ヌワラエリヤ・グランドホテルは別世界
スリランカには、高級リゾートと呼ばれる現代風ホテルも多いですが、ここ、グランドホテルは、スリランカのリゾートとしての歴史をずっと築いてきたクラシックホテル。宿泊したのは別のホテル(ジェットウィング セントアンドリューズ)で、ここも英国風クラシックホテル)でしたが、見応えがあると聞いて見学にやってきました。
庭園を維持するためにかなり念入りにガーデナーの人が水やりをしていました。石造りの外観が印象的です。グランドホテルのオープンは1891年。もとは英国植民地・スリランカ総督エドワード・バーンズ卿の別荘だったのだそう。
スリランカの他の地域でこんな風にお庭に花が咲き乱れるなんてところはなかったので、気候と庭園づくりに手をかけられる余裕がないとこうしたのは維持できないのだろうなあと思いました。アーユルヴェーダのホテルでも相当庭園には力を入れているようでガーデナーはたくさんいましたが、育てられる植物がやはり熱帯のものだけなので、雰囲気は全然違います。
T というブランドのオフィシャルティーショップがあり、ハイティーをいただくことができます。ゆっくりここでお茶をというプランもあったのですが、なんとなくそのまま紅茶は飲まずに帰ってきました。
クラシック様式で重厚感のある廊下。見学だけでも快く見せていただけました。
芝生の管理も大変なのでしょうねえ〜・・・。ところでこの国旗の中に日本はありませんね。日本人やっぱり少ないんだろうなあ〜・・・。ちなみにスリランカにも中国人はかなり増えているようです。コロンボあたりではわりと多くのチャイニーズ系の旅行者を見ました。
ヌワラエリヤは郊外のお茶畑と街なか散歩が楽しい
キャンディからヌワラ・エリヤまでの山道は、車酔いしやすい人には厳しいかなりの急坂が続くので、苦手な人は酔い止めなどで対策しておいたほうがいいかもしれませんが、わたしたちは全くそんな気配もなく、車窓の風景を楽しみながら移動できました。ティーファクトリーはいくつかあるので紅茶好きなら、いろんな場所を見学するのも楽しそうですが、それぞれ相当離れた場所にあるので、車を手配して、ある程度時間を取っていくのがよいかと思いました。
意外とおもしろかったのが町なかのお散歩。
かなり小さな市街地で、宿も中心部から離れていなかったので、のんびり商店を冷やかしながら歩くのがとても楽しかったです。スリランカ周遊旅は、車を手配して、いろんな場所をガーッと動き回る旅でしたが、この日と最終日に行ったゴールの旧市街は、ゆったりお散歩して町の雰囲気を感じ取ることができました。そうした時間を敢えてつくって、旅のスケジューリングに緩急をつけたり、優雅なハイティータイムと雑然とした市場のそぞろ歩きといった、いろんな環境にあるいろんな場所を選り好みしないで見にいってみるというのも、自分の視点や視野が拡がるひとつのキッカケになるのではないでしょうか。