1.02.5 Thailand タイ 1.8 Therapy Travel 2.2-3 Moanablue +Herbal

タイ伝統医療を体感する旅03ーCCAタイマッサージスクールでハーブボールを学ぶ②

CCAタイマッサージスクールでハーブボールを学ぶ①から続きます

午後の授業ーハーブボール制作

午後の授業は、午前中途中までつくったハーブボールを完成させて、蒸すところからスタート。

このハーブボールづくりが意外と難しい!

先生の言う通りにキュッとまとめて縛って、余った布をまとめてくるくると巻いていくのだけれど、すぐに縛った紐がゆるくなったり、きれいに収めたはずの布が出てきてしまったり。結構熟練の技というか慣れが必要だなと思いました。

なんでもやってみないとわからないことってたくさんあります。

ハーブを布に入れて布で包んで縛る
必死の形相でハーブボールをつくっているわたし
なんとか出来上がったハーブボール。生ハーブはすでにウコンから黄色い汁が滲んでます。効きそう!

ハーブボール施術レッスンスタート

いよいよハーブボールを使った施術の実技に入ります!と、その前にハーブボールを温める準備から。

ハーブボールは複数使う

ハーブボールを施術で使うときは、必ず2個以上使います。というのも、最初はアッツアツになっているハーブボールですが、結構すぐに冷めてくるから。冷めてきたらまた新しいハーブボールと交換して、ほかほか状態をキープしながら全身をくまなく温めていくのです。

タイでは大きな蒸し器が売られてるので、授業でもそれを使います。電子レンジでも温められるのですが(4〜5分くらい)それだと冷めるのも早いらしい。なので、プロはだいたい日本でも蒸し器を使ってますね。

タイはチャイニーズ系も多いのでこういう蒸し器もよく売られてます
どーん!4つ入れられます。欲しいけどタイの家電は220vなので使えないのであった

先生のデモンストレーション

初日はマンツーマン授業だったので、わかりやすく手順を確認するため、赤ちゃんのお人形をつかって先生がデモをしてくれました。

まずは仰向け。頭からスタートして、顔から首へと降りていきます。

腕や胸、お腹あたりもしっかり温めていきます。とくにリンパ節がたくさんある脇の下や下腹部などはしっかり長く。

これは2日目復習のときの先生デモの様子 力の入れ加減とか所作がやっぱり素晴らしかった!

太ももの内側やふくらはぎ、スネや膝などもまんべんなくハーブボールを当てていきます。

デモが終わると相モデルになって施術を受けあいます。初日は先生の施術をフルで受けられて超ラッキーでした!ただし、意識が飛んでしまったら覚えられないので、がんばって起きて先生の圧だとか所作を感じようとするけど…

ハーブボールは眠くなる〜!リラックス効果が高いので、ハーブボールの香りと相まってめちゃくちゃ眠くなります。気持ちよすぎて飛ぶってやつです。

2日目相モデルでタノム先生のデモを受ける生徒のセラピスト仲間 もうこの顔が物語ってますよね笑

2日目は、見学者+授業参加者が1名いたので、より和気あいあいと、わたしも何度もハーブボールの作り方練習したり、フルセッションを練習したりして、充実してました。

何度も練習すると少しずつ使い方に慣れていきます 蒸したボールの扱いと温度調整にコツがいりそう

授業を受けた感想ーハーブボール、奥が深い!

ハーブボールの授業、やっぱりタイで受けるとハーブのルーツや使い方など、施術の方法以外の部分を知ることができるのがとてもよかった!また、理論的にもとても奥が深いということを改めて知ることになりました。

全身ハーブボールで当てていくだけ、といえばそれまでなんだけど、ゆっくり一定のリズムで押し当てられていると、本当に瞑想しているような、ぼんやりとした意識になっていく。タイハーブの独特の香りがそれを後押しして、気持ちがふっと穏やかになっていく。これをそれっぽくいうと「自律神経を整える効果」ということになります。

タイのスパなどでは、ハーブボールを補助的に、施術のあとに使うことが多いのだけれど、全然主役でいける!今まで学んだユーファイ(ハーブ温熱療法)のソルトポットやホットブロックとはまた違う、柔らかな感触で筋肉や皮膚にピッタリと密着して温めていく心地よさが素晴らしいと思いました。

蒸し器に入ったハーブボール アツアツなのでやけどしないようにセラピストはトングで挟んでタオルで包みながら使います

タイマッサージスクールCCAの特徴

20年続くチェンマイの老舗・日本人向けスクール

チェンマイで20年続いているCCA(Chaingmai Clasic Art Thai Massage School)は、日本人に特化したタイマッサージスクールで、何度か経営者が変わりつつも、たくさんの卒業生が日本でも活躍しているスクールです。

入口でワイ(手を合わせる)人形がお出迎え
ハーブボールレッスンを一緒に受けた仲間と先生と記念写真!

わたしは今回初めてお世話になりましたが、みなさん先生も生徒も熱心で、比較的少人数で、日本語が話せるタイ人の先生とアシスタントティーチャーさんもいて教えてもらえるし、チェンマイ市街から少し離れた郊外でも送迎があるので便利。

授業スケジュールがフレキシブル

校舎の近くに寮があってガッツリ学べる、といったスクールもあるけれど、わたしはことチェンマイにおいては、旅の要素も入れたい派なので、スケジュールを自分で決めて交渉すれば希望通り組んでくれるというフレキシブルなシステムはとてもありがたかったです。

時間は9時〜17時頃までみっちりなので、午後から遊ぼう〜という人には忙しいスケジュールだけど、15時までのスクールでも、その後自主練習したりでだいたいみんな夕方までいたりするから、短期間でみっちり学べるのもいいと思いました。

移転したばかりだった校舎(タノム校長先生の自宅兼なので、タイ人の生活の様子もわかっておもしろい)
タイ古式マッサージはレベル別に分かれていて、ティーチャーコースまでありました

先生のタイ料理ランチが食べられる!

これを特徴として挙げたくなるくらい、先生の料理が絶品。
チェンマイでいくつかマッサージスクール行ったけど、どこも休憩時にバナナとかお茶とかフリーで配ってくれるのがうれしいのです。でもここはさらにランチつき! チェンマイ市街地だったら、昼休みにいろんな店の食べ歩きするのも楽しいけど、手作りランチつきだなんて素晴らしすぎる。

卒業生で、近く住んでるっていう女性が「先生のランチだけ食べに来た」ってお金払って食べてたくらい、絶品でした。なんというか辛すぎない家庭のタイ料理ってこういうものなんだな、って思えるやさしいお味。

生徒さんが「パイナップルチャーハン食べたい!」リクエストでこの日はパイナップルチャーハンでした!使った皮でこんなふうに器になるの素敵すぎる

医療としてのハーブボール

たった2日間でしたが、ハーブボールの実習を通して、タイ伝統医療の奥深さを感じました。この実習のあと、伝統病院で施術を受けたんですが、そのときにもこのハーブボールを当てる施術が含まれていて、本当に「医療」なんだなーと。

日本でやるときは医療、という枠組みではできないものだけど、だけどいろんな効果が内包しているのはよくわかる。

また、このハーブボールは、「こうでなくてはいけない」というルールはほぼないので、自由な考えで、日本でやるなら手に入れやすいハーブや根菜などを入れてみたり、工夫するのもおもしろいなと思いました。

また行きたい!チェンマイでのマッサージスクールLIFE

もう何度もチェンマイでマッサージスクール生活を送っているけど、やっぱり楽しい!

とくにタイの生ハーブをたくさん使う今回のクラスは、予想通り現地ならではの内容で、がとても楽しかったです。

チェンマイの何がいいって、うまく語れないけど、「なんか落ち着く」という言葉が一番しっくり来るのかな。昔からバックパッカーがたくさん長期滞在していた街だけど、最近はノマドワーカー(世界中場所を問わずコワーキングスペースなどで仕事をしている人たち)の聖地のひとつとも言われているようで、それも納得。

現地のスクールは、タイマッサージを職業にしてる人はもちろんのこと、セラピストをやってる人ならどんな人でも大丈夫。もちろんまったく初めての人もOK。(ただしその場合はまずはノーマルのタイマッサージクラスからがおすすめ)何度受けても楽しいし、いろんなスクールに行ってみるのもおすすめ。

なかなか休みを長く取れない人もいるかもしれないけど、その気になればなんとかなる!最近はチェンマイも物価が上昇気味なので、行くなら早いほうがお得⭐️ ぜひ一度体験してみてください。

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