家が3つある状態ってどういうこと?
私には今、「おかえり〜」と言って迎えてもらえる家や地域が3つあります。
ひとつは、10年住み続けている神奈川県三浦半島の秋谷。海辺の一軒家を借りてボディセラピーサロンを営んでいます。
2つ目は思い立って参加した半年間の山間部での起業支援プログラムを行っている高知・土佐山。ここはシェアハウスで、ひと部屋を借りて今は月に1回、一週間程度をここで過ごしてます。もうひとつは大阪。ここはもともとの自分の実家で、拠点化するにあたっては家庭の事情もあったのですが、部屋をひとつ分けてもらうことになりました。
今年からサロンをやっている一軒家もお友達とシェアすることになり、3つ家があるとはいえ、全部シェアだったり居候状態だったりして、決して優雅な別荘ライフというのではありません。ただまあ、意識はしなかったけれど、今流行のきざしを見せている「シェアリングエコノミー」の時流には乗っているのかな、と。
必要な荷物って本当に限られている。
まだこの多拠点体制は整え途中で、2016年から本格的に稼働していくのですが、徐々にスタートして半年、気づいたことのひとつに、「必要不可欠な荷物ってそんなにないんだな〜」ってのがあります。
洋服、本、書類など、ここ数年断捨離やらときめき片付けやらで、結構減らしてたつもりだったんだけど、「持っていってまで使いたいモノ」って考えると本当に少なくて。
で、しかも使いたいものは3カ所どこでも使いたいから、置いておくんじゃなくて持ち歩きたかったり、同じものを2つ置いておきたくなる。お洋服なんて、今年買った数点を着回してたり、前からあるものも、やっぱり「すごく気に入っているもの」以外は持っていきたいとは思わず。
しかも今はまだ秋谷の一軒家にほとんどの荷物がある状態だけど、1ヶ月くらい帰ってなくても「あーあそこにあるアレを使いたいー」みたいなことは一回もなかった。
だとしたら、あの家にある大量のあれやこれやは一体いつ何のためにある??
断捨離したいなら、まずどこかへお試し移住するのもありかも。
多拠点居住っていうのもいろいろあるとは思うけど、シェアハウスなどを積極的に使うなら、家財道具はあまり必要ないし、複数の場所に何をどう置いておくか?を考えることは、結果的に「そこでどうやって生きていきたいか?」生活の形態や質を考えることにもなるんですよね。
最近言われている「ミニマリスト」なんてのとはちょっと違うけれど、考え方としては「何が一番自にとって必要か?」を考えるよいきっかけになる。断捨離ってのも結局のところ、それをするためにやるのが大事なわけで。
多拠点居住するためにはモノをいっぱい持ってないと、いろいろ追加購入したりしないと生活が難しいのでは?とちょっと考えていたけど、全然逆でした。
だとしたら、自分の好きな場所に、シェアでもゲストハウスでもお試し移住でも何でもいいからまず滞在してみて、自分に必要なものは何か?何が大事か?を見極めて、どう住みたいか?どう生きたいかを再考するのもいいんじゃないかなと思います。
記事に関連する本や雑誌などをご紹介
![]() | 人生がときめく片づけの魔法 近藤麻理恵 関連商品 人生がときめく片づけの魔法2 イラストでときめく片づけの魔法 毎日がときめく片づけの魔法 新装・増補版 「捨てる!」技術 (宝島社新書) |
世界に羽ばたくこんまりちゃんの元祖片付け本。2とかイラストとかいろいろ出てるんですね〜。私が読んだのは結構最近なのですが、スピリチュアル的に言ってもまあそうだよねって思うこと多し。でも実家にいると「空箱でも取っておく!」母親との戦いに敗れ気味です・・・。
![]() |
新 ガラクタ捨てれば自分が見える (小学館文庫) カレン キングストン 田村 明子 関連商品 |
元祖「スピリチュアルお掃除」な本。初版は2002年で、私は旧版のほうを持ってます。新で何が変わったのかは不明ですが、断捨離やときめき片付けなども、きっともともとの考え方はこの本がベースなんじゃないかなあ、なんて。風水についても日本で受けいられてる考え方とは違って目から鱗です。
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アイム・ミニマリスト YADOKARI 関連商品 |
ここ1年でやたらと発売された「少ないことはいいことだ」的な本のひとつ。まだ読んでないのですが、興味はあるので。ダッチオーブンを5個とか持ってる自分には絶対なれない境地だと思うけど(笑)