アーユルヴェーダホテル滞在中の日記を公開!
アーユルヴェーダホテルに滞在中、毎日がんばって日記をつけていました。
今読み返すと、かなりリアルな体験談としておもしろいので、なるべくそのままの文体でみなさまにもシェアします。6月7日〜15日までの9日間のリアルな記録。お楽しみください!
6月12日ー滞在6日目
この日はスーパー忙しい1日。
けどとても印象深い日のひとつになりそうな日。
7:00 Meditation
朝起きて、急いでヨガセンターに向かうと、小柄で若いお坊さんがそこにいた。
呼吸にフォーカスした瞑想、歩き瞑想などを行う。1時間があっという間。
というよりその僧侶のおにいさんの小柄っぷりが驚きだった。150cm あるか?って位 に小さくて細くて、でも強そうだった。わりとイケメン(笑)
8:50 Dr’s Consultation
3号室のDr カラパナじゃなくてそんな感じの名前の素敵なおねえさまドクター。
おねえさまって言っても若い。若くてキュートそして聡明そう、見るからに。
シロダーラ初日後、頭痛がしたこと、夢を多くみたことなどを話す。
何かネガティブなことが出てくる人もいるし、話したいことがあったらいつでもDr.わたしでもメインDr.と話してもよいのよ、と言ってくれる。自分の隠しグセというか、大丈夫じゃなくても「だいじょうぶです問題なしって言っちゃう」クセみたいなのが出てきそうになったけど、それは今回こそやめようと思う。
10:00 Back spine massage
背中中心の1人でのマッサージ。やや細かめに、いつもの細くてちっちゃいセラピストのおねえさんがやってくれた。
9:30 Herbal Bath
ハーバルバス後のコリアンダーティーを飲むと、いつもトイレに行きたくなる。
毎回トイレトイレって言ってるような。
10:00 Shirodhara
シロダーラ2回目。今日は集中してオイルの流れを感じていたら、あっという間に終わった感じがした。
11:00 Nasya Karma 鼻のオイル注入。
こちらは専門技能という感じで、ドクターがやってくれる。
それ専用の部屋もあって、ベッドに横になり、目はアイパック同様のコットンで目隠しをされて、片鼻ずつオイルを入れられる。強目の呼吸を何度かして、サイナスや目、のどまで届かせる。
その後椅子に座って、喉に詰まったタンを出す。少しオイルの味がする。
用意された水入りのバケツみたいなのにケホケホ出す。うがいしてさらに出す。
ドクターが目や眉毛の上、耳まわりなどをわりと強めにマッサージする。そしてまた出すの繰り返し。
いやーこれはかなりすっきりした。以前鼻うがいの方法をタイのタオガーデンでおしえてもらってそれもよかったけど、こちらは更にがっつりな感じで。
11:30 Herbal Inhalation
その後すぐに用意されたハーバルスチームで、鼻呼吸。ハーバルインハレーション。最初の1分ぐらいが熱くてつらいけど、その後はきもちがよい
12:30 Special Therapy
更に引き続いて、背中と骨盤まわりのトリートメント。
ドクターの細かい筋肉のチェックはかなり鋭い。いろいろ参考になる。
左の骨盤まわり、大腿骨まわりを丹念にみてもらいほぐしてもらう。
17:00 Aqua Yoga
頭にシロダーラ後の布巻いたまま、水着着て水中ヨガってどうなの?と思いつつ、プールへ。
ちょっと遅れてきた先生はめっちゃオモロイ先生だった。ラフターヨガ(笑うやつ)か?これは。
でもちゃんとアーサナになってたし、楽しかったしよかった。
英語がインド映画っぽいナンバルワン的な発音でクセがあったけど、それもまたよし。お腹のでたおっちゃんなのに姿勢は超しっかりしてる。きっとなんかすごい人に違いないっていうオーラ。
20:00 Dr’s Lecture
夕食後、Dr.のレクチャーがあるとのことでカンファレンスルームへ。
蚊がもりもりいて、閉口したけど、レクチャーはとても意義があった。
アーユルヴェーダとは? 3つの体質、自然とそれらの関係など、本で読んだもののいまいちしっくりわかってなかった概念がとてもよくわかった。
チャクラの捉え方、ヨガとの関わりなど、さすが本場というか、素晴らしい、Dr.ナリンドラ。ということでヒーリング受けられるか聞いてみようと決めた。
総合セラピーの極意、ここにあり!な1日。
この日は、朝の瞑想にはじまって夜のメインドクターのレクチャーまで、いろいろてんこ盛りでした。連続シロダーラも2日目、白い布を頭にぐるぐる巻きにしたまま寝て、そのままご飯食べて瞑想して。
最初の3日間でまずは疲れを取る。そしてその後、更にからだとこころの深い部分にアクセスしていく。まさにそれを実感する。自分の思考回路の思いグセみたいなもの、変なところで妙に気後れしたり、躊躇したりする部分が出てくる・・・。
私は人見知りも大してしないし、声もデカイし(笑)わりとズケズケハッキリ物申すことも多いから、細かいところは気にしない性格かと思われる人もいるかもしれないけれど、実際は結構しょーもないところでビビったり、空気を読んで「やめとこ」ってなったりする。その気遣いの仕方は正直言ってしなくても全然よい類のものも多く、自分で自分を疲れさせる一因にもなっていて。
こころの妙な思考回路を発見、改善しようと試みる。
そのひとつの例がメインドクターとの面談。
今回、来る前から滞在中、夜のレクチャーをしてくれたこの施設のメインドクターのDr.ナリンドラとお話してみたい、と思っていたのです。でも5日目になってもナリンドラ先生とお話するチャンスはなく。基本女医の2人の先生がわたしを担当することになっているようで。
午前中、女性ドクターと話していて、心の内側が少しざわつき始めたということを言ったとき、彼女は、(おそらく心理的な症状の改善に長けている)メインドクターと話しをしてもいいよ、って言ってくれたのに、すぐには「じゃあお願いします」って言えなかった。こっちからそういう風に要望したり、要求したりすることが、なんとなくカッコ悪く感じたり、ワガママって思われるんじゃないか?と、自分で勝手にそう思ってしまっている。
「相手は絶対そんなこと思っていない」って、頭ではわかっているのに、どこかでそれを躊躇し、怖がっている自分がいる。いったいそれは何なのだろう?どこから来る思考回路なのだろう?
原因はわからないけれど、とにかくこれは自分にとっての「心の足かせ」であることは間違いなく、今回まずはこの思考回路から脱却するために、行動することにしたのでした。
まずは、「メインドクターとお話したいんです」って自分の要望を相手に伝えること。
たったそれだけのことなのに、ビビる自分もいる。
やることなすこと全否定されて、息しててもいいですか?って質問したくなるくらいに追い詰められたことがある過去がそうさせるのか、もともとそういう資質なのか。でもとにかく、こんな思考回路、今まったく必要ないのだから、「その事実を認めて、手放す」というプロセスを、今ここでやらずにいつやるのか?
そういう思いが湧いてきて、明日は絶対レセプションでメインドクターと話したいって言うぞ!と静かに決意し、ベッドに入るのでした。
こういう思いが出てくることこそが、おそらくシロダーラを含めアーユルヴェーダを受ける副次的な効果だと私は思います。この日を境に、最終日までどんどんいろんな思いグセと対峙し、向き合う時間が増えていきました。