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スリランカのアーユルヴェーダホテルでは毎日何をしているのか?

アーユルヴェーダホテルでの正しい1日の過ごし方

スリランカにあるアーユルヴェーダの施術を専門に行うホテル。
日本にはあまり似たようなプログラムがある宿泊施設はないので、いったいなにをしているのか?実感としてわかりづらいのではないかと思う。

実際わたしも初めて行った2015年の ヘリタンスアーユルヴェーダ・マハゲタラに滞在したときは、どんな格好で受けるの?とか、体質診断てどうするのか?とか、食事は?と、いろんな人のブログや体験談などをじくじく読み漁って、それでもあまり要領を得ないまま現地に向かったことを思い出す。

一言でいうと「細かいことは全然気にしなくて問題ないし、結構毎日やることあって忙しい」というのが正解。でも、とはいえいろいろ細かいところが気になるのが、われわれ日本人の性質。

その性格こそをおそらくアーユルヴェーダのプログラムを受けることで、「人のことなんて気にせず自分のことだけフォーカスする」っていう、本来あるべき人としてのあり方に戻るプロセスのような気もするけれど、それはともかく、基本的にはどんな1日を送ったか、を記憶のある限り、残しておこうと思う。

まずチェックイン初日。
ホテルに到着して、もう荷物を置いたらすぐもう一刻も早くトリートメント受けたり、カウセリングとか受けたい!!!と鼻息荒く意気込むのがたぶん大方の日本人。が、しかし朝のうちに到着したのでない限り、基本的に初日はチェックインして、わりと自由にご飯を食べて好きにしてていいよ、の時間になることがほとんどだと思われ。

とにかく忙しい時間感覚のまま、気持ちも早まったままで施設に着くと、数日その施設で過ごしている人からすると、すぐにわかるくらい行動がとても忙(せわ)しない。
もちろんどうしたらいいかわからないからキョロキョロしているというのもあるけれど、なんというか全体的に急いでる感が滲みでているのだ。

それをリゾート時間・自然とともに生きるアーユルヴェーダ時間にスローダウンさせるのが初日の「わりとなにもない」時間なのだとおもう。
一晩、静かに時を過ごし、朝を迎えてようやくドクターのカウセリングが始まる。そこでのカウンセリングで滞在期間内のおおよそのプログラムが決まる。何が目的でここに来ているのか?といったことを聞き、それと体質チェックをあわせてプログラムが決まっていく。

ピッタ・カパ・ヴァータという名前を聞いたことがある人は、少しだけアーユルヴェーダを聞きかじったことがある人かもしれない。アーユルヴェーダで診断されるこの3つの体質も、来たばかりのときは、疲労のためその人が持つ本来の体質と違う結果が出ることも多いのだそうだ。施設によってはこの体質診断を、カウンセリング初日ではなく数日後に改めて診断するという場所もある。

ちなみにわたしはピッタとカパが半々くらい、と言われたような。
一番いいのがこの3つ体質が極端に偏り過ぎず、中庸な状態だそう。まあそりゃそうか。

カウンセリング後とその日行われるトリートメントの時間までもまた、少し間に時間がとられている。2時間とかそれくらいなのだけれど、最初はその時間が「もったいない、とか無駄なんじゃ?」と思ってしまったりする。そして「何かすることないかな?」なんて、せっかく「何もしないリラックスとデトックス」を求めてるはずなのに、時間を持て余すのだ。

でも、やがて1日、2日とこの時間感覚に慣れてくる。
トリートメント後に昼寝はしないように、とは言われるのだけれど、ソファでゆっくり休むようにとは言われる。だから施術を受けたあと、全身オイルまみれを軽く拭いただけのガウン姿のまま、ぼーっと考えごとのようなことをしたり、本を読んでみたりする。(そしてまあやっぱりついウトウトも・・しますよね)

プールサイドでのんびりする、というのは意外と涼しかったからかあまりやらなかったけど、広い部屋のソファでたくさん飲むように言われているミネラルウォーターを飲んだりしていると、あっという間に食事の時間がやってくる。

だんだん同じ時期にチェックインした人たちとヨガクラスなんかで仲良くなって、夜もいっしょに話すようになったりして、不味い漢方のようなハーブ藥(人によって実にバラバラの処方っぽい)について語ったりしているうちに、もう明日の朝ヨガに備えてそれぞれの部屋に戻る。そしてそれが最後の日まで基本的には繰り返される。

だんだん同じ時期にチェックインした人たちとヨガクラスなんかで仲良くなって、夜もいっしょに話すようになったりして、不味い漢方のようなハーブ藥(人によって実にバラバラの処方っぽい)について語ったりしているうちに、もう明日の朝ヨガに備えてそれぞれの部屋に戻る。そしてそれが最後の日まで基本的には繰り返される。

その規則正しいゆるやかなプロセスこそが、人間の疲労やストレス回復のためにとてもとても大切なんだなということに、チェックアウトした頃にようやく気づくことになるのだ。

ホテルの中と外の世界:スリランカ Jetwing アーユルヴェーダパビリオンズ
スリランカ・ネコンボ 街の混沌

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