1.02.1 Sri Lanka スリランカ 2.4 Photo 写真

バワ建築を辿るースリランカ・ネコンボ ジェットウィングラグーン

スリランカ・アーユルヴェーダホテルに5日間滞在していると、さすがにちょっと飽きてくる。その規則正しい生活こそが心身の健康にとって大事、とわかっていても、あと2日で帰国だしな、とか思うと、ちょっと外の世界も見たいと思うのが貧乏性の日本人。

スリランカは、アーユルヴェーダの聖地として知ってる人は知っているという国だけれども、もうひとつ、質の高いリゾートが数多くあることも知る人ぞ知る特徴である。

その立役者が、ジェフリー・バワ。
バワ建築とも言われるその独特の様式は、超高級リゾートで知られる「アマン」グループの創始者が、参考にしたというインフィニティーリッジプールや、自然と一体化した建築のあり方で知られている。

バワは、1970年代からそうしたホテルを次々とデザインし、2003年に亡くなるまでの間に数多くの傑作を残した。

初期のホテルなどはもうだいぶ古くなっている施設もあるため、ホテル全体がその様式ではない建物も多いのだけれど、なんとなく彼のデザインした建物には、独特の雰囲気が残っているようにも思える。

わたしが滞在したジェットウィングアーユルヴェーダパビリオンズは、バワの建築ではないものの、その一番弟子がつくったらしく、なんとなくそれらに似た雰囲気が漂うリゾートだった。

ネコンボには、他にも高級リゾートホテルがあり、そのいくつかがバワの手が入っているとのことで、2015年の初スリランカのときから、ちょくちょくバワのホテルを見学したりステイしていたわたしは、どんな雰囲気か見てみたくなったのだ。

ホテルの前で待機していた三輪タクシー(トゥクトゥクとかスリーウィラーとか呼ぶ)に声をかけて、途中でエンジントラブルになって別の車に乗り換えたりするハプニングもありつつ、ホテル内でお友達になった子に声をかけて、一緒にそれらのホテルに案内してもらうことにした。

到着したのは、ジェットウィングラグーンというホテル。ここは名前の通り、ラグーンに挟まれた細長い土地に建てられたホテルのようだった。

運転手に待ってもらうように頼んで、ホテルへと入る。
いきなり現れたのは巨大なプール。巨大・・・っていうか、このプール長くない?!

ここのプールはなんと長さ100メートルあるらしい。ここでフリーダイビングのプール大会をしたら、ターンしなくていいから記録出そうだな・・・とかよくわかんない感想を抱きつつ横を通り過ぎる。

スリランカには雨季があり、島の場所によって差はあるものの、6月のこのあたりは基本的には雨季とされていて、海も荒れ気味だし、天気も崩れることも多いため、どのホテルも空いているようだった。

この日は雨が途中少しパラつくかも、というくらいの天候だったため、その巨大なプールにも人はほぼいない。

せっかくだから何かお茶でも、と海とラグーンが見えるレストランに入った。そしてふつうにカレーとか頼んで食べてしまった。(アーユルヴェーダの先生ごめんなさい。よいこは真似しないでね)

値段は日本のちょっといいとこで食べるのと変わらないくらい。ということは、この地ではかなりの高値ということ。ここもまた外界と隔絶された世界。

ラグーンとは逆の海のほうにもプールがあるようだったので、見にいってみることにした。

たぶん、天気がよければ超絶景なインフィニティリッジプール。プールに入っていると、プールの端と海面が一直線になって、永遠に水辺が続いているように見えることからそう呼ばれるようになったそう。最近は多くのリゾートホテルで採用されているこのプールの見せ方を最初にやったのが、バワなのだそう。

レストランの中庭にあるまるで枯山水のようなオブジェとか、屋外と屋内をうまく繋いで見せる建物のあり方がとても心地よい。このホテルはバワのかなり初期の頃の建築で、老朽化のため閉鎖されていた時期もあるらしく、今のデザインにどの程度彼のデザイン要素が入っているかはわからないけれど、でもそこはかとなく他のホテルとも近い、自然との調和が考えられたものになっているなと感じた。

バワが仏教徒だったかどうかはわからないけれど、ちょっと日本人の自然に対する考え方にも近いものを持っていたのかもしれない、なんて思ったのだった。 

参考記事

Wikipedia:ジェフリー・バワ
ラグーンにたゆたう初代バワ建築ホテル「ジェットウィングラグーン」

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