ヌワラ・エリヤはイギリス植民地時代の雰囲気が残る避暑地
紅茶好きなら知らない人はたぶんいない銘柄「ヌワラ・エリヤ」。
ダージリンは、インドのヒマラヤ山脈の麓にあるけれど、それ以外によく知られている紅茶の銘柄は、スリランカ(セイロン)の中央部高地の地名であることが結構多い。ウバ、ヌワラ・エリヤ、ディンブラといった銘柄がこの高地(ハイグロウンティーというらしい)で作られています。
ヌワラ・エリヤ(シンハラ語: නුවරඑළිය [nuːrɛliːjə]、タミル語: நுவரேலியா、英語: Nuwara Eliya)は、スリランカの中部州ヌワラ・エリヤ県の都市である。スリランカ中央高地の南側、標高1,868 mの地域に位置しており、美しい風景と涼しい気候、そしてその気候を生かした紅茶(セイロンティー)の生産で知られている。ヌワラ・エリヤはリトル・イングランドと呼ばれ、入植者達はこの地で狐や鹿、象のハンティング、それにポロやゴルフ、クリケットを楽しんだ。
ヌワラ・エリヤにはクイーン・コテージやゼネラル・ハウス、グランド・ホテル、ヒル・クラブ、それに郵便局といった植民地時代の建築物が多く残されており、新たに建設されたホテルの多くも植民地風のスタイルになっている。またイギリス風の芝生や庭園を維持している個人住宅も多い。(Wikipediaより)
私たちが泊まったジェットウィング・セント・アンドリュースも古い伝統があるホテルで、中にビリヤードが出来る空間があったり、庭園を整えていたりして、良くも悪くも「ああ、イギリス植民地だったんだなー」というのが非常によくわかります。スリランカ初のゴルフ場というのもこの町にあります。
町なかでひと際目立っていた郵便局
郵便局の中に入ってみました
かなり目立つ場所にある郵便局。せっかくだから絵葉書を買って書いて送ろうということで、中に入ってみました。
ちゃんと売店もあってそこでハガキを買うことができます。
たまに私は、絵葉書を買って、その場で友人や家族だけでなく自分宛にハガキを書いておくることもあります。帰国後、その葉書を読むと、自分で書いてるからわかってるはずなのに、突然のサプライズプレゼントが来るみたいで不思議にうれしい気持ちになります。
写真のポストは1929年と書いてありますね。もう90歳くらいだからだいぶご高齢ですね。
日本の古いポストと似てる気もしますが、確か日本の郵便制度ももともとはイギリスの制度を真似て作っているはずなので、そんなところが共通点にあるのかもしれません。
ホテルから外に一歩出ると、人びとの暮らしが見えてきます
この売店の上の大きな看板にあるAnchorは、牛乳や粉ミルクのスリランカブランド。(公式サイトもあったよ)オレンジ色のDialogは、わたしがSIMカードを買ったモバイル関連のブランド。日本でも昔こうした小さな売店には必ず「コカ・コーラ」の赤いロゴが書かれてありましたけど、きっとそういうマーケティング手法があるのでしょうね。
雰囲気ある古い建物の中はスーパーマーケット
スーパーマーケットでお土産モノを買うのが定番。

並べると圧巻!なスリランカ土産(ほぼ自分のばかりw)
もともとわたしはインドカレーなどスパイスを多用したカレーをつくったり食べたりするのが大好きで、紅茶も好きなので、食材中心にかなり今回は買い込みました。スーパーマーケットで買うとよいのは、こうした日用品たち。各国(日本だと地方ごとにも)売られているものが全然違うので、そうした違いを楽しみつつ、料金交渉などなしでサクッと買い物できるのがありがたい。
今回は、このヌワラ・エリヤと、最後に行ったコロンボでスーパーに行っていろいろ買い物しました。
町のバスターミナル
このあたりのバスはたぶん中距離間の移動を担うバスで、長距離バスはエアコンが効いているものもあるはずですが、公共交通機関があまりなく、バスはこういう感じなので、日本でいうところの「高速バス」で移動、みたいなイメージとは違います。そもそも高速道路もほぼないに等しいし。(ゴールーコロンボ間で最近ようやくできた)
けれど、そのまちに暮らす普通の人たちがどんなふうに生活してるのか?を知ることが出来る場所でもあるので、ぶらぶら散歩しているときには楽しめるところでもあります。電光掲示板の看板は派手だな、とか。
各国で看板を見比べると楽しい。
世界各国の交通標識を見るのが密かに好きです。
昔は、喜んでいっぱい看板写真撮ってたんですが(フィルム時代!)今でもこの看板を見るとつい撮りたくなってしまいます。人が渡るそのシルエットが国によって結構違うんですよね。
人のかたちもお国柄が出ていて、今までで一番下手くそというか味があると思ったのはカンボジアで見たヤツでした。
番外編・タイの横断歩道交通標識
ちょうど同じ水色柄のはすぐに発見できなかったのですが、こちらはタイ・チェンマイで撮影していた横断歩道看板。
人の渡り加減とか、ちょっとずつ違うのが面白いんですよねー。ん?おもしろくないという人もいますかね?わたしの中では初めての国に行くとつい撮ってしまう被写体であります。