1-Travel 旅 1.02.5 Thailand タイ 1.7-6 旅と仕事のバランス 2.2 Diary 日々のつれづれ

今の経験と過去の記憶が交差するとき

旅人ワンダラーユウコのつれづれ現地旅日記シリーズ(今日からシリーズにした)です。旅先でメモしているような感覚をそのままブログでシェアしてみます。

旅人人生も長くなりました。

人生は旅だけど、どこかに出かけるのもまた楽し。
なんだかんだで年を重ねるということは、経験も重ねていて、わたしはもう20年以上、「隙あらば旅に出る」という生活をしている。滞在先を変えてトイレシャワーつき、小さなバルコニーとパソコン作業するのによい居心地よい部屋に移動したので、今日は1日「休憩日」的なのんびりデイにすることに。

結局ほとんど移動せずタイ・カオラックに滞在中

旅先の滞在をどのエリアにするか?というのは結構大事なような気がしている。特にタイは昔からバックパッカーや旅行者向けのエリアというのがはっきりしていて、「そこにいけばなんでも揃う」という場所がある。賑やかなエリアが時代とともに少しずつ変わってくるということもある。なんというかだんだん「スレて」くるんですよね。

最初の3日間過ごしたカオラックのトンサイビーチエリアは、泊まったホステルの空間はよかったけれど、部屋があまりにもシンプルすぎる&エアコンがないのが思ったよりキツかったのと、安くおいしく食べられるレストランや屋台がちょっと少なく感じて、バイクで走ってて「ここならいいかも」と思った3kmくらい離れた隣のバンニャンビーチエリアへ移ってきました。

ゲストハウスの部屋で何度も通ったチェンマイを思い出す

チェンマイのITMというタイマッサージの学校に通っていたことがあり、そこには最低1週間、だいたいいつも10日くらい滞在していました。月曜朝から金曜午後まで授業を受けて、その他は自由という時間の使い方。ITMは世界中から学びにくる(チェンマイに長居しててちょろっと習ってみるみたいな感覚の人もわりといる)生徒がたくさんいるので、学校の場所が移ったときに、その「滞在者御用達」エリアも移動したらしいほど。

だいたいそのときも、冷蔵庫やシャワートイレが部屋にあって、小さな机もあるような個室に宿泊していた。(そういうタイプの宿をタイではゲストハウスと呼ぶことが多い。ドミトリーがあるとこはホステルと称していることが多い?いや、そうでもないか・・日本とはちょっと同じ言葉でも想像するものが別のような気もする)

今ステイしている部屋はそのときを思い出すような、静かでのんびりした空気が流れる場所で、なので1日今日はブログ書いたり、原稿仕事にとりかかってみたり、で、近くのビーチあたりに散歩しにいったりするのんびりした日にしようと思っています。

旅先の自由な時間は、日本人にとって
苦手かつ贅沢な時間の使い方かもしれない。

こういう時間を旅先で持つのって、日本社会の中にどっぷりつかって生きてる人には結構・・いやかなり贅沢なこと。しかしながらわたしはずっとこれを最低でも10年以上続けているので、今さらこれをやめるわけにはいかない。というよりも、こうした時間を人生の中で取り入れないと、息苦しくなって生きていけないくらいになってしまっているのだな、ということが今回の旅ですごくよくわかった。

そんなんでどうやって生きていけるの?(経済活動して食っていけるの?という意味)とよく聞かれるんですが、ちゃんといろんな取捨選択をして、本当に大事なものを大切に、そうでないものは断捨離して生きていれば、結構なんとかなるし、なんとかするべく、そのための努力はする。

簡単に楽して儲ける、みたいな話ではなくて、「自分にフィットしたありかた」を模索し、世の中にそれがなければ「自分でつくる」しかない。それは簡単なことでは実はなくて、だから「大変」ではあるけれど、自分で望んだ大変さと、自分が望まないあり方に適応させる努力というのは質が全然違っていて、できればわたしは前者でいたい。

ひとり旅の楽しみ=自分の意志だけで予定を決められるのが醍醐味

ひとりでノープランな旅をしていると、時間の使い方が圧倒的に自由で、「いつどこで」「何をして」「何を食べて」過ごすかがその場その場で「自分の中にある本心」に聞いて、一番フィットしそうな選択をする。毎日その繰り返しなんですね。わたしは結構いろいろ事前に計画らしきものもネット情報なども調べて、候補はたくさんつくっていく。でも、何を選ぶかどうかは、そのときになってから決める。

もちろんそういうやり方じゃなく、もっと合理的に計画する人もいるし、ひとりひとり合う旅のスタイルは違うけれど、旅が長くなればなるほど、この「今日したいことを今日決める」っていうのが大事になってくるし、そのことは実は、「自分の本心」というものに深くコミットする練習・訓練にもなっていると思うのです。

人はつい、「お昼だからランチ食べる」とか「ここに来たからにはあの場所には行っておかねば」とか、旅においても自分の常識や価値観から離れたことが難しかったりします。でも、旅はいつもの生活から離れたところにいて、「何をやっても自由」な時間なのだから、ホントに何やってもいい。

そう思って時間の使い方を100%選べる状況になると、意外とこれが難しいことにも気づく。だってふだん「本当は何が食べたいの?」とか「自分にとって居心地よい場所ってどこ?」とか考える暇もなく時間を過ごしている人がほとんどだから。

でも旅でこそ、それができるし、ここからはじめないと、人生のあれやこれやなんて決断する勇気なんてでやしない、と思うのです。

 

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