カンクンからアエロメヒコ航空でキューバ・ハバナへ【キューバの旅01】
キューバの旅01から続きます
Airbnbで予約したハバナの民泊
エアビーでキューバの宿が予約できるなんてすごい時代と思いつつ、行ってみたらいろいろわかったことがありました。
とても評判もよいこちらの民泊でしたが、もともとオーナーさんは別にいてその方はドイツ人。キューバがものすごく気に入ってこの物件を買って?その店子さんがここに住んで民泊を運営しているという仕組みのようです。なぜそういう面倒なことをしているか行くまでわからなかったのですが。
キューバの民泊はカサ・パルティクラルといいます
カサは家っていう意味。カサ・パルティクラルは、一定の基準に達した民家が政府から許可をもらい、カサのお部屋を観光客に貸し出す民泊システムのことを言うようです。家の前や扉に、青い錨のようなマークがついています。
カサによって家の大きさや料金が違いますが、おおよそ1〜4部屋が一般的で、エアコン、バス・トイレも付いていて、ベッドメイキングのサービスやミニバーが付いているようなところもあります。ホームステイと紹介されていることもあるようですが、形態はいろいろ、従業員のいるカサもあれば、ホストファミリーのみで経営しているものもあり、いずれのカサも食事がついていたり、清掃などもきちんとなされているようです。
家族経営の宿。中庭がいい!
なぜここの予約をオーナーのドイツ人のおねえさんが代行しているか?それは「宿の人は英語が話せないから」でした!わお、そういうことか!とびっくり。でも、ちゃんと予約情報は入っていて、部屋を案内してくれました。4部屋くらいあって部屋の中に小さいながらもシャワーとトイレがついています。
光が入る中庭兼廊下があって、リビングではいつも家族がテレビ(ちょうどサッカーのワールドカップやっていたのでだいたいそれ)を見てました。
リビングは自分たちも使える感じでしたが、まあほとんど家の人専用ってとこでしょうか。
いきなり英語も通じない。身振り手振りで
このお兄さんが基本的にすべての対応をしてくれます。ノートにかかれたおすすめの場所やレストランなどいろいろ教えてくれました。身振り手振りで!
こちらもスペイン語は挨拶を丸覚えしただけのドシロウトなので、あと助けになるのはグーグル翻訳くらいですが、ここはキューバ。基本インターネットも通じません。おそらくこの家そのものにはネットが入ってるはずですが(ドイツ人のオーナーとの予約やり取りに必要)公共Wi-Fiサービスはついていないので、基本ネットゼロ生活になります。
でも、今回キューバでは強制デジタル・デトックスもいいなと思っていたので、敢えてネット環境にふれることをやめてみました。こんなことでもないと、すぐに携帯であれこれ調べちゃう。確かにそれはとても便利で、今やなくてはならない必携ツールなんだけど、そうじゃない旅もたまにはあっていい。
気づいたのは、ネットがないと「結構ヒマな時間がある」ということ。友人ともお互いネットタイムがないので、ちょっと深い話をしたりだとか、調べものも基本オフライン(メキシコにいる間にTripAdvisorのキューバ情報をオフラインダウンロードしておいたんですが、これが大正解だった)のみなので、あまり深入りしない。結局目の前のおもしろそうなことに向き合う時間が増えたというのはおもしろいなと思いました。
宿では、だいたい満室が続いていたようだけど、わたしたちも出歩くことが多く、特に隣の人たちと交流するということもなく、プライベートな時間を過ごしました。おそらく家の種類や形式によっていろんなパターンがあるんじゃないかな。
旧市街にあって海も近く、歩いて観光エリアにも行ける
この宿にしてよかったのは、やはりロケーション。ハバナには新市街と下町っぽい旧市街があり、中心部は観光エリアとして整備されてました。整備された観光ゾーンももちろん悪くないんだけど、やはり見たいのはゲストハウス的というか、もう少し庶民の生活に近いシーン。
ここは観光エリアから2ブロックくらい外れたところで、近くの人の生活も本当に目の前にある、という感じがしてすごくよかった。かといって、辺鄙なところすぎてタクシーとかバスを使わないといけなくなると、それはそれで大変だけど、そのバランス的にちょうどよかったかな、と。移動して2泊ずつという旅もたまにするけど、このときは4連泊ずっとここにしてよかったなと思いました。
【キューバの旅03】へ続きます