1-Travel 旅 1.01.1 Morocco モロッコ 2.1 body&mind からだとこころ

今の流れを信じる。宇宙の叡智に委ねると違う展開がやってくるーモロッコ旅03

2017年12月、旅人ワンダラーユウコのモロッコ旅の様子。旅のまとめは #2017モロッコ からどうぞ!

フェズ行きの列車に乗っているつもりが、逆方向に向かっていた!

ことの成り行きは前記事からお読みください〜

カサブランカ近郊の乗り換え駅から、これだと信じて疑いもせず乗り込んだ列車。混んでいて座席を確保するのに必死で、座れた!と思ったら安心してコンパートメント内のみなさまとなじんでお話すること2時間あまり。夕暮れ時になりやや興奮も治まって来た頃に、ふと気づいたのでした。「あれ?思ったのと電車の方向が違うのでは?」と。夕陽がこっち側に見えるので合ってる?

駅のホームの様子。モロッコの12月は普通にみなさん冬服です

この列車はモロッコの南・マラケシュ行き

Googleマップで確認してはっきりと「これはどうやら目的地フェズ行きじゃない列車である」ということがわかりました。コンパートメント内にいるみなさまに聞いても「これはマラケシュ行きである」と断言。ひーっ。どうするどうする。

こうなったら、これが運命だと受け入れるのが一番いい方法。

今は夕暮れどき。停車駅は多くなく、大きな都市もなさそう。列車の発車からもう二時間以上経っており、これからカサブランカ方面に戻り、さらにフェズを目指すのはほぼ不可能(または危険)だと思われました。おそらく今日中にスケジュールキャッチアップするのは不可能。

マラケシュへは旅の後半に来る予定だったし、フェズーマラケシュ間は列車で七時間以上かかる距離。もうこれはこの列車に乗ったことが運命で、きっとそのほうがこの旅全体がうまくいくってことなんだ、と気持ちを切り替えることにしたのでした。

「宇宙の采配」にお任せし、今できる最善を尽くす。

自分が考えたベストのプラン。それは、カサブランカから最初にフェズに向かい、その後、一番行きたかった青い街「シャウエン」に行き、フェズに戻ってから最後にマラケシュに向かい旅を終える、というものでした。

けれどこの痛恨のミスで、一番行きたかったシャウエンにどうやら行けそうにもない。それはちょっとだけショックだけれど、それを今くよくよ考えても仕方がない。このままマラケシュに行って、それから全部プランを考えなおそう。そのほうがきっと、自分が思いもよらないようないいことがたくさん起こるに違いない。

それをスピリチュアル用語で言うと「宇宙の叡智に委ねる」とか「宇宙の采配におまかせする」などといいますが、宇宙の叡智=神様でも仏様でもなんでもいいけど、とにかく自分じゃない天に運を任せるようなイメージ。そのほうが自分のちっぽけなアタマで考えたプランよりも必ず最終的にはベストなこととが起こる。今できる最善のことは・・・そう、今日宿泊予定だったフェズの宿をキャンセルして、今夜泊まる場所を見つけること!!

マラケシュ駅到着!

そう決まったらやることはまず宿のキャンセル。ブッキングコムで予約していたのですが、やむなくキャンセルのため、ネットではなく電話で連絡。といっても自分の電話じゃ高くかかるので、隣のお兄さんに電話かけてもらったりして(笑)

そして、今度は今夜の宿確保。駅近くのホテルがいいんじゃない?とか、早朝5時にフェズ行きの列車があるよなどいろんなアドバイスをいただいたけれど、この段階でもう北に行く予定はないかな、と思ったので、居心地のよさそうな、リヤドと呼ばれるモロッコのB&Bみたいな宿に泊まりたくなり、口コミを頼りにバーゲンになっていた評価の高い宿を急遽予約しました。


マラケシュ駅に着いたのは19時半頃。最後までコンパートメントにいたマラケシュ在住の女子に助けてもらい、タクシーに乗りこみ、マラケシュ旧市街、フナ広場近くまで向かったのでした。

ROUTE66・ルート66 セリグマン&キングマン PHOTO MEMORIES #08 
モニュメントバレーの夕暮れ PHOTO MEMORIES #09

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