日本の里山の魅力は、海外から戻るとよくわかる
ここ最近海外の旅をちょこちょこしてるせいか、合間に行く日本のことがちょっと違う風に見えてきました。
都会と呼ばれる地域での違いもいろいろ感じることがあるけれどー例えば日本はやっぱり全体的に若さがなく高齢化が進んだ国だ、とかーいわゆるカントリーサイド、田舎と呼ばれる里山地域にこそ、日本の素晴らしさ、奥深さがあるなあと感じます。
奈良県東吉野村
奈良というと、東大寺があってシカがいる奈良公園周辺のイメージしかない人も多いと思いますが、実は奈良は縦長の県、奈良市はそのかなり北寄りにあって、南部は延々と山、山、山。紀伊半島の奥地へと繋がっています。
そんな奈良県の真ん中あたり?にあるのが、東吉野村。
わたしも少し前までは全く行ったことのない、通り過ぎてしまうエリアでしたが、2015年頃、オフィスキャンプ東吉野:OFFICE CAMP HIGASHIYOSHINO というコワーキング施設ができ、管理人の坂本さんとたまたまイベントで知り合い、去年2017年夏に初めて訪問したのでした。
なぜ行くことになったかはこちらの記事を参照。
大阪から車でサクッとくれば1時間半なのですが、なんと空気と時間の流れが違うことか。そしてオフィスキャンプができたことで、まわりにクリエイターを中心とした素敵なコミュニティができ、移住者も増えてきたエリアです。
そんな場所の近くにあるのが、やっぱり大阪から移住してきた方がやられているパン屋さん、自然酵房 麦笑(ムギワラ)。
売り切れ次第終了ということで、ドキドキしながら行きましたが、ちょこちょこおかずパンも残っていて、広いイートインスペースでゆったり食べることができました。
まわりの集落はだいぶさびれてるんですが、このパン屋さんはひっきりなしにお客さんが来ていました。バイクツーリングの人や登山の方が立ち寄る人気店みたい。
こういうお店って、すごく大事ですよね〜。
奈良県川上村
東吉野の地図上でいうとすこし西側にあたる川上村。オフィスキャンプと麦笑でゆっくりしちゃったので、訪問したのは夕方ちらっと立ち寄ったのみですが、どうしても行きたかった店があり、無理やり訪問。
それが柿の葉寿司のお店「大滝茶屋」。
今やどこでも売られてる柿の葉寿司ですが、ここがつくりはじめたのが最初らしい。昔ながらの塩〆のやさしいお味で、秋には紅葉の赤やピンクの葉で包むのがすばらしく美しい。
d design travel奈良号の打ち上げイベントのときに出してくださったもので、そのとき食べてたいそう感動したので、いつか行きたいと思っていたのでした。
梅が咲く川沿いの道を急いで走ること20分、閉店間際でもうぎりぎりという時間に、柿の葉寿司、ゲットできました!
なんと昨日から冬季休業がおわっての開店だったようで、d design travelやオフィスキャンプの話をちらっとすると、「開店祝い(?)におもちをついたからと」言って、東京から来た友人とわたしにも名産の栃餅(とちもち)や、よもぎやえびの刷り込まれた丸餅を帰りにもたせてくださいました。おばちゃんのその優しさが泣ける〜。