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石見銀山の群言堂と『三浦編集長』

出雲・石見に弾丸で行ってきました!

ブログが過去のことや今のことでごっちゃになっていますが、昔から書きたいときに書きたいことを書く!スタイルをとっていますので、とりあえず直近のことをちらりと。つい先日、お仕事で島根へ。その帰りにいつか行きたいとずっと思っていた石見銀山のふもとにある「群言堂本店」に立ち寄ることができました!

群言堂本店のエントランス

松江からドライブで1時間半。結構遠い

石見銀山周辺は、世界遺産に指定されたこともあり、公共交通機関でもバスなど使って行けなくはないですが、やはり不便で時間もかかるので、この日は松江でレンタカーを借りて、そこから高速も使って1時間半。出雲市内からも30分以上かかる山深い場所にあります。最初はその遠さゆえ行くことを半ば諦めていたのですが、その日の朝、急遽「やっぱりちょっとだけでも行っておきたい!」と予定変更。向かうことにしました。

郵便ポストがかわいい

群言堂とは?

群言堂は、今は全国のそのショップが30ヶ所以上ある、オリジナルの洋服や暮らしの道具などを販売するライフスタイルショップ。名古屋に住んでいたオーナーが結婚し、地元・石見銀山大森町に帰郷。この地でショップを開いてもう30年になるといいます。


今は、石見銀山生活文化研究所という名で、暮らしにまつわるさまざまなコンテンツをWEBなどでも発信、当時は今ほど「移住」や「地方創生」など言われてない時代。その頃から着々と静かにこうしたいわゆる「ていねいな暮らし」を発信し続けてきたのは本当に素晴らしい。今はそういう系のコンテンツだらけ、なくらいあるけれど、きっとその走りなんじゃないかなあと思うのです。

群言堂:石見銀山生活文化研究所 WEBサイト

群言堂の中庭。木々がつくる影が美しい

重要伝統的建造物群保存地区に指定されています

わたしはこのブランドショップがこの島根の山奥にあることは知っていたのですが、実はそれがどんな場所でどのようなかたちで展開しているのか全く知りませんでした。ただとにかくすごく辺鄙な場所なのに、まあ正直言って結構いいお値段がするモノたちを売り続け、結果も出しているという話だけを知っていて。現地に行ってみると、周辺は重要伝統的建造物群保存地区に指定されていて、それはそれは素敵に整備された静かな場所にありました。

まるで映画のセットのような佇まい

自販機も重伝建仕様ってことで

想像以上にショップが広い!カフェもあります

車の往来も制限していて、地域では、車やバスは近隣の駐車場に停めてもらい、レンタサイクルや歩きで巡るスタイルを取っています。それくらいしないと道幅が狭くて土日なんてカオスでしょうからね。
店内に入ると、めちゃめちゃ広い!想像以上に広い空間に驚きました。入ってすぐに素敵な店内ディスプレイスペースがあります。今は写真展があるので映像を駆使したインスタレーションのような空間になっていました。靴を脱いで店内に入ります。

ショップの玄関エリア


入って右手が生活雑貨系のもの、奥がカフェ、左手にギャラリーとお洋服を扱うフロアがありました。列車で来ているのと最近物欲はかなり抑えられているので、わりと生活雑貨系はスルーできたのだけれど、アパレルのフロアでじっくり見始めたら、久しぶりに物欲さんがむくむくと。思い切ってカットソー素材のチュニックワンピースとベレー帽を買ってしまった。

店内の様子は行ってからのお楽しみということで一部だけ


その後、カフェでカレーセットを注文。中庭を見ながらのんびりした時間を楽しみました。平日だったけれど、お昼時というのもあってカフェはそこそこ人が入っていました。ただ、このお店以外のエリアは人もほとんど歩いてないし静か〜でした。

和歌山のみかんジュースをセットで。紙ストローだったよ

写真展も素晴らしかった

洋服を見ているときに、オーナーさんかな?という女性と少しだけお話をして、二階の写真展もぜひとおすすめされたので、店内とその周辺エリアで開催されている藤井保さんの写真もじっくり見ることにしました。

陰翳礼讃という言葉が浮かぶ古民家を利用した展示スペース


なんかどっかで見たことあるよな〜っていう写真の数々。タレントさんのポートレートなども多数あったけれど、すべてがなんというか品性を感じる。あとで経歴など拝見したら、無印良品のポスターなどもこの方撮っておられるようで。それでなんとなく見覚えがあったのかも。

写真だけでなく映像作品もあって、誰もいない暗い部屋のなかで、ひとりCMを中心とした映像作品を見ていると、すごく不思議で贅沢な気分。その時流れていた「さよならの向かい側」が今も頭に残っています。

 

「他郷阿部家」もチラ見

重要伝統的建造物群保存地区に指定されると、町の風情の整備については補助金が下りるので、どこの地域もかなりきれいに外側が整えられているのだけれど、ここの素晴らしいのは、おそらく群言堂が中心となって、それらをよりアートな目線で捉え直してクオリティを向上させているところ。

暮らす宿 他郷阿部家 館内も見学してみたかったー

通り沿いには「他郷阿部家」という一軒家の宿泊施設もあり、ここは一度は泊まってみたい!と思う宿。ゲストハウスではないし、価格もそれなりだけれど、ここに泊まってこの周辺の人たちと交流しつつ過ごすことができたなら、ものすごく印象深い記憶になるだろうなあと思うのです。 

『三浦編集長』も置いてありました

群言堂がやっている石見銀山生活研究所のコンテンツとして、フリーペーパーというかタブロイド紙があります。その名前が「三浦編集長」。なんというか相当インパクトのある名称で、スタートした頃にそれを見たときに「なんかすごい」とその存在を個人的に意識していました。今回お店に行ってみたら、最新号が17号まで進んでいて。内容は完全に周辺で暮らす編集長の三浦さんの暮らしのあれこれが中心。実際そうなんだろうけれど、里山の暮らしを綴っているのに「サラリーマンです」って言ってるところも新鮮というかなんというか。

夜通しバックナンバー全部読んだりしてみたい

三浦編集長とコンタクト!Twitterってときどきすごい

で、Facebookと連動している個人のTwitterに群言堂来たよーって書いたら、その三浦編集長御本人が「いいね」をつけてくださったのをすかさず発見!うおーこんなことならちゃんとアポとっていろいろお話聞けばよかった!と思ったけれど、正直思いつき弾丸だったしそんな時間をとる余裕もなく。

しかしTwitterってときどきこういう「おおっ」となる出来事が起こったりするのでおもしろい。せっかくなので、いずれゲストハウスプレス編集長が三浦編集長に会いに行く企画を立てたいですね。

 

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