都内の小さなゲストハウスは貴重!
前の記事(CITAN と LYURO、今年オープンした東京のオシャレホステル&ダイニングに行ってみた)でも書いたように、最近の東京のゲストハウスは大型化が進む傾向があります。
美しく、清潔でピカピカですごくイイ!んですけど、その一方、一気に100人位泊まれたりすると、交流もへったくれもなく、またドミトリー部屋もものすごーく静かでお話したりする雰囲気じゃなかったりして、ゲストハウスならではの偶然の出会いを楽しむという要素が減ってるのは少し寂しくもありました。
そんなとき、都内のスケジュールに多少余裕がある1日があり、そんな時に思い出したのがここ、東京ひかりゲストハウス。
2年越しでようやく!の滞在
以前から評判いいのは知っていましたし、お友達も宿泊してすごくよかったですよーってオススメしてくれていて、ずっと泊まってみたかったけど、そういう宿はちゃんと夕方、時間あるときにチェックインして、すこしラウンジなどでのんびりしたりとかもしたい。
けど、トーキョーライフはなかなか忙しく、都内滞在のときは夜に予定ガッツリ入っていたりして、2年越しでようやく宿泊するチャンスが巡ってきました!
家族経営、古民家セルフリノベ!
東京ひかりゲストハウスは、都営地下鉄・蔵前駅から徒歩2分位のところに、築70年位?という木造の二階建ての一軒家を改修し、2014年にオープンした兼岩さん夫妻+お子様の家族経営のゲストハウス。
明るいうちからチェックインして、夫妻ともお話したり、館内を案内してもらって撮影させていただいたり。
以前は中学の美術教師だったという由美子さんと兼岩家のセンスとワザが光ります。タイル使いがかわいい。
ラウンジでの会話がおもしろい展開に
夜は予定があったので出かけて、また宿に戻ってきたのは22時過ぎだったかな?
ラウンジは賑やかだったので、わたしはひとりメール返信などお仕事を黙々とやっておりました。
ひとしきり賑やかな時間がおわり、そろそろお開き?みたいな時間になってようやくそこにいた宿泊者の方とあーだこーだとお話しタイムになったとき、どういう流れだったか、今日飛び込みでチェックインしてきた女性が、「わたしがセラピストの仕事もしている」という話をチラ聴きしたら、急に話に乗ってきて「質問があります!」と言い出しました。
肩こりなんです的な話題かしら、と軽〜い気持ちで「なになに?」と返事をすると、実は今日急遽チェックインしたのには理由があって…と、わりとリアルでガチな悩み相談ごとに。
基本、ボディセラピーにしても精神的な悩みごとにしても、セッション以外でアドバイスなどすることはないのですが、まあタイムリーもタイムリーだったし、話の流れ上、これは悪い流れを断ち切らないとこの人にとって不幸かも?と思い、”悪いパターンの出来事はなぜ起こるか?”とか、”自分が人の事件に何故巻き込まれるのか?”というような、ものごとの考え方のコツや指針をお話ししてみました。
結構深刻に考え込んでいた風のその彼女、わたしが話した全てが新鮮な視点だったようで、結局その日はラウンジ消灯時間までボソボソと話したあとは、お互い笑っておやすみなさい!と挨拶を交わし、その後も悩んで寝られないということもなく、ぐっすり寝られたようでした。ホッよかった!
彼女がたまたまこの宿を見つけてチェックインしてこなかったら?
シャワー浴びたあと、気持ちが塞いでラウンジで話をしようと思わなかったら?
わたしの話を小耳に挟んで、相談してみよう!と思わなかったら?
いろんな偶然でものごとは起こり、それがいつか「あのときあれがなかったら」という印象深いことに変わる。
ゲストハウスではそういう予期せぬ偶然が起こりやすくて、それがわたしにとってゲストハウスをいろんな人に勧める理由のひとつで、ゲストハウスの楽しさの醍醐味なのだと思います。
そういえば、鎌倉亀時間でも?
「なんだか不思議な展開だったなー。ゲストハウスってホントこういう謎の展開があるのがおもしろいなあ」としみじみしていると、そういえば先月行った鎌倉のゲストハウス亀時間でも、似たようなことがあったことを思い出しました。
そのときも、子連れの男性が明るい感じで、「ちょっと相談があって!」みたいにわたしを含む数人に声をかけてきたのに、その相談内容を聞いてみるとめっちゃガチやん!っていう一世一代の瞬間についての質問だったりして。その時にわたしが返した言葉が結構その人にズドン!と来たようで、その時にその場に居た亀時間のオーナーマサさんに、後で、「さすが10年キャリアのセラピストだと思いました」とか言われたり(笑)だとか。
人との出会いは一期一会。けれど、その一瞬の出会いにも意味があって、見えないところで宇宙が仕組んでる?と思うと、人生って本当におもしろい。
朝は生ピアノを聞きながら旅談義。
朝もゆっくり時間があったので、チェックアウト時間過ぎても、荷物だけ廊下に置いてラウンジで昼頃まで滞在させていただきました。
東京都内なのに、人の家みたいでものすごく落ち着きます。ラウンジスペースとベッド数のバランスもちょうどいい感じなのかな。
ピアノが置いてあって、そこでおもむろにジブリとかのピアノ曲をスラスラ弾き出した旅人女子。パソコン作業のBGMが生ピアノとは贅沢過ぎる。その後、どこの国がいいか?どこの旅先がおもしろいか?をGoogleMAPみながら話すというゲストハウスあるある会話でも盛り上がりました。
オーナーの兼岩さんはわたしのことをGuesthouse Pressやってる人と最初から認識してくださっていて、恥ずかしいやらなにやら。そして人生初!の「サイン書いてください」を体験しました・・・。わたしがコラムを書かせていただいた『まちのゲストハウス考』の表紙に名前を恐る恐る書いてきたですよ。
右からオーナーの兼岩勲さんと由美子さん。センス抜群の手作り感が心地よい、評判通りのゲストハウスでした☆ 東京の定宿にしてもいいかもなあって思うぐらい居心地よかった!
蔵前周辺がますます楽しくなっている!
隅田川沿いのこのあたり、来るたびにレストランやイイカンジのお店も増えてる気がします。
カキモリ
カスタムできるノートや文具店というので話題になってたのは知っていたけど、平日昼間なのに海外からのゲストも多く、店内がかなり混雑していたのがびっくり!!万年筆のインクをオリジナルで作れたりする別ショップもあったりして、すごいな〜とびっくりしました。あまり時間がなかったのでゆっくり見られなかったのが残念。
カキモリ Kakimori |
〒111-0051 東京都台東区蔵前4丁目20−12 |
http://www.kakimori.com/ |
イリヤプラスカフェカスタム倉庫
こちらは蔵前よりも浅草寄りではありますが、歩ける範囲のところにあるカッコいいカフェ。
イリヤプラスカフェカスタム倉庫 |
〒111-0042 東京都台東区寿4丁目7 寿4丁目7−11 |
http://www.imadoworks.com/iriyaplus/custom.html |
おなじみNui.も近くにあるので、夜ダイニングはそっちに行って、こちらに帰ってきてほっこり(^^)という選択肢もかなりよさそう。
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公式Webサイト&MAP
東京ひかりゲストハウスWebサイト(画像をクリックしてもリンク飛びます)