アーユルヴェーダホテル滞在の効果はあった?
最初に書いてしまうと、アーユルヴェーダホテルでの10日間の滞在は、思っていたよりも「劇的な」効果というのは感じられませんでした。
行く前に期待していた効果は、例えば・・・もう見るからにお肌もツルッツルになって、頭もクリアになって、これからやるべきこともハッキリ決まる、みたいなこと。解脱!みたいな(笑)。
けれど、なんだっていつだってそうだけど、そういう「期待」を手放すことが、成就への近道だったりするわけです。
わたしのアーユルヴェーダの心身への効果は以下のような感じだったかなと思います。
効果があったこと
からだに関することは・・・
- 肌(特に顔のお肌)のキメが細かくなって、化粧ノリが断然違うようになった
- 手足や背中の肌も油分を含み、しっとりした
- 鼻のクレンジングで、目もスッキリ視界がクリアになった
- スチームバスで、薬草の効果を感じた
- アーユルヴェーダの基本的な考え方を実践したことで、食事で体調をコントロールしやすくなった
- 3日間のシロダーラとその後の体内クリーニングで、毒素が排出された感覚を得た
- 2kg位体重が減った
気持ち的な部分は・・・
- 何事にも時間をかけてじっくりやる という粘力がついた
- 焦り・焦燥感のようなものが減った
- 一番「手放したくない」と思っていたことを「手放そう」と決心することができた
- 自分のやってきたボディセラピーと根本的な方向性は近いと感じ、自分に自信が持てた
こうやって書き出してみるとすごい効果あったんだな、と改めて思いますね。雑誌の広告にあるような使用前使用後みたいなわかりやすい変化ではないけれど、結果的には求めていたことがすべて達成できている。それは1年経った今だからこそじわじわそれを感じるというような、そんな種類のものでした。
では、大して効果がなかったことは?
効果が期待したほどではなかったこと
- シロダーラを3日間連続でやると、その開放感が凄いと聞いていたけれど、私自身はそれほど劇的な変化は感じられなかった(3日ぶりのシャワーとかはうれしかったw)
- アーユルヴェーダ食はヘルシーで美味しかった!けど、これからもほぼ菜食でというほどにはハマらなかった
- 毎日すごく忙しいスケジュールなので、朝のヨガが体力的に厳しく行くことができなかった(これは自分の意志なのでプログラムとは関係なし)
要するに、自分のエゴや期待があまりに大きいとガッカリしてしまうけれど、そのエゴや期待を手放すということがおそらく最高の「デトックス」であるということでもあるわけで、そういう意味でアーユルヴェーダ施設の滞在を有意義なものにするために、そうした現世利益的な考え方をなるべく減らし、そういう生き方にシフトしていくという捉え方をしておくと、より施術や滞在そのものが素晴らしいものになるのかなと思いました。
結論:2年に1回くらい心身のフルメンテナンスとして通い続けられたら最高!
いやーほんとにこれはいろんな意味で贅沢な時間でした。
たぶん、自分がセラピストをやっていなくて、「この体験も学びの一環だから!からだのメンテ大事だから!」と言い聞かせなければ、なかなかここまでの投資はできなかったかもしれない。でも、こうした経験という名前の自己投資は、あとから絶対にすごい効果を発揮するので、もし興味がある人がいたら、ぜひトライしてみてください。
1年に1回はさすがに難しいけれど、2〜3年に一度、1ヶ月くらいこうした大きな休暇を取って、心身をメンテナンスする時間をつくる。そういう文化が日本にももっと根付いていくといいなあと思います。一生に一度!とかではなく、長期休暇も当然の権利としてつくれるような、またはもはや企業や雇用というものに囚われず、そういう暮らし方が出来る生き方を自分でつくっていく人がもっともっと増えていくといいのにな、とそんなことを思っています。
施術の最後にドクターのおねえさんとセルフィー(自撮り)
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