1.5-20 関東甲信越 2.4 Photo 写真

マジックアワーは20分。秋谷海岸の夕暮れはときどき神々しい光に包まれる 夕陽PHOTO#01

2016年5月のある日、神奈川県三浦半島・秋谷海岸の夕暮れがすごいことになりました

わたしの湘南の自宅は海岸まで徒歩2分くらいのところにあります。家で仕事をしていてふと外の空を見ると、ときどき「むむっこれは期待できるぞ」と夕陽と夕暮れの空が焼けそうな日があります。この日はちょうどそんな日でした。

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前日が雨風が強く空気がクリアになっている日や、適度に雲が出ているときなどがそういう日に当たります。
1ヶ月に一度もないそんな日に在宅しているととてつもなくラッキー!いそいそとカメラを持って走ります。この日は日が暮れてから海に向かいました。日没前から真っ暗になるまでは20〜長く粘っても40分くらい。1時間以内の勝負です。

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ちょうどこの日は波も強くてサーファーさんたちがたくさんいました。いつもはこんなに波が高くない海です。

海の向こうに富士山が見えています

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最初は雲に隠れていた富士山ですが、風が雲を飛ばしたのか、だんだんシルエットが見えてきました。

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砂に当たる反射光が美しい!

私が好きなのが海岸線に反射する赤い光を見ること。波が大きく引いた瞬間に水を含んだ砂に光る姿は、何度見ても感動してしまいます。

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数秒おきに光の加減が変わって、雲も動いて、一瞬足りとも目を話せない状況。
カシャカシャとシャッターを切りすぎて、帰ってきてから「同じような写真の連続」にがっかりしたりもします(笑)

写実的過ぎても感動が伝わらないし、あまりに「盛りすぎる」のもどうかと思うし、露出やホワイトバランスの設定などでずいぶんと同じ場所・数秒毎のショットでも違うし、さらにレタッチでまた変わるし、落としどころが難しいですね。

奇跡のような美しく赤い光は20分位で消えていきます

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三浦半島西海岸・秋谷海岸から見える夕陽は、日没のように見えても対岸の伊豆半島に沈むので、本来の日没時間とはだいぶ誤差があります。だからこそのこの夕焼け空の見え方なのだと思うのですが、夕陽そのものやダイヤモンド富士も素晴らしい景色ですが、夕陽は沈んでからのほうが美しい、という日も多いです。20分くらいで奇跡のような美しい光はだんだんおとなしくなって、次第に夜の闇へと変わっていきます。

 

DATA 撮影ポイント&データ


立石公園は、秋谷海岸の一番北側・葉山寄りにあります。ここの駐車場からの立石&富士山の景色は、江戸時代に安藤広重が浮世絵に描いたことで有名で、今は三脚立てたカメラおじさんたちの聖地みたいになっています。
わたしがいつも撮影するのはもう少し南の海岸真ん中あたりが多いですが、どの場所からも海に落ちる(正確には対岸の伊豆半島)夕陽と富士山(雲がかかってなければ)を見ることができます。

撮影機材
SONY α7Ⅱ  Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS SEL1635Z
PENTAX K-30 smc PENTAX-DA 50-200mm F4-5.6ED WR

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