1-Travel 旅 1.04.1 Bigisland ハワイ島

ワイピオ渓谷の谷の底まで四駆で下りて、馬に乗ってトレッキング。

2017年9月ハワイ島1週間の旅。まとめて読みたいときは #2017ハワイ島  からどうぞ!

ワイピオ渓谷はハワイ島随一のパワースポット

ワイピオとは、ハワイ語で「曲がりくねる水」という意味。川や長〜い滝もある断崖絶壁の谷ですが、実は今も50人程度タロイモ農家や漁師などが住んでおられるそう。昔はここに王族が住んでいたという神聖な土地です。

谷底から見える山から落ちる滝

展望台から見た景色。下の緑色の部分にタロイモ畑などがある

 

ワイピオ渓谷は展望台から見学する人がほとんど

渓谷は上から見るだけでももちろん絶景。
この日はめちゃめちゃすごい青空で、今まで私が来た中でも(たぶん10回近くは行ってる)最高ランクのビューでした。

でも、ここの素晴らしさは、上から見るだけじゃあ全然足りないんです。谷底に下りてタロイモ畑や滝を見たりできると更に渓谷の雰囲気や、ネイティブのハワイアンの生活がわかるし、なんか不思議なパワーというか神秘的な力も感じるんですよね。

ただし谷底に下りる道はレンタカー禁止、というより普通の人には下りられない急坂。
そこで四駆を運転できる人についていくか、歩いて下りるか(上りがキツすぎる)という選択肢があるけれど、もうひとつ乗馬という選択肢もここにはあって。

  

乗馬ツアーに申し込みました

ワイピオ渓谷のツアーは、四駆のみで往復するのと、四駆で下りて馬車に乗って周るのと、四駆で下りて乗馬をするという3つのパターンのツアー会社があります。一番リーズナブルなのは四駆のみ、その次に馬車。乗馬は一番敷居が高いツアーなのだけれど、いろいろ調べてみ数社あるなかで、Webサイトが丁寧でネットでの評判がよかったツアー会社にお願いすることにしました。

WAIPI’O ON HORSEBACK

案内してくれたお姉さんは、めっちゃカッコよかった!聞くとこの馬がいる場所で育ったのだそう。今の家もこの場所っぽくて、途中案内前に、娘さんらしき子どもに話しかけてたりしてました。

馬小屋から呼ばれた今回お供をしてくれる馬さんたち

渓谷の底まで四駆で激坂を降りていく!

ツアーはまず、ワイピオ渓谷より手前にある受付場所にてチェックイン。来たクルマはそこに停めて、誓約書書いたりしたのち、全員会社の四駆に乗り換えていざ出発です。

途中で「ここから四駆のみ」というサインあり。マジで激坂!

すれ違いも困難

ハワイ島ローカルの家族とわたしたちが午前ツアーのメンバーでした。揺れる!

ずんずん下っていきます。
少し高度が下がると見える景色もまた変わっていきます。少しずつ渓谷の下の様子がみえてきました。

だいぶ下りてきた。

川の先に海が続いてます。川の水を利用してタロイモ(里芋みたいな古代ハワイの主食:ポイをつくる原料になるイモ)を栽培しています。

小さな川。妖精とか出てきそうな!

四駆で川も渡ります!ワイルド!!

道は途中で切れていて、川はそのまま四駆で横断します。ハワイ島にはこういう「わざと舗装してないよ」的なところが結構あって、かなり知られた観光地でも四駆じゃないと無理!な場所が残っています。(グリーンサンドビーチとか)

折れたヤシの木は、台風のせいだろうか?それとも昔二度あったという大津波のせい?

集落の中は、なんだかここが今どこなのか?不思議に時間の感覚もわからなくなるような空気感です。ちゃんと電線もあるし建物も古いってわけでもないのに。隔絶された世界だからかな?

乗馬タイム!

そしてお楽しみの乗馬タイム!
初めての人にも乗り方などから教えてくれます。

でも日本みたいに手取り足取り、グラウンド一周で終わりってことはなく、馬と人間の相性をみながら「はい、あなたはこの子」っていう風にマッチングしていきます。何を見てるんだろ?って思うんだけど、毎回全員「なるほどなー」って思うくらいピッタリマッチングするんだよねえ。不思議。

はいはい、お仕事ですね、と馬が出てくる

馬具がつけられスタンバイOK。ちょっと小さめ?みんなおとなしくて賢い。

少し練習したあとそのまま乗馬トレッキングへ

最初、この広場でSTOP、GO、方向チェンジなどの命令を覚えて自由に動き回ります。この段階で自由な馬は、むしゃむしゃ草を食べはじめたりして。なかなか手綱をさばくのも大変です。かわいいからつい甘くなっちゃうんだよね・・・。

白馬をあてがわれて喜ぶDOORSひろかっち

練習もそこそこに、トレッキングスタートです。渓谷の中を馬に乗って進んでいきます。

絶景過ぎる。

この日は天気が最高によかったので、よけいそう感じるのかもしれないけれど、ここどこ?っていう位に現実感がないような風景のなかにいる気分でした。あまり写真ではその雰囲気が伝わらないのが残念だけれども。

タロイモ畑の経営は、80歳を過ぎたおじいさんがやっているそうで、「えらいお金儲けてるねんで」的なことを(もちろん英語で)ガイドしてくれたもう一人の男性がさかんに言っていました(笑)

水が豊富だからこそよく育つタロイモ

だんだん慣れてきて余裕で乗りこなすわたしたちチーム

馬たちも毎日午前・午後とトレッキングしてるので、まあ手慣れた?もの。気ままに草食べたり、道から外れようとしたり自由に動きつつも、基本とても従順に仕事をしてました。

記念撮影!

わたしはiPhoneは落としそうで怖かったので、むしろ肩掛けのほうがということで、大きな一眼カメラを持って参加。カバンなどの荷物は持っていてはいけないので、ほぼ手ぶらで馬に乗ります。それもちょっとドキドキ。ガイドをしてくれたかっこいいおねえさんに、景色のよい場所で記念撮影をしてもらいました。

2時間弱ぐらいかな、最後のほうは結構足が疲れてきました。馬の胴体を挟んで乗っているから内ももに知らず知らずのうちに負担がかかっているようです。さすが「ジョーバ」(電動のエクササイズ器)はそういう運動だったんだ!と改めて認識。

乗馬のサービスも、いくかの団体がやっています。それとは別にもっと気軽な馬車のパターンもあり。ヘルメットをかぶっているところとか、いろいろ差がありましたね。馬車は一番リーズナブルだし、馬に乗るのがこわいなーっていう人は手軽でおすすめだけど、わりと子どもでも馬乗ってる子いたので、可能ならそちらをおすすめします。

野生の馬!?

馬に乗り終わり、また四駆に乗り換えて今度は激坂を上がって戻っていきます。

その途中、小さめの馬とすれ違いました。なんとこの馬たち野生!なのだそう。馬に野生ってあるんだ!?とみんなびっくり。

  

謎のホルスタイン(乳牛)みたいな馬もいましたよ!

あとで、ハワイ島在住の世界的ヒーラー・ウィリアム・レーネンさんの本(ハワイ島ガイド/ 未来をひらき、願いをかなえるパワースポットinハワイ島:おすすめ!)を読んだら、「野生の馬はとても繊細なのでなかなか会えない。遭遇したらラッキーでハッピーな存在」みたいなことが書いてありました。やったー!

受付オフィスもいい感じ。

受付したオフィスに戻ってきてしばし休憩。

猫ちゃんがだらーんと寝ていたり、フルーツやナッツ食べたりできて、そのピースフルな時間の流れが最高によかったです。

敷地内で採れたナッツやフルーツ食べ放題

これは、なかなか普通は見られない「生のマカデミアナッツ」。専用のナッツ割り器で割って食べます。

バリっと割って中の実をそのままパクリ。おいしいです!

ハワイ島ならわりと庭先にどこでもあるバナナ。当然オーガニック。
熟れるまで待って食べるから、口の中の変な味というか感触が全然なくて甘くておいしい。

草原の避暑地みたいな場所でみんなも大喜び。まだ午前中だけとは思えない、濃密な時間を過ごしました。

ホノカアの小さなドライブインTEX Drive inで絶品マラサダを食べる
カメハメハ大王像がある小さなまちハヴィでのんびり時間

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