2015年8月のMEMORIES 徳島・祖谷渓
先週は阿波おどりのあれやこれやでちょっと話題になった徳島。徳島県は関西エリアの住民には天気予報でも出てくるくらい距離的には近いのですが、35年前までは橋でさえつながっていなかった四国なので、かなり文化が遠い感覚があります。
特に徳島市などのまちエリアではなく、山間部の山深さといったらかなりのもの。四国の山奥をなめたらあかんぜよ(あ、これは高知弁だな)。
特に有名なのが剣山。四国で2番目に高い名峰です。四国なので当然四国八十八ヶ所のお遍路さんルートも巡らされています。特に一番札所は阿波の国、徳島県の霊山寺からスタートする大事な場所でもあります。(参考: 四国八十八ヶ所霊場紹介 >> 徳島県(阿波)の霊場)
祖谷のかずら橋はかなりの秘境地帯
大歩危小歩危と呼ばれる吉野川上流のさらに奥。車でないとなかなか行けない(昔に比べるとましになったけど今もカーブが多い狭路)ところにあるのが祖谷のかずら橋です。
2015年、たまたま宿で一緒になったフランス人家族を連れて、祖谷のかずら橋まで遊びにいきました。その近くにある名所が「小便小僧」と祖谷温泉です。
祖谷温泉の露天風呂は専用の手動ケーブルカーで下りた先!
ホテル祖谷温泉という宿があります。かなりの高級宿として売っていて今はインバウンドブームで外国人も増えてます。3年前でそうだったから今なんてむしろ海外からの人のほうが多いんじゃないかしら。
で、ここの日帰り利用もできる露天風呂がすごいんです。
なんと専用のケーブルカーで乗降するというもの。しかも自分たちでドア閉めて出発!ってやるんです。ひょー!で、ものすごい落差の線路を下りた先に脱衣所と川のすぐそばに露天風呂があるというシロモノなんです。
ずんずん下っていきます。
祖谷のかずら橋
こちらが祖谷のかずら橋。かずらとは蔓(つる)のことで、要するに木と蔓でできた吊橋のことです。今はだいぶ観光地になって、狭い道路のバイパスも出来、かずら橋夢舞台っていうバスなども停められる駐車場兼レストラン売店などもできていました。正直もうちょっとこのあたりのデザイン性がよくなれば・・・と思いますが、平成初期のデザインってだいたいみんなこういう感じなのかな、まわりと調和してなくてTHEコンクリートデザイン!っていう雰囲気で威圧感があるというかなんというか。
まあ駐車場足りない問題はきっとここができるまでは深刻だっただろうから、無理やりでも仕方がなかったのかもしれないけれど、なんともサービスエリア風なのが場所に合ってない感覚は正直ありました。
さて気を取り直して歩いて橋に向かいます。
橋を行き来するのにお金がかかります。なんか私は「そこまでして渡らなくても」と思ったので通らなかったかも。スリルはあります。揺れるので。
で、その下を流れる川がキレイだったので休憩することにしました。
お茶でもここで飲んで足つけたりしてゆっくり〜なんて思っていたら、フランス人家族は「泳ぐ」と言い出し、おもむろに水の中へ。ええ、水着なんて持ってませんし着替えもないんですけどね!
こんなキレイな川は外国では本当に珍しいので、とても楽しかった!!とめちゃめちゃ印象に残ったようでした。
近くにはこんな滝も流れています。
祖谷のかずら橋よりもっと秘境にひみつのかずら橋が!
実はひみつでも何でもないんですが、祖谷のかずら橋からさらに山奥30kmの細道を行ったところにあるのが、「奥祖谷二重かずら橋」。ここのほうが絶対オススメと言われたけれど、さすがに気軽に日帰りできる距離と道じゃないのでその時は諦めました。いつか行ってみたい場所のとつです。