出張で新潟県十日町市・津南町におじゃましました
ゲストハウスプレス編集長として講演にお呼ばれ。新潟県の山間部、南魚沼郡津南町と十日町市エリアに行ってきました!
このエリアは20年ほどまえから越後妻有という名称でアートトリエンナーレ(3年毎の野外芸術祭)を行っていることでも知られています。
ゲストハウスプレス編集長として「あたらしい旅」の講演
最近はゲストハウスや民泊、農家民宿などあたらしいスタイルの宿も増えてきて、みんなの旅スタイルも変わってきている。地域に人を迎える側として、どんなふうにそれらのムーブメントを理解し拡大していけばよいか?そんな内容でのお話のご依頼でした。
場所は廃校になった小学校をリノベーションした上郷クローブ座。体育館を劇場にし、その他教室にシャワーやキッチンなどを整備し、アートインレジデンス的にも使われています。
会場はスタッフの方を入れると50名以上とたくさんの方に来ていただきました。1時間という長めの時間で何を話すかいろいろ考えて用意していったのですが、思った以上に急ぎ足になっちゃった!でもみなさん内容には満足いただけたようでなんとかお役目は果たせたかな、と。
朝起きたら季節はずれの積雪!きれい〜
越後湯沢の駅で待ち合わせをして、他の登壇者の方とともにそこから車で向かったのですが、初日はだいぶもう雪解けはじまりかな・・という感じだったんですよ。
でもその日の夜、3月下旬とは思えないほどのがっつりな積雪が!翌朝窓を開けるとこんな完全なる雪景色。
車の上に積もってる量が一晩で積もった量。さすが雪国半端ない!日本でも有数の豪雪地帯です。
講演の次の日に、エリア内のおもしろい場所をご案内いただいたんですが、朝のうちは結構吹雪いて途中視界が悪くなるほど!
この前に行った北海道知床よりも断然雪&冬度がすごかったです!雪が基本珍しい関西人なので、美しいこんな白い世界が見られるのはとてもうれしい誤算でした。
地域で活躍する人たちを訪ねてお話お聞きしました
本場塩沢やまだ織でレトロな織り機で今も作業をされている現場を見させていただいたり、
ママのおやつ津南本店 農家が作るお菓子のお店 でケーキを購入し、早河さんにこちらに来られるきっかけを伺ったり高校生の息子さんがドローンパイロットをしてるって話で盛り上がったり、
ゲストハウスハチャネの小泉さんに、1階のビアパブでピザをいただきながら今携わっている近隣の温泉街のホテル再生についてお話効いたり
ゲストハウスプレスのフリーペーパー特集記念すべき創刊号でご登場いただいた山ノ家Cafe&Domitoryの池田さん・後藤さんのおふたりに超ひさしぶりにお会いして、この5年の話をいろいろうかがったり(このときの会話ちゃんと録っておけばよかった!とあとで後悔)
地元の人が全員「そんなところにあるの!?」と驚愕していた全集落8軒だかそれくらいの山の上のほうにある、週末営業の古民家ゲストハウスやまねこさんで5匹いるという猫にまみれたり(猫好きには最高や〜)
個人的な関わりが増えていく。これぞ関係人口
他にもたくさんの方とお会いし、お話しもたくさんしました!しゃべりすぎて途中から声が枯れそうになったのは、夜飲みすぎただけではきっとないでしょう(笑)
こんなふうに個人的なつながりがどんどん増えていくのは本当にうれしいことで、やっぱりこうした積み重ねが「また来たい!」「また来よう」「次いつにしよう?」という連鎖を生むんだよな、と改めて思いました。
それを関係人口って最近命名した方がいるんだけど、まさにそういう感じ。

やまねこの看板とともに山本夫妻とアテンドしてくださった高木さんとセルフィー
こうした地域に密着したゲストハウスって、都会の大型ホステルとは違うかたちでこれからもまだ増えていくと思うし、いろいろ経営努力は必要だとは思うけれど、たとえば農家とか季節労働的なバイトとか、他の仕事と協業したり複業したりしながら個性的な宿が増えていって、草の根的な世代も年齢も人種も越えた交流が増えていくときっとみんなハッピーだよな、と改めて思ったのでした。