ハビタス・トゥルムというネイチャーホテルに行ってみた
雨はほとんど止んでいたものの、トゥルム遺跡を出てもまだかなりの曇天が続いていた。実はこの日、たまたまFacebookで見つけたオシャレなビーチ沿いの高級ホテルで、南米の有名なDJがやって来るクラブイベントがあるらしく、どんな様子か見に行ってみたいと思って申し込みもしていたのだった。
そのホテルはHABITAS TULUM(ハビタストゥルム)というホテルで、いくつか同じブランド名でメキシコ内でホテル展開しているようだった。サイトを見る限り、超高級グランピング!という感じで、見た目は広いバンガロー風なんだけど、中は超絶オシャレで、しかもそのうちの数棟は完全オーシャンフロント。これは確かに憧れるわ〜という写真が掲載されていたのだった。通常一泊50,000円くらいするみたいだけど、ひとりだとオーバースペックにも程があるけど、例えば2人で割ってオーシャンフロントの絶景体験なら場合によっちゃあアリかなとかいろいろ考える。
HABITAS TULUM
で、そのホテルは地図で見ると遺跡のすぐとなりくらいにあるように見えたのだけれど、実際は、遺跡自体もかなり大きく、ホテルのエントランスまでは2km近くあるようにも思われた。遺跡の出口から「タクシーとか通らないかしら」など思いながらとぼとぼと歩くこと10分くらいだっただろうか、途中でウォンバット?を見つけてきゃーきゃー騒いだりしながらも、なかなか辿り着かない単調な道にやや飽きてきた頃にタクシーを捕まえることができて、エントランスへ。
思った以上に小さな入口に「え、ここ?」という感じだったけれど、車を降りて中に入ってびっくり、レセプションのテントみたいなのがまず超絶オシャレ。なんというかワイルドさとハイテクさがいい感じでまじってるというか、こういう感覚って日本にはまだ全然入ってないよな〜(いいなー)と思いながら、今日のイベントについて聞いてみる。
レセプションのイケメン男性はとても感じがよかったけれど、若干何言ってる?という顔をしながら、「そのイベントはこのお天気なので中止になりました」と教えてくれた。でもせっかくだから中に入って見学だけでもしてみたい!
聞いてみると、そのイケメンが中のレストランカフェまで案内してくれるという。レセプションはほんの入口で、そこからバンガローのような宿泊棟やレストランまではジャングルのような森を歩いて進んでいくようだった。
海に一番近い奥のほうまで歩いていくと、そこに大きな2階建ての建物があった。ガラス張りになっていて吹き抜けも大きい新しい建物だ。海を眺めながらオーダーできるバースペースとコーヒーやお茶、デザートや軽食も頼めるカフェ・レストランにもなっているようだった。メニューの価格帯がわからないのでややビビりつつつも、コーヒーならそんなに高いっていっても破産しないだろう(大げさ)と思い、カフェで少し休んでいくことにした。
高い天井と外に見える海やハンモックの様子がなんとも良い感じ。これが青空とエメラルドグリーンの海ならどれだけ・・・・と思うも、もう笑えるくらいの悪天候が続いてるもんだから、笑うしかない。
インスタ映えを狙ったわけじゃあないけれど、ベリーのスムージーなど注文して(8〜10US$くらいだったかな。ま、場所代ですね)空間を楽しむ。
海際にあるバンガローや波打ち際のインフィニティプールも見える。ハンモックやデッキチェアもなんだかセンスがよい。ふとプールに目をやるとまさにインスタカップル!みたなセレブ風なカップルが利用していた。絵になるな〜。
でも、今日みたいな風も強くて雨も降りまくりの日にこんなアウトドアな宿に泊まったら、風や雨の音とか、夜もだいぶ厳しいだろうなーなんて思った。でもそれもまたネイチャーリゾートのひとつの価値なのかもしれないけれど。
こういうアウトドアとゴージャスのセンスよい掛け合わせって、日本には全然なくて、日本のなんちゃってグランピングとは一線を画したこの感じは、すごくいいなあと思う。世界で一番インスタ映えするホテルなんて言われたりすることもあるらしく、宿も人気のようだった。
森のなかのバンガロー部屋を利用したブースではヨガやメディテーションのクラスみたいなのもやっていた。照明やテント、カーペットの使い方などいろんなところに気が配られていて、さすが!の一言。次来ることがあれば、もうちょっと公式Instagramの写真に近い感じの空を見てみたいものだけれど・・・・。
HABITAS Tulum Instagram
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