2- Lifestyle ライフスタイル 2.2 Diary 日々のつれづれ

二拠点から完全Uターンへ。人生は常に動き続ける。

とうとう12年暮らした神奈川海辺の拠点を離れました


2005年、ハワイ島留学から帰って来てすぐに暮らしはじめた三浦半島西海岸、葉山の奥にある秋谷という土地。

社会人としてわりと真っ当に生きていた時代から、ふらふら彷徨う時期を経て決断したセラピストとして独立する道。イルカに導かれるみたいにドルフィンスイムにハマり、そこから人生が動きはじめて、その流れでスタートしたセラピーの世界と、しずかに距離を置く時期かきたようです。

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海辺のサロンで実現したかったこと

 

関東ではなかなかない前が海岸、後ろが山、海方向に夕陽が沈む場所、秋谷ーあきや。海辺の素晴らしいこの場所で、日本で誰もやっていない深遠なボディセラピーの世界を表現したかった。

こころを変えるためのアプローチとして、からだから変えていくことは、何よりの近道である。

自分自身が難病指定される病の疑いとなり、その原因はストレスであり、原因を完治する方法は病院にはない、と知ったときから、そのことはわたしのライフワークとなりました。

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自分という実験台を通して、からだからこころを変える実感を深めていき、世の中の生きづらさを感じている、一見フツーの人たちに、もっと違う世界があることを、からだを変えることで、大きなトラウマが解消したり実際に痛みが消えたりすることを伝えたい。そう思って活動してきました。

素晴らしい自然の力


自分の中にある、自分で自分をケアする力ー自己治癒力を上げるには、からだの声を聴くという方法が強力です。わたしがやっているセラピーでは、どんな施術であれ、そこに大きくフォーカスして、自分で自分の本当の気持ちや、痛みの心理的原因を探っています。

そのときに何より重要なのは、自分がリラックスしていること。
偽りの自分ではなく、ゆるっと緩んだ本来の自分自身であることがまず前提になります。

そのためにわたしが取った方法が、その「まず緩む」のところを、自然にやってもらうこと。

逗子駅から秋谷海岸に至るまでのバスで30分という道のりの中では、途中から右手に海が見えてきます。広い海と空を見て、潮風を受け、波音を聴いて、いつもと違う気分になることで、セラピーを受ける準備運動をしてもらっていました。それほどまでに、ここの自然の力は素晴らしいものです。

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セラピーだけでは伝えきれないこと

わたしがやってきたボディセラピーは、他の人にはそうそう真似できない、高いレベルのボディケアとからだからのメッセージを直接受け取るリーディングテクニックと、更に1時間のカウンセリングセッションを含めたもので、今でもそのことに誇りもあるし大好きな仕事です。

けれど、そうしたひとりあたり2時間半とか3時間かけて、がっつり一人の人と向き合うセラピーの世界だけでは、なんというか世の中はなかなか変わらない、といつしか感じるようになっていました。もっと自分らしく生きるために、その人が今生で生きるということを、(人の期待や役割を演じるのではなく)自分自身がほんとうに願っている生き方を、もっとたくさんの人がやれるようになってもらいたい。その想いはますます強くなっていったのです。

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セラピーというある種特殊で限られた人しか体験できない濃密なことだけでは、アプローチできる層や人数に限りがある。だったら自分の好きな「旅」をテーマに、「自分らしく生きる」という世界が世の中にはあるということを伝えていきたい。少しずつそう思うようになりました。

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これから先の未来に向けて

おそらく3年位前から、「このままセラピーの仕事だけして一生を終えるのは違うな」ということを思い、DOORSという旅型ワークショップの団体で旅メンバーを集めて一緒に旅をしたり、全国のゲストハウスに泊まってそこで会ったオーナーさんたちにインタビュー取材してアウトプットするゲストハウスプレスという組織をつくったり、いろいろ試行錯誤をしてきました。

けれど去年まではあくまでボディセラピーサロンが本業で、それらは副業というか気分的には趣味な扱いでした。それを去年1年、高知に半年通って多拠点居住をしてみたり、いろんなことを考えながら、からだもこころも休めながら出した結論が、「ボディセラピーの仕事から一度離れる」ということでした。

サロンをやらないのなら、秋谷の地は、コスト的にももったいない。海辺の素晴らしい環境は、セラピーを受けたり、サロンをするには最高の場所だけれど、正直「ビジネス!」っていう気分にはなかなかならず、基本昼寝したり、夕陽見たりしていたいという欲求に負けてしまうところ(笑)。

だから、大好きな土地だけれども、離れることにしたのでした。

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手放すとやってくる。それは宇宙の法則


ということで、10年暮らした海辺の一軒家を、断捨離しまくり、人にいろんなものをあげまくってようやく1月末にすべての引越し手続きが完了しました。ここ半月くらいは自分の荷物を整理して、心地よい空間や動線をつくるのでいっぱいいっぱい。なかなかブログにまで手が回らずでしたが、ようやく数日前くらいから少しずつペースが掴めはじめました。

そして、いろんな執着や欲望を手放し、「何をやるかもわからないまま」実家がある大阪に戻ってくる過程で、少しずつ新しい展開が見え始めました。
まだ、今は不確定要素が強すぎて何が起こっているかまでは書けないけれど、自分が決断したことで、確実に新しい展開がやってきています。まさに手放すと、新しい何かがやってくるという宇宙の法則どおりだな、と実感する毎日です。

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大阪をベースにやっぱりノマドなライフスタイル


とはいえ、2月もまたこのあと仕事やなんやかやで2週間くらいあっちこっちに出歩くことが決定しているし、大阪の拠点も去年から半分はベースをつくっていたので、自分の中ではものすごい喪失感というのはなくて。

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本当にボディセラピーの仕事は自分の中で「やりきった!!」感があるのだなあとつくづく思います。でも、セラピーするのは好きなので、これからは仕事というか稼ぐ手段としてでなく、あくまで「やりたいから」「受けたい人がいるから」施術するっていうフェーズに入っただけだとも思っているので、月に1回くらい不定期サロン、みたいにできたらいいなとも思ってみたり。

そんなわけで、人生は常に動き続ける。それが当たり前だし、何よりも予測できない日々ほどスリル満点で楽しいことはない!

人生も後半戦に入ってそういうロックな気分でいられる自分がうれしいし、これからもそうありたいな、と思っています。

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旅先でiPhoneから記事更新をやってみた
怒涛の日々

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