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夜明けの砂漠は感傷にひたるヒマもなしーモロッコ旅19
ラクダに乗ってまちへ出発!
2泊3日のサハラ砂漠ツアーも最大のハイライト、砂漠でキャンプ!を終え、帰路につきます。
誰も何も説明してくれる人がいないので、いったいどういうスケジュールかわからないまま3日間が過ぎていったのですが(笑)それでもあまり文句いう人もおらず、しかもちゃんとオンスケジュールで物事が進んでいくのもおもしろい。
遅刻しかけたわたしですが、なんとかメガネ姿のままラクダに乗り込みラクダトレッキングがスタートしました。
高い視点のラクダトレッキング
ラクダは背が高いので、乗るときは衝撃も強くて要注意なのですが、乗ってしまえば視点が高くて見晴らしもよく、とても気持ちがよいです。一応座面にラグのような敷物が敷いてあり、つかまる棒のようなものがあって、そこをしっかり持っておけば落ちたりする心配はありません。
ラクダはそれぞれ部隊ごとに8匹くらいの隊列ができていて、ロープでそれらが縦列に繋がれた状態で歩きます。
ガイドのお兄さんがすごい
行きも帰りも砂漠の民、ベルベル人のガイドというかラクダ遣いの人たちが先導してくれるのですが、彼らは先頭のラクダを率いて歩くんですよね。砂だから歩きにくいだろうし、おそらくほぼ毎日こうしたツアーをやっているから、毎日の日課が往復1時間×2回。すごいな〜。
まあ昔から水くみ場まで歩いて1時間なんてところもある場所だろうから、当たり前なのかもしれませんが、そう考えると改めてすごいなあと感心します。
隊列の前後にガイドの人がつくんですが、後ろの若めのお兄さんがみんなのスマホやカメラを全部預かり、写真を撮ってくれたのですが、それがすごい。
ちゃんとアングルを考えて、丘の上までダダダーっと走ってパシャ、草を入れてバックにラクダが入るようにパシャっとかなり使い慣れている。わたしの一眼もおまかせしてよかった!
朝日を見ながら優雅に歩く(ラクダが)
朝日が昇り、刻々と光の様子が変わっていくのを見ながらトレッキングが続きます。歩くとかなり大変だと思うけど、ラクダに乗っていると下り坂以外は力を入れなくて住むから楽、のような気がしていたのですが・・・。
意外に体力必要。筋肉痛寸前
姿勢を正して内ももに力を入れて座っている必要があるので、実は結構体力も使います。1時間くらいが限界かもしれない。町に戻ってきてラクダを降りたらなんか足が変につっぱっていてヨレヨレになってました。それから1日くらい筋肉痛っぽいだるい痛みがあったような。
非日常のなかの非日常
モロッコという日本とは全く違うエキゾチックな国の、そのまた非日常であるサハラ砂漠への旅。当初の予定ではまったく違う場所で違う体験をしているはずだったのに、気がつけばこんな体験。もちろんすべての選択は自分自身がしているのだけれど、なにか自分の意思よりももっと大きなものに委ねてみた結果、予想外の素敵な体験ができたような気もしました。
到着!ラクダさんありがとう〜
2日間働いてくれたマイラクダさん(名前聞いたけど忘れてしまった)にお礼を言って、彼らはまた自分たちの家?に帰っていきました。
出発したところと同じ場所(ホテル)に着いて、コーヒーとミントティ、クレープのような小麦粉でできたムスンメンにはちみつをかけて簡単な朝食を食べました。(みんなが殺到して写真を撮れる雰囲気じゃなかった)
さて、これからまたあのバンに延々と乗ってマラケシュへと帰る旅が待っています・・・。