少しガッツリこのプロジェクトに関わったらおもしろそう、という気持ちが湧き出てきて、いろんなご縁も得て、その後、プロジェクトのコアメンバーとして関わらせてもらうことになったのです。
活動の様子は 祷龍館プロジェクトFacebookページを中心に、今後はInstagramでも発信予定です〜
まだまだ未知数のプロジェクト、まずは拠点整備から!
今のところ、大磯港近くの一軒家「祷龍庵」をリノベーションして、人が集まり、海辺を遊んだり癒やしを提供する拠点として整備していこう、というコンセプト的なものは決まっているものの、まだまだどのようなかたちで活用して事業として成立させていくかは未知数。わたしも「こんなことをしてみたい」というアイデアはあるものの、まだ実現できるまでにはもう少し時間もアイデアも練らないといけない。
4月は、建物のまわりのワサワサに茂った植栽や雑草を刈り取ったり、建物の中にあった不要となった家財道具を整理して処分場に持っていくなどの作業を少しずつ行いました。
月イチのイベント開催からスタート
まずはどんなことができそうか?今後も、テントサウナやSUP、海遊びを体験するイベントやビーチクリーンなど、海をベースに気軽に楽しめるイベントベースで少しずつ仲間を増やしていこう、と思っています。
私自身はテントサウナも海遊びも大好きで、もちろんそれにも関わっていきたいのですが、もうひとつ、建物の中を利用しておもしろいことができないかな、なんて考えています。
大磯をはじめとした西湘地区には、いろんなおもしろい活動をしている人がたくさんいるけれど、なかなか繋がりを持てなかったこの2年。ここ数年、ライターとして地域で活動するおもしろい人たちをたくさん取材して記事にしてきたけれど、今後は、このプロジェクトを通じて自分自身も主体となって活動して、いろんなつながりをつくっていきたい。(つづく)
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