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わたしがポートランドでエースホテルに泊まった理由

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エースホテルって?

2016年11月のオレゴン旅。後半ポートランド滞在では、エースホテルを利用しました。

シアトル発祥だけど、ポートランドが本拠地。

エースホテルは、シアトル発祥、現在はポートランドを本拠地としてアメリカのみならず、ヨーロッパにも何軒か展開しているホテル。古い建物をリノベーションして、スタイリッシュに魅せる、というホテル界の革命みたいなことを行い、しかもそれが大成功して、世界中がこのスタイルを取り入れ始めているという。

お手軽なまとめ記事はこちら
(昨今のキュレーションメディア騒ぎでこのNeverまとめもいろいろ言われてますね。まあ記事のほとんど全部コピペと引用でできてるのだけど、まとめた人が好きでやってるのか、編集部的なところに頼まれて仕事としてやっているかで悪意の質が違う気がします。まあその話はおいといて)

ホテル内部についてはこれらの記事をご参照ください

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わたしは、旅で高級ホテルに泊まるのももちろん好きだけど、そんなに数多く泊まれる身分でもなく。それにひとり旅ではオーバースペック過ぎるから、もっとカジュアルなゲストハウスやバジェットホテル(中級以下のモーテルみたいなところ)を使うことがほとんど。ホテル業界に関してはそれほど詳しくはないけれど、そんな私でもデザインホテルといえば「エースホテル」が有名、という位の知識はありました。

エースホテル・共同創設者のアレックス・カルダーウッド(本物のこだわりをもつホテルキュレーションサイトTabletの記事で詳しく記載)が、類まれなるセンスでこれらのホテルをつくりあげてきましたが、2013年に47歳の若さで急逝したのはニュースにもなりました。

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日本語サイトもあります

エースホテル公式サイト:https://ja.acehotel.com/portland

最近ホテルの予約、いやゲストハウスの予約でさえもオンライン宿泊予約サイトを使うことが多いですが、こちらは予約サイトとの契約がとても少なく、直近の予約しかできないようになっていたのかな?わたしも久しぶりに公式サイトからオンライン予約。日本語でできるので簡単(返事は英語ですが)。

ホテル側としては、公式サイトから予約してもらったほうが、予約サイトに手数料を払わなくてよいので利益が上がるという事情も当然あるのでしょうが、それよりもサイトやブログなどで、ホテルのポリシーや世界観を知ってもらった上で、予約してほしいというような思いもあるのではないかな、と感じました。

ポートランド市街の中心部に位置。元老舗ホテルをリノベーション

 

ポートランドの街は思っていたよりもずっと都会で、高層ビルとかタワーマンション的なものなどもあってかなり驚きでした。街の規模はLAやシアトルよりもずっと小さいけれど、自分の中ではポートランド=田舎という意識から抜け切れていなかったので、オシャレな街だとは聞いてはいたものの、こんなに都会だとは思ってなかった!!というのが正直な感想です。

その街の中心部、街の北側にあるパールディストリクトと呼ばれる地区より1ブロック南にホテルはあります。今やポートランといえば!というアイコン的な存在。TOP画像のHOTELオブジェとロビーの写真はよく雑誌の表紙などでも取り上げられています。

 

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もともとは、クライドホテルという名前のホテルだったようで、90年程前に建てられた古ホテルを改装し、若者にも泊まれる価格帯の部屋をつくったり、部屋ごとに違うコンセプト・デザインの部屋をつくったり。

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地元のアーティストたちとコラボ、こだわりの家具・アメニティセレクト

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お部屋にあったベッドサイドボード。マガジンラックになっていて、ホテルがセレクトした雑誌や写真集などが置かれていました。写真が見切れてますがオーディオもレトロ感がありますが、ちゃんとUSBでスマホと繋げたりしました。便利!

 

アメニティは販売もしてます

お部屋紹介のところで紹介しましたが、毛布はPENDLETONとコラボ、地元アーティストや世界的に有名なアーティストも参加してのバラエティ豊かなお部屋のデザインは、「次はどんな部屋かな?」とリピートしたり、別ランクのお部屋に泊まりたくなるという誘惑も。

また、いちいちオシャレなアメニティたちは、販売もしてました。

ACE HOTELオンラインショップ:https://shop.acehotel.com/

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エースホテルを中心に、見たい・行きたい場所が集結

エースホテルよりもずっと前からこの街にある有名なお店というとこのパウエルブックス(創業1971年)。古本と新しい本、両方売る!そして本だけじゃなくて違うものも売る!という、元祖みたいな書店。

アメリカの大型老舗書店というと、バーンズ・アンド・ノーブル(Barnes & Noble)とボーダーズBORDERS(数年前に倒産)だけど、そういった店のようにチェーン化せずに、看板も昔のまんま残しているところがポートランドっぽい。

 

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そう言えばあとで気づいたのだけど、まちなかに他のアメリカのどんな小さな町にもある「ハンバーガーチェーン店」を見かけなかった!STARBUCKSはいくつか見たけど、いわゆるマクドナルド的なショップが全然なかった。わざとなのかたまたまなのか?どうなんだろう?

ACE HOTELがアンテナとなって、感度の高い人たちが集まる

エースホテルの近くには、さまざまなタイプの個性的なお店が集結。
こちらは、日本にいるときに予習した本で「行ってみたい!」と思っていたものの、看板だけ発見したものの、お店行き着くまでにビルの周りを一周し、諦めかけた挙句ようやく発見したThe Good Modというアンティーク家具ショップ。

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このお店もかなり衝撃的。広い!カッコイイ!ヤバイ!でも全然買えないものばっかり!(笑)。

古いソファや椅子、デスクのほかありとあらゆる古いものをメンテして新しく息を吹き込んで販売しています。その工場みたいなところも併設していて、その現場感みたいなのもまたよい感じ。

最初は意識的に、そして徐々に多くの人が惹かれるように

ポートランドは、ホテルだけじゃなくて、街全体が他のアメリカの都市とは全く違っていました。
自動車ではなく自転車にやさしいまちであること。ポートランド市が企業と提携し、仕組みレベルでまち全体をリノベーションしているような取り組みが数多くあるようです。

もともとエースホテルがここを本拠地にしたのも、そうした文化と彼らが共鳴したからなんじゃないかな、と感じました。

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オーガニックスーパーも普通にどこにでもあります。
街角の1ブロックが通常のアメリカの都市の半分しかないそうで、こんなに「歩いてて楽しい」街はアメリカだとあとはNYのど真ん中くらいしかないんじゃないかなあ。ブルックリンは行ったことなののだけれど、こんな感じなのかな?

そうやって、人が人を呼んで、みたいに、感度の高い人たちが集まって、雑誌をつくったり(KINFORKが日本でも有名になりました)至るところに自家焙煎のコーヒー屋さんやクラフトビールのお店ができたりして、それが独特の雰囲気と文化をつくりあげていったように思えます。

ポートランドのまち歩きは楽しい!

というわけで、ポートランドの街は、バスや路面電車のようなトラムも充実していて、車がなくても全然問題ないというアメリカでは珍しい場所。今回は利用しませんでしたがあまり大きな坂もないし、見どころはコンパクトにぎゅっと詰まっているので、自転車も楽しいはず。

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周辺のショップは初めてNYで街を歩いたときに近い衝撃

わたしが大好きなアウトドア関連のお店ももりもりとあって、しかもそれが全部かっこよくて、patagoniaのところでいろいろ書いたけど、ホント物欲がやばかった。途中でスリフトショップみたいなところで売られてた中古のNORTH FACEのトートバッグを購入して、そこに入る分は買ってもいい、というルールを自分で決めて買いました。

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もう15年以上前になるけれど、初めてアメリカNYを訪れました。そこで初めて(今は日本で当たり前の存在になったけどまだ日本になかった)IKEAやDean and Delucaを知り、ウィリアムズソノマやクレートアンドバレルのようなキッチン&インテリアショップの規模と内容に目をキラキラさせつつ衝撃を受けたことをよく覚えています。

今回のポートランドでのエースホテル滞在&まち歩きはそのときの衝撃に匹敵するほどのものとなりました。なにか違う時代が始まっている、というようなアメリカの変化を感じました。

ポートランド市内に泊まったのはたった2泊だったけれど、単なるオシャレなプラットフォームだけじゃなく、その奥深くにある理念や想いみたいなものまで日本や、他のアメリカの都市、更に他の国にももっともっと浸透してくれば、世界が変わっていくかもしれない、というような、ちょっと大きな潮流のようなものを感じた滞在となりました。

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オシャレなだけじゃなく、哲学を感じるホテル

ホテルそのものも、ポートランド市内全体で感じたその雰囲気のまま。ホテルが先なのかまちが先なのかは今となってはわからないけれど、とても「フィットしている」と思います。

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価格帯も高価格だけじゃない、ホステルタイプのようなアウトバス部屋もある

前述の創業者インタビューに書かれていましたが、ホテルをもっと若者も使えるように、とさまざまな価格帯の部屋をつくったのも、ポリシーなのだそう。

通常の部屋は1泊200ドル以上しますから全然安い部類には入らないですが、アウトバスの部屋、二段ベッドの4人部屋みたいなところもあって、それだと70ドルくらいで1泊できる。そういうのもいいなあって思いました。

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古い物と新しいものが混在することがクールだという定義

 

「新しいものと古いもの」「高級感と手作り感」「ビジネスマンとフリーランス」。
アメリカは、どちらかというと前者のほうが好まれているようなイメージがありましたが、ここポートランドでは違いました。

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エースホテルだけそうかと思いきや、どうもこの街全体がそうなのでしょう。古い=ダサいでは全然なく、むしろクールだ、という文化。なんでも新品ピカピカばんざい!ではない潮流は、このあたりからはじまって、日本にも入ってきているのかもしれないな、と昨今の日本のリノベブームを見ても感じました。

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高級ホテル=リッチでゴージャスという概念を覆している

エースホテルは、価格帯でいうと高級ホテルの部類に入るはず。
おしゃれなデザイナーズホテルでもある。けれど、ピッカピカの「現代的建築」ではないところがやっぱりおもしろい。

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ロビーのテーブルに置かれているこの植物も、昔ながらのリッチでゴージャスイメージなら蘭とか薔薇とか、もっと華やかなお花のはず。それが多肉植物とかサボテンですから。

でも、それがやっぱりカッコイイ。
そう思える年代が40〜50代、一部は60代になっている時代なのですね。聞いたことはないけど、スティーブ・ジョブズとかこのホテル好きそうじゃないですか。

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都市とホテルの素敵なよき関係。

というわけで、ショッピング楽しかった〜!だけじゃなく、いろいろな刺激を受けたポートランド滞在。エースホテルのデラックス部屋に1週間、とか滞在するのはお財布的に余裕のある人しか難しいかもしれないけれど、この中心地のアイコンに宿泊するのはとてもよい経験になると思いました。

 

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もちろん何も知らなければ、単なるオシャレなリノベホテル。けれどその奥にある理念みたいなものをすこーしだけ知ってから滞在してみると、より理解が深まる場所。ポートランド本はいくつか出ていて、私も全部読んだわけではないのですが、これはおもしろかったという本を下記にいくつか挙げておきますね。

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ちなみに滞在中に大統領選があり、ホテルをチェックアウトする日の新聞1面がこちら。
この日ポートランド市内では一部デモなどもあったようです。(でもオレゴンでも田舎にいけばTRUMPの看板ばかり。これが、アメリカ。)

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by カエレバ

まだ全部読めてないくらい分厚い本。読み物としてもガイドブックとしても使えるようにできている。2015年版がよりよい(らしい)

by カエレバ

行くと決めて最初に買った本。ポートランドだけでなくオレゴンコーストなど郊外の情報もあるのがいいかなと思って購入。見てるとトレッキングなどにも行きたくなる。

by カエレバ

まちづくりにフォーカスを当てている本。まだ読んでないのだけれども次回行くときまでには読破しておきたい(行くのか?)

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