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真っ暗になってからも車は走り続ける
こちらの動画参照 ↓
朝、マラケシュを出発してから12時間近く。8時か9時前くらいにようやく1泊目の宿泊先に到着しました。
ようやくホテルに到着。寒い!
15人乗りのバンの半数が別の宿に降ろされ、残された半分がここに宿泊することに。その割り振りがいったいどういう意味があるのかもよくわからないまま、とにかく名前を呼ばれたメンバーでこのホテルに宿泊します。7人くらいだったかな? スペイン人カップル、中国人ソロトラベラーの若者、私、ロシア方面中欧の夫婦、あともう少しいたかもしれないけど、そんなメンバーが今回の宿仲間。
ホテルの周りは真っ暗で、いったいここがどこなのか?すらまったくわからないまま、明日の朝に備えて夕食を取り休みます。
案外キレイなホテル・・・のように思えたロビー
さすがモロッコ!なタイル貼りの柱の装飾。なかなかキレイでいい感じ!と思ったのもつかの間、いろいろとすぐにボロが出てきました(笑)
Wi-Fiもつながるし!(と思ったら繋がらなかった)
タイル模様がモロッコっぽい!テラスもあるよ
日本でこういうところがあったら、それはだいたい「シール」だったりしますが、こちらでは当然ホンモノのタイルを使っています。柄の組み合わせ方が斬新。幾何学模様とアラベスク模様を使うのはそういえばマラケシュの宿でもそうだったから、わりと一般的なのかもしれないです。
だいぶ待たされてからお部屋に案内される
このソファに座ってのんびり待っていると、他のツアーのバンの人たちもワラワラとやってきて、結局30人くらいこの日はここに泊まった感じでした。
シャワーとトイレつき。ただし暖房はない
お部屋はわたしは女性1名だったけどツインの部屋でそれはラッキー。いろいろ男女比率で連絡がうまくいってなかったようで、男性3人でシェアみたいなお部屋もあった様子。
しかしこの部屋、充電しようと思ったらコンセントが見当たらない!直付けみたいになっててスマホの充電できず・・・。さらに暖房もなく、部屋の気温は10度くらいしかないような感じ。シーツと枕カバーはキレイだけれど、かかっているのは毛布1枚。ということで、ある毛布を数枚重ねて寝ることに。
夕食がはじまる時間に食堂に降りても、誰かが何かを指示するわけでもなく、とりあえずそこらへんの人たちと一緒に円卓に集って、出されるものを食べる、という感じ。(あまりに必死で写真がない(笑))チキンのタジンとクスクス。もはや定番。味は結構おいしかった。
1日座りつづけて砂埃も浴びて、シャワーを浴びたい。ホテルのフロントで「ドライヤー貸してくれませんか」とお願いしてみたら「壊れてるから貸せない」と悪びれもせず言われ・・・。
この寒さでシャワー後ドライヤーないまま寝るのは自殺行為かも。それに熱めのお湯が出る保証がない。明日は砂漠へ突入・・・。うん、もう3日間このままで行こうと決意したのでした。どうせみんな砂まみれだし!
朝起きると、目の前にものすごい岩の斜面が。
寒かったけどとにかく持ってきていたダウンを着て、毛布にくるまったらなんとかいい感じでよく寝られました。
そして2日目、朝の集合も早く8時には出発。それまでに各自で朝食を食べます。
朝食はだいたいどこでもセルフで紅茶かミントティー、コーヒーも(インスタントだけど)あるかな。あとはクレープみたいなものに、蜂蜜とバターをつけて食べるのが定番。
そそくさと用意をして外に出ると、おおなんと!
ホテルは断崖絶壁の真下に建っていたのでした。
このあたりはカスバ街道と呼ばれる一帯で、古い伝統的なカスバと呼ばれる家・集落が立ち並ぶ地域だ、というのがあとから判明。2日目はいよいよサハラ砂漠に向かって走り、夕方からラクダに乗って砂漠を歩く日です。夕方までどういう行程なのか、まだまだ距離があるのかもよくわからないまま、また長い1日が始まるのでした。