LCCで行く奄美大島の旅シリーズをまとめて読む
奄美大島は海と山のバランスが素晴らしい
西表島なんかもそうだと思うのですが、奄美大島は熱帯雨林と海と、熱帯じゃない山の緑が混在しているところが、沖縄の山とは少し違っておもしろいと思いました。これがもう少し北で、標高が上がる屋久島だと完全に杉などの針葉樹林の世界になるわけで、そのギリギリのバランスがおもしろいなあと。
海も、熱帯魚とそうでない普通の?魚がいる。先月行った五島列島・福江島なんかだともう少し熱帯魚が少ないし、その気候帯や海流の際のところにこのあたりはあるんだなあと思いました。
加計呂麻島を望む高知山展望台
奄美大島南部・古仁屋から県道で少し戻ったトンネル手前のところの道をずんずん上がっていったところにあるのがこの高知山展望台。かなりの眺望というのを聞いてやってきました。
ゴルフ場の看板(かなりの山間、ゴルフやるとこなんかあるのか!?)にツッコミながら細い坂道を上がること10分くらいでしょうか、展望台に向かう駐車場に到着。そこから5分くらい歩いたところに立派な展望台があります。
遊歩道のようになっている道を歩くと急に眺望がひらける場所へ。
ぐるぐる巻き状になっている展望台に到着です。
さっそく上まで登ってみると、おお〜!複雑な湾の地形がよく見えます。
目線を少し変えると、三角州になっているごく一部の地域だけにどっと住宅など建物が密集しているところがあります。これが古仁屋の集落。自衛隊の基地もあります。(ものすごい至近距離で米軍のオスプレイも飛んでいて、恐しくなりました・・・)
海も島の地形も素敵ですが、この山の緑の深さがやはり印象的。杉の造林などをしていないからでしょうか。
マングローブの森
古仁屋から国道56号を北上すると、マングローブ林で有名な地帯があります。世界自然遺産登録を目指していたこともあり、自然公園としての整備がかなり進められていました。道の駅併設の黒潮の森マングローブパークでは、映像展示なども行われています(正直あんまりおもしろそうではなかった)。ここではほぼ予約なしで気軽にマングローブ林がある川をカヤックで散策することができるようになっていますが、受付は4時まで。私が到着したのは5時前だったので、併設するグラウンドゴルフ場の地元のお客さん以外はほとんど人気のない状況でした。
が、しかし少し高所にあるマングローブ展望所には行ってみたい!係のお姉さんにきくと展望所までは歩いて15分くらいだけど無料で行けるとのことなので、行ってみることにしました。
展望所は高所にあるので少し階段を上る必要がありますが、その価値はじゅうぶんあります!
展望所の往復の道も、カヤックの発着所などを見ながらのんびり歩くことができます。
リバーカヤック体験も2000円でできるので、機会があればやるのもよさそう。ツアー会社がたくさんあってもっとディープな体験もできそうですが、「ちょっと時間あるから、今すぐやってみたい」といった需要にはこのくらいライトな入り口があってもよいのかもと思いました。
それでカヤック楽しい!ってなったら、また他の専門ツアー会社などに申し込むこともあるだろうし。もちろんそこで「しょーもない」と思ってしまったらリピートはないから責任重大でもありますね。
黒潮の森マングローブパーク
山深い奄美大島。滝もあちこちに
奄美滞在2日目に行ったマテリアの滝。かなり山奥にコテージ併設のキャンプ場があり、その近くにこの滝もあります。
キャンプ場付近は奄美フォレストポリス公園という自然公園になっていて、遊歩道やらいろいろ整備している様子(世界遺産指定狙いもあるのか)。ただ、正直あと一歩というか、わたしは楽しめたけど、どんな人でも絶対楽しめる!というヤクスギランドのような場所にはなっていなかったなー。
ただ、シダ類が生い茂る森や、マングローブではないもののそれっぽい川の流れなど、自然の豊かさは素晴らしく、滝の下流にあった河原でのんびり1日ピクニックしてても最高だろうなーなんて思いました。外国人にめちゃ受けそう。
マテリア滝
ウサギは見なかったけど、蝶はいたるところで乱舞
アマミノクロウサギが天然記念物らしいけど、それっぽい小動物は全然見ませんでした。
が、驚いたのは蝶がものすごくどこでも舞っていること。あと、すごく変わった色のトンボを見ました。
蝶も、見たことない色のアゲハチョウに近い感じのが、いたるところでひらひらしていて、だいたいペアでイチャイチャしてる風。あれはいったい何をしているのだろうか?カップル?親子??昆虫とか好きなひとにはたぶんこの島、また別の分野でたまらなく魅力的なんだろうなあと思いました。