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ハバナ旧市街の民泊は想像どおりの好ロケーション【キューバの旅02】
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ハバナ旧市街のローカルエリアを歩く
宿泊する民泊、カサ・パラティクラルの周囲は、ハバナの旧市街のなかでもかなりローカルな人が住んでいる下町エリアな感じでした。さっそくカメラを持ってブラブラ散歩してみることに。
植栽もアートのように思えてくる
一軒一軒の建物がカラフルで美しい。よく見たら、というかよく見なくても正直ボロボロで、継ぎ足して修理しまくって使ってるんだと思うんだけど、昔は豊かだったんだろうなと思わせる装飾の数々。
キューバの歴史については、そんなにわたしも詳しいわけではないけれど、米ソ冷戦時代に共産主義を掲げてそれ以来アメリカと国交断絶(54年間の経済封鎖)まったくモノが手に入らなくなり、2014年にオバマと歴史的国交回復がありつつも、今も体制的には共産主義が続いている国。資本主義社会というふだん自分たちが「当たり前」と思っている世界とは違う場所がここにある。
キューバの歴史の基本情報
↑簡単にゲバラの人生とキューバの歴史がまとまってる記事なのでざっくり知りたい方はこちらをどうぞ
共産主義・社会主義はソ連や東欧が取った政策で、理想としては素晴らしいけれど、結局のところ汚職が蔓延る独裁国家となり、衰退していったという経緯がある。でもこのキューバはチェ・ゲバラというスーパースターがいて、カストロ議長が長くその体制をうまく維持してきた。お金がないなら、知恵を絞ろう、と、激貧しい国家にも関わらず、キューバ革命後の世界を国民は基本的に礼賛しているように見えました。
ひとり旅じゃないと、自分が映る写真が増える
ほとんどの海外旅はひとりで出かけるため、自分の写真ってあまりなくて。インスタとかでたまにみる自分のアップの写真ではなく、風景に溶け込んでるような写真を撮りたいけど、そうするとカメラを三脚で立てて、遠くから撮影する必要があって、面倒なのと人が多いと盗難のことも考えないといけないので、そうそう気軽にはできず。
でも今回は友人と一緒だったので、ときどきこんなふうにパチパチと写真をお互い撮ることができました。
ハバナにいる人たちは、みんななんかカッコいい。労働者も若者も子どももみんな。太陽光線の強さでくっきりはっきりよく見えるというのもあると思うけれど、ひとつ気づいたのが「みんなモノを持ってない」ってこと。大きなカバンとかリュックとか持ってなくて、ほとんど手ぶらで歩いてる人がたくさんいたんですよね。
歩き方も日本人みたいに足をずるずる引きずったりしないというのもあるけど、その颯爽とした感じにとても惹かれました。
海のほうまで歩いてみる
宿から海のほうまでは2ブロックくらいだったかな。ゆっくり歩いて5分くらいで海岸まで出られた気がします。のんびり海方向へ向かいます。
それにしても建物だけじゃなく、クルマもかっこいい。キューバ革命後、自動車の輸入も止まって、アメリカで普及してるフォードとかもちろんトヨタとかそういう車はまったく手に入らない。あるものを使うしかない、ということで、当時の車をそのままなんとか修理して使っていたら、気がつけば世界が一周まわって、クラッシックカーの現役がここで見られる!と、マニアが殺到するような状況になっているという。
わたしは車に詳しいわけではないけれど、このデザインやっぱりめっちゃカッコいいですよね。今もリバイバルしたらどうなのかしらとか思うけど、電気自動車とかで!
天気もよくて、気温も湿度がそれほど高くないせいか、暑すぎて死ぬってほどでもない。強い日差しだから帽子は必携だけどとても気持ちがよいお散歩第1弾でした。それにしても下の写真の左側の建物、すでに3階部分は建物の体を成してないくらいボロボロだな・・・。
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