旅に出たいけど準備が大変!と思っている人、多い?
「旅行に行きたいと思っても荷造りのことを考えると気が重い」という人がときどきいるようです。あれもいるかな?これもいるかな?と考えてしまうから準備に手間取るのだろうと思うのですが、実は旅に必要なものってそんなに多くありません。ここでは海外への1週間くらいの旅を想定してご紹介しますが、国内旅行なら更に荷物は減らせるはず。
わたしは毎回一眼カメラやコンデジなど複数のカメラ、たまに三脚やノートPCなど持っていくこともあるので、荷物ミニマムというほどでもないですが、それ以外の持参物に関してはさすがに旅慣れするにしたがって、ほぼ迷いがなくなりました。どんな風に準備しているか?ご紹介しながら、あっという間に完成するパッキングのコツをお伝えします。
荷物のパッキングにはコツがあります!
わたしの最近のスタイルは(機内持ち込みも一応できる)小さめスーツケースに詰める+機内持ち込み用のバックパックにカメラやPCを入れるパターンがほとんどです。冬場、防寒の荷物がかさばる場合はもうひと回り大きいスーツケースを使いますが、1週間くらいの春〜秋対応であればほぼこれでばっちり入ります。
数年前からリモワを使っていますが、軽いのと、修理がほぼ保証期間10年無料で、実際一度修理に出したらとても丁寧に返ってきたので、一度使ってオジャンになる安物よりコスパがいいかなと思ってます。次買うならこの4輪タイプの紺色がいいなー。(今は2輪のメタリックゴールドみたいなタイプ)
パッキングのコツはいくつかありますが、大前提として「小分けにしてわかりやすく分別して入れる」ことが大事です。
コツ1 いきなり準備スタートしない!リストをつくろう
小分けにするためには何を持っていくか?をわかっている必要があります。実は旅に必要なのは、1泊だろうが2週間だろうが基本は同じ。
1. 洋服・下着
2. 洗面&化粧用品
3. カメラやスマホの充電ケーブル類
4. あったらうれしいちょっとしたモノたち
の4種類。それらの各細かいリストを一度つくっておくとはやく準備できます。あとは滞在日数や現地の気候などでリストを見直し、それらを集めて入れるだけ。カンタンでしょ?\(^o^)/
例えば2の洗面・化粧用品であれば、シャンプー・リンスはホテル利用だとついてるところも多いから省略も可能。わたしは海外だと基本現地にあるのをつかって、髪がゴワゴワになるかもしれないから、トリートメント剤だけ持っていくこともあるかな。当然ドライヤーは借りる。最近はゲストハウスなんかでもドライヤーついてること多いので問題なし。巻いたりする人はアイロンとかいるかもだけど、こだわらなければここは省略可能。
数日程度だとシャンプー・リンスのお試しパックみたいな小さな小分けのものを化粧ポーチに入れるだけというときも多いです。いちいち100均の小分けボトルに入れるなんてこともしない(笑)面倒だから。
タオルは持っていかずに手ぬぐいで代用(すぐ乾くから便利)。バスタオルは借りることもあるし、ホテルばかりのときは持っていかない。持っていくときはヨガマットにもなるクイックドライのバスタオルを持っていきます。ジムやシュノーケリングなどで使うスポーツ用の速乾タオルも薄くて乾きやすいのでそちらもおすすめ。
持っていくかどうかの基準は「軽くてかさばらないものか?」「絶対ないと困るか?」
意外とないと困るものってそんなにないのですよ。わたしは、化粧品とかも万能のジェルと極度乾燥する飛行機のためのマスクとフェイスパックは持っていきますが、他はいつもの道具をそのままポーチに詰めるだけで準備OK。1ヶ月を超える+予算ミニマムな旅行となると、「あ、爪切りあったらよかった」とか出てきますが、そうでない限り、だいたいのものは現地でも買えます。現地で買ってお土産代わりというのもわたしがよくやるパターン。
コツ2 荷物は分別してまとめる。仕分けケースを活用しよう
スーツケースにせよボストンバックやバックパックにせよ、全部バラバラに入れていたら大変不便。必ず仕分けできるケースは使います。わたしは無印良品のをメインにつかってます。軽くてオススメ。
パラグライダークロスたためる仕分けケース・中
シンプルなのもいいけど、リバティ柄のこれなんかも結構よさそう。
この中にTシャツやパンツなどをたたむか丸めて入れる。結構パツパツになるまでたくさん入ります!割れ物なんかが帰りに発生したときはその衣服の中にビニール袋で包んで入れ込んでしまうとクッションにもなるし割れる心配もほぼない。スーツケース型のバッグを使っている場合はこのオーガナイザーはマストと言ってもよいでしょう。
だいたいこのケースの中に、着替えなどの洋服は全て入れてしまいます。逆に言うとここに入らない量の洋服は入れていかない。夏だとTシャツやジャージー素材のワンピースなどかなりたくさん入れてもまだ余るくらいの収納量があります。これの中に洋服を入れて、小の2つで下着や靴下などを収納。旅行中は1つを洗濯必要なケースとし、もうひとつをこれから使うものに分けたりもします。
コツ3 軽さは命!重量とかさばるかどうか?で持参物を決めよう
洋服は、シワにならず、からばらないものが最高。南国に行くときは現地で購入することも考え、Tシャツ数枚と短パン、すぐ乾く系のロングパンツ、冷房対策のための薄手の羽織もののカーディガンかパーカー、真夏以外は念のためウルトラダウンのジャケットも入れることがあります。とにかくかさばらず、シワにもなりにくいものがセレクトのポイント。
そうそう、首周りへの巻物、コットンやシルクのスカーフ、冬ならマフラーなども2種類くらい持っていきます。シンプルなTシャツでもこうした巻物や帽子でだいぶ雰囲気変わるので。あとわたしは海好きなのと、下着代わりにもなるからというので、一応毎回ビキニの水着も持っていきます。ホテルのプールとか入るかもしれないし!と毎回思うけど、結局使わないことも多々なんですけどね。
洋服と下着・靴下などを入れたらあとは洗面・化粧用品を詰め、最後にカメラやPCのケーブルや充電器など大事なものを詰めていきます。
コツ4ージップロック最強説。レジ袋・ビニール袋はNG
ジップロック(商品名ですね)はいろんなタイプ・大きさがありますが、旅行時には特にファスナー式?のものが便利です。イージージッパーと呼ばれるタイプのもの。日本でも売ってるけど、アメリカに行ったときなどにスーパーでよく爆買いします。商品的には同じものなんだけど、パッケージがかわいいので、ついついかさばるけど買ってしまう。ついでに帰りのパッキングにも使えるし一石二鳥なのです。
ジップロックのものすごくデカイタイプというのもあって、それは日本ではあまり見たことがないのですが、海関係の場所に行くときは、これが重宝します。水着・ラッシュガード・サーフパンツなど濡れるものはここに入れていって、着替えたあとにそれに入れておいたり、時間がないときはそのまま密封して持ち帰ったり。
スニーカーを入れるのにもいいサイズで、靴をここに入れることもできます。このジャンボサイズだけでなく毎回予備のジップロックを数枚入れて、お土産ものをつつんだりするのによく利用します。かさばらないし、ちょっとした圧縮袋みたいにも使えるし、そこまで高価じゃないからガンガン使えて、最強です。
ちなみに何故レジ袋やショップのビニール袋がNGかというと、特にゲストハウス・ホステルなど相部屋に泊まったとき、夜荷造りするときにレジ袋のカサカサカサっていう音が結構響くんです!ビニール袋は意外と分厚くてかさばってしまうことも多いし、中身がなにかわからなくなることも多々あるので、おすすめしません。
わたしは使いませんがジップロックや仕分けケースの代わりに風呂敷を使う人もいますね。それも「仕分け」と「圧縮」ができるのでよい選択だとおもいます。
コツ5ーカメラ・スマホ用品はまとめてポーチに収納
わたしは写真を撮るのも趣味だし、取材で使うというのもあってカメラ1台では済まず、動画用のGoPro、さっと撮れる用のコンデジ、iPhone、旅先で仕事するときもあるのでMacBookなど、とにかくバッテリーを要するガジェットがたくさんあります。他のものはどうにでもなるけど、ひとつ部品が足りないだけでぎゃー!ということがこの分野にはあるので、この用意には注意を払って準備しています。
3ツ口タップ、USB充電器が便利
海外でホテルの部屋に泊まるときはまだいいけれど、それでも足りなくなることがある電源。タイで買ったCタイプの3つ口タップや、日本でよく売られている3つ口タップを持っていきます。最近はUSBで充電できるものも増えたので、ノートPCにいろんなUSB機器を差して充電することも。
今欲しいと思ってるのはこのタイプのUSB充電器。今は2ポートのものを使ってるけどわたしには絶対的に足りない。5台同時ならさすがに一気に充電できそう?カメラもスマホもMacも全部これで充電済ませてしまいたい!!(切実)
ケーブル類はまとめてシールで区別。
microUSBケーブル、Lightningケーブル、USB-Cケーブル・・・。ややこしいけど全部代替不可!なので、最近はケーブルにマスキングテープを貼って、パッとみてわかるように区別しています。なるべくケーブル類は一カ所にまとめてポーチに収納。
それにしても旅ではミニマムに・・・って思うのに、常に「このまま仕事どこでもできます」「むしろ装備がいつもより多い」状態になることが多く、電源問題から逃れられないのがちょっとジレンマ。でも、その分写真をたくさん撮って、動画も撮ってちゃんと編集して、見てくださる人にシェアしようっていう気持ちが今は強いので仕方がないのです・・。
予備バッテリーは手荷物に。
最近、カメラの予備バッテリーに使われるリチウム電池は、預け荷物に入れられなくなりました。わたしは動画を撮り始めてからあらゆるカメラのバッテリーを複数所持することが多くなったので、予備電池だけで複数の小さなジップロックを使ったりします。大事なのはラベリング。ちゃんと袋やコードにラベリングして自分だけでもすぐにわかるようにしておきたいところ。
いつも何か忘れる!煩雑!ここはもうすこし工夫したい。
しかし、これだけ用意しているのに、毎回「ああっアレ忘れてきた!」というのが毎回発生するのは何故だろう・・・。(さらに現地で「あれどこに入れたっけ?」)考えてみると、どうやらここだけリストが不完全なのかも。
ということでみなさまつくったパッキングリストはたまに見直して、最新のものにアップデートしましょうね〜。最近いろんなTravel Hackと呼ばれる旅のお役立ち動画なども見ているので、いい方法があったらこちらでシェア紹介したいと思います!
この写真の他に一眼カメラ本体+レンズ、MacBook、場合によっては外付けHDD、パソコンの電源コード、GoPro用スティック、スマホ用DJI Ozmo mobileスタビライザー、電源ソケットアダプター、ミニ三脚などが加わります。減らしたい・・・けど必要・・・。
ボストンバッグでもスーツケースでも基本はこれでOK。
わたしは国内2〜3日の場合で写真撮影を伴う取材がないときは、ボストンバッグ+小さめのバックパックで旅することもあります。その場合もスーツケース同様仕分けケースに洋服と下着を入れてカバンの中を管理していることが多いかな。わたしが使っているバッグなどもまた別途ご紹介できたらと思っておりますー。
日数によって下着の量と着回しで衣類の量をコントロールしよう
1週間以上の旅でも3日間でも、基本的にはさほど下着の量もかわりません。3日目くらいにシャワーとともに下着や靴下の洗濯も済ませ、寝ている間に乾燥させるということがほとんど。南国に行くときは靴下もジーンズも必要ないことがほとんどなので気楽。アメリカ本土やヨーロッパなど基本「靴」で動くときは、靴下の枚数を増やしていきます(靴下は乾きにくいので)。
お洋服はできるだけ上下や着回しを考えて、カラーも同系色や合う色あいも考慮してセレクトします。そうするとTシャツ3枚ボトム2枚とかでもわりと「毎日同じ」っていうイメージにはなりにくい。南国に行くときなどは、1枚でそれなりにサマになるサマードレスのような服(シャレじゃないですよ)も1枚は入れていきます。靴は歩きやすいスニーカータイプを履いていって、ギョサン(漁業サンダル)かクロックスを予備に入れておけば完璧!
航空券Eチケットや宿の予約情報は念のためプリントアウトして持参
これで旅の準備はバッチリ。あとは航空券や宿の情報をスマホに入れたり(DropboxにPDFで保存してます)、とはいえ電源落ちたらシャレにならないので、パスポートコピーとともに情報をプリントアウトした紙も持っていくようにしてます。旅先では写真もWi-Fiもよく使うので、気がついたら「電源ヤバい」ってことも結構あるのでそこは念入りに。
慣れると、これらの準備は出発5時間前くらいでもなんとかなったりします。決してオススメはしませんが。
あとは「これあったらいいよね」な小ワザなものたちを別途記事でご紹介しますねー。
さあそしてアナタもLet’s旅立ち!\(^o^)/
小技の利いたこんな持ち物もオススメです!
どこか外国に・・・でもどこへ?オススメの国を教えます!
荷づくりのコツも知りたいけど、どこか良さげな国や土地に行ってみたいけどどこがいいかな?なんて思ってる方がいたら、ワンダラーユウコのおすすめ記事も参考にしてみてくださいね。癒やし旅(マッサージとかのんびりとか)がいいなって人はそちらもぜひ。