奄美大島南部・古仁屋発1日シュノーケリングツアーに参加
梅雨に入っている奄美の5月。ですが晴れ女の本領発揮なのか、予報で滞在中数日は晴れマークがでていました。となると俄然海に入りたい欲が出てきます。
ネットで探して、1人参加でも催行すると書いてあったダイビングショップさんに連絡して、シュノーケリングの1日ツアーを組んでもらいました。
「念のため」「もしかしたら使うかも」と思って全然使ってなかったサーフィン用の3ミリウェットと、シュノーケリングの3点セット(フィン、マスク、シュノーケル)をがんばって持ってきておいてよかった!もちろんレンタルもできるのですが、やはり使い慣れた器材を使いたい。
朝はあいにくの曇り空でしたが、船に乗って10分くらい走った先の海はこんな感じ。
曇っていてもかなりの透明度!このあたりはエダサンゴの群落があるらしく、期待が高まります。たぶん嘉鉄というポイントだったかと。
いよいよシュノーケリングスタート!
シュノーケリングといっても、一応少しは潜れるので、ウエイトを借りて素潜りました。海の中をみると、おおお〜〜!なエダサンゴの群落。
あたり一面かなりいきいきとしたエダサンゴがびっしりと成長してます。こりゃすごい!
エダサンゴの群落の中に、もにゃもにゃしたイソギンチャクがいます。
そしてその上にはお約束のようにクマノミちゃんが。このクマノミ、ハマクマノミというらしいのですがなんかデカイ!赤ちゃんは小さいけど大きい金魚サイズくらいあってびっくりしました。
水中写真&動画はGoProの広角モードで撮影したので、アップで撮るためには相当近づかないとうまく撮れず。このあたりの水深は2mもないくらいだったはずですが、結構苦労しました。
太陽の光がさほどはいらなくてもこの透明度、魚たち。素晴らしい水中ワールドです。ちなみに撮影中のわたしはこんな感じだったらしい。
加計呂麻島の沖へと移動
今回の旅では、最初加計呂麻島にあるゲストハウスに行けたらいいなと思っていたのですが、交通手段、空港からの時間などを考えるとちょっと3日間じゃあまりにも効率が悪いと思って断念していました。ただ、加計呂麻島周辺の海は素晴らしいという話だけは耳に入っていたのです。
海の話は聞いていたのですが、どんな地形のどんなところかっていうことまではよくわかっておらず。それが船で巡ると想像以上の素晴らしい断崖絶壁や洞窟のような穴などがありました。私は釣りはしないけど、相当釣りにもよさそうな・・・。
浅いところでは水の下のサンゴが見えるくらいに透明度も高く。
浅瀬から穴のようになっていて素潜りで通り抜けられるようなポイントにも行きました。
そこは動画で撮ったんだけど、めっちゃくちゃ美しかった!(まだ動画チェックできてない)一度はその3m位の深度でその割れ目を通り抜けたんだけど、どうにも息がもたない!!
今までは深潜りするときに必須なヘッドファーストでの耳抜きが詰まってしまってできないので潜れないっていう感覚だったのですが、今回は、それよりも「体力ないから息がすぐハアハアしてしまう」「深く潜ると戻るときに苦しくなってパニクりそうだからやめとく」というありさま。なんとも体力不足を痛感する羽目になってしまいました。すごくくやしい!次回行くことがあればもう少し心肺能力を高めてから行きたい、と日頃の運動不足を深く反省。
イルカの群れにも遭遇!
今回、写真には収めてないのですが、ツアー中、泳ぐウミガメにも会いました。砂地でもぐもぐと捕食してましたが、やや深度があってあまり近くまでは寄れず。
そしてなんと!滅多に出ないらしいイルカの群れにも会いました!6〜8頭くらいいたかな。わりとのんびり同じところをぐるぐるまわってる感じでした。
一度だけ水中に入ってみたのですが、さすがに姿は見えず。このあたりのイルカは漁師さんがイルカを嫌っているという関係性もあって人馴れしてないようで、船のエンジン音が聞こえると基本逃げていってしまうそう。うーん残念。いつかまたそういうのも変わっていくといいなと思いました。それにしてもラッキー!
午後から晴れ間も見えてきました
イルカがいる!ウミガメだ!フグのミステリーサークル見える!?なんてやってるうちにあっという間に午後。気がつくと天気もかなり回復して青空が見えてきました。
風もいい感じということで、少しだけ帆をだしてセーリングも。エンジン音がない海ってやっぱりいいなあと思ったけど、操舵とか帆のコントロールとかは大変そう。
加計呂麻島のすぐ近くにある大きな根のポイントにも潜らせてもらったんですが、体力がホントなくなってて、かなりいろんな大きめの熱帯魚がわらわら水族館状態でいるその場所が、たぶん4mくらい潜ったところで。
もうそのときだいぶ体力を使い果たしていて息を整えて潜る体力がなく(カメラの電池もなくなってやる気も若干失せてしまい)ドリフトで流されているうちにあっという間に通り過ぎてしまいました。そこはスキューバで潜ったらかなりいい感じだろうなあ。
ダイナミックな景色、素晴らしい水中。
思った以上にダイナミックで素晴らしい自然。小笠原にも匹敵する大自然なんじゃないかしらと思いました。海は熱帯なんだけど、沖縄の離島とは全然違う感じ。エダサンゴの群落とかホントすごすぎてビビった。
世界中いろんな海に潜ってきたけど、日本の海ってかなりいろいろすごい。人が住んでるエリアとダイビングスポットが近いっていうのもあるし、沖縄の本島はもうすっかりダイビングをするには海が荒れてしまっているけれど、奄美大島はそういう意味ではまだまだ開発の手から逃れ、素晴らしい海が残っている。
ものすごい寒村集落にどでかいクルーズ船の就航を計画とか、謎のプランが立ち上がっているようですが、絶対ダメ!ありえん!なんとしてもここは守らなくては!と、改めて強く思う。
バブルの頃に奇跡的に観光開発のすごいのから逃れられたってのがよかったのかな。今後もこの素晴らしい環境をよきかたちで残しつつ、エコフレンドリーな島になっていってもらえたらいいなあと思った海での1日でした。