2.2−1 西湘・大磯暮らし 2.6−5 野鳥観察

大磯町・高来(たかく)神社へー西湘大磯暮らし/ 10月

東海道沿い、高麗山をバックに建つ高来神社

高来(たかく)神社は、大磯町にある東海道ー国道1号線から少しだけ奥まったところにある神社。後ろにある高麗山(こまやま、と読みます)が御神体のようなかたちで建てられている歴史の古い神社です。

高来神社の鳥居と高麗山

我が家からは金目川に向かうお散歩コースの一部として、時折参拝しています。
そろそろ秋も深まりつつありますね。あと1ヶ月もすれば山が赤く色づいていくかな。

柿の実も熟し始めています

境内までの参道も立派なもの。隣に寺院もありますが、もともとはこの神社も明治時代に神仏習合で神社となる前は、お寺として機能していたそう。

神社境内入り口

参道は、桜並木に囲まれています。引っ越してきてからコロナですべてのお祭りが中止となっているのですが、春は桜が咲き、4月半ばにはお神輿が出るお祭りもあるそうで、地元の人から大切にされている神社なんだなというのがわかります。

通常は春には植木市などもあるらしい

神社の公式サイトなどはないのですが、少し調べてみるとこんな記述が。

神奈川県中郡大磯町高麗(こま)に鎮座する神社。高麗神社とも呼ばれる。社名は一説に朝鮮半島にあった高句麗からの渡来人に由来するといわれる 。中世の戦乱等により書物が焼失したため起源は明らかでないが、神武天皇の時代の創建とする記録があるという。かつては高麗山の山頂に上宮があって高麗権現社といい、右の峰に白山権現を、左の峰に毘沙門天を勧請して「高麗三社権現」と称した。

Wikipedia -高来神社より

このあたりは貝塚とか古墳などの遺跡も多く、古い昔から人が住んでいたことがわかっています。高麗という地名も、高句麗(朝鮮半島の古い国)から渡来人が多く住んでいたことが由来とされています。地図上で高麗山からまっすぐ北上すると、やっぱり渡来人に関係する埼玉県日高市にある高麗神社があって、そのあたりと関係が深かったのではないかという説もあるそう。

ちょうどご祈祷をされているところでした

境内では野鳥の声も

後ろの山に原生林が残されているからか、境内には鳥のさえずりもよく聞こえてきます。

秋口になると大きな声で鳴き始めるのがヒヨドリ。夏の間はいなかったのに、どこからともなくやってきて、すごい迫力でヒーヨヒーヨと鳴くというより鳴き叫んでいるのがこの鳥。グレーがかかったハトよりは小さな大きさの鳥で、日本ではわりとどこにでもいる鳥ですが、欧米では生息していないらしく、海外からの鳥好きさんが見たがる鳥のひとつなのだそう。

ヒヨドリ 我が家ではヒヨドリのオスをヒヨキチと呼んでます とにかくうるさいw

最近人気上昇中?のエナガ

境内の木にチラチラと小鳥の姿も見られます。この日発見したのはエナガ。尾羽根が長いから柄が長いってのでエナガ。スズメより少しサイズが小さく、尾をピコピコ動かす姿がかわいい野鳥です。

エナガの後ろ姿 
目の上に眉毛みたいな黒い筋があるのが特徴らしい

このエナガの亜種で、北海道しか生息しないというシマエナガという鳥が、今小鳥界?で大人気なのはご存知でしょうか?雪国だからか、この眉毛の黒い筋がなくて、顔全体が真っ白で、つぶらな目がかわいくチョコチョコ動く姿を捉えた写真がインスタかなにかで大人気になって、今や北海道3大かわいい動物? として、彼の地ではキャラグッズも多数出回っています。

ずるいカワイさ!あざとかわいいシマエナガ〜 ぜひ生でも見てみたい。

そんなシマエナガの元ネタ?というか、本州バージョンがこのエナガ。小さくてすばしっこくてなかなか写真では捉えづらいのですが、やっぱりかわいい〜 野鳥界のアイドル的存在なのもわかります笑。

小さい目がまんまるで、姿もまんまるなのがいい〜

神社裏には湧水がありました

また、高来神社から裏山を上るハイキングコースも整備されていて、高麗山山頂を抜け、湘南平と呼ばれる山の展望台まで歩いて上ることもできます。神社の脇にあたる場所には水が湧いている場所があり、龍神様が飾られていました。なんでも「ツキ」を呼ぶとのことで、一生懸命かけておきました笑。

コンコンと湧いている水 飲用は不可
高麗山界隈は貴重な広葉樹林も残され、保護されています

お正月の様子はこんな感じでした↓

高来神社への道のり

JR大磯駅からは徒歩25分くらいあるのかな?平塚駅から二宮駅行き(または大磯駅から平塚駅行き)のバスに乗って「化粧坂(けわいざか)」下車でも行くことができます。境内には道は狭いものの駐車場もいちおうあります。

大磯町のキャラクター「こまたん」「あおみ」が登場する案内図 高来神社は右手中上あたり
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