からだラボーMoana blue STUDY

第1回 骨イロイロ(筋骨格系)

このからだラボでのお話は、わたしがボディセラピストになるため解剖生理学を学んできた中で、本当にものすごーーく大事だと思われることを、なるべくわかりやすく、そしておもしろ楽しく、お話するようなかたちで書くスタイルで進めていきます。

専門的な用語もなるべく使わず、詳細までは語れないので、もっと詳しく知りたくなったら、是非いろいろな本やサイトを見てみてください。また、なるべく参考資料を多く確認し、ウソのないようにお話していきますが、もし間違いがあったり、疑問な点があった場合はお知らせいただければ幸いです。

で、すいません。上の↑タイトル横にある10秒で書いたガイコツ風のイラスト。ええ、マウスで何も見ずに書いたらこれですよ。はっきりいってコドモの落書き以下ですね(笑)。
人間の骨格を書くのって難しいですよね。絵心があるかどうかという話ではなくて その仕組みがよくわかってないと書けないですから。 というわけで以下の模型図を見てみてください。

骨格

この中で知っている骨の名前はどれくらいありますか?
人間の成人の骨は206個あります。(新生児は350個あってだんだん癒合していくんだそう)

その中でどれくらい言えるでしょうか。肩甲骨、鎖骨、肋骨、、ぐらいはわかるかな?
頭蓋骨・・・っていう名前の骨は実はないんですよ。解剖用語では「ずがいこつ」ではなくて「とうがいこつ」と読み、約10個からなる頭蓋の骨たちをまとめてこう呼んでいます。尾てい骨っていうのも一般的によく言いますが、これも尾骨と仙骨をまとめた通称ですし、骨盤も仙骨、腸骨、座骨、恥骨が組み合わさってそう呼んでいます。

あとは、上腕骨、大腿骨なんていうのもわかる人はいるかもしれないですね。もちろんもっと知ってる、常識ですよふふんって方もおられるでしょう。セラピストや医療関係者の方は寝てても言えるくらい簡単でしょうか。

 

以下が答えです。

 

骨格名称

この資料は中学生向け教育用のものなので、かなりいろいろ略されてますが、あなたはどれくらい知ってましたか?完璧でしたか?「骨盤とか頭蓋骨って出てるやんけ!」と怒らないでくださいね、骨そのものの名前じゃないだけで、総称としては使われていますからね。上の図にある名称はできれば覚えておくとよいでしょう。

ちなみに、解剖学を学ぶ前のわたしは、肘や膝から下に骨が2本あるということすらよくわかってなかったですね。そういえば2本あるけど、それが何のために2本なのか?は知らなかった。(主にひねる運動をするためです!)

成人の骨は206個あり、それぞれの機能を担っています。
かたちもさまざま、長骨、短骨、扁平骨、不規則骨など形状によって名称がつけられています。

ここで大事なのは、それらの骨の名前ではありません。
もちろん解剖のお勉強的には大事です。テストに出ます(笑)
でも、そうではなくて、なんでこんなにいろんな種類の骨があるのか?ということなんです。

たとえば頭蓋の骨は頭蓋骨10個に分解できます。
なんでそうなってんの?ぱかっと2つか3つのの骨で作ってしまったほうが楽ちんでいいんじゃないの?ーーーという風には人類は進化してこなかった。
骨それぞれのかたち、大きさにはそれ特有の意味があるのです。
そうじゃないといけない理由があるんです。

例えば頭蓋の中には蝶形骨(Sphenoid)という骨があるのですが、それをよくみると、いろいろなくぼみや穴が空いています。これらのくぼみや穴、でっぱりそれぞれに名前がついていてややこしいったらありゃしないんですが、骨の中にあるその小さな穴は、なんと神経や血管を通す穴なんです。

頭蓋骨

いや、当たり前なんですけどね。

でもよく考えたらすごいな〜と思いませんか?
人間が生まれてくる過程で、DNAのおかげで?細胞がそれぞれの骨になっていき、ちいさな凹みやら穴までちゃーんと計算して空けたりするんですよ。1cmくらいずれちゃって穴が通らなかったとかってないんですよ、おそらく。
同じように、大腿骨の出っ張りは骨と骨をつなげるために、そして凹みは筋肉をくっつける腱をそこに付着させるためにあるんです。

なんとなくこのほうがデザイン的によさそうだから、とか
意味はないけどなんとなく遊びで膨らませてみた、とかそういうのはどこにもないんです。すべて機能美なんですね。

というわけで今回のまとめです

骨にはいろんなかたちがあり、
その形にはそれぞれちゃんとした理由がある

簡単過ぎました??

でも、解剖学をきっちり勉強したいのではなく、自分のからだのことを知りたいというレベルであれば、あまり細かいことを覚えたりする必要はないと思うんです。でも、腰がヘルニアになったけど、腰椎何番って言われても「???」というのはまずい。
(脊柱(=背骨)に関しては第4回で解説します)

というわけで、からだラボ第1回はこれで終了です。

骨について本格的に勉強したい方は、
——骨格の部位それぞれを構成する骨の名称
——主な骨に関しては各部位の名称

を覚えましょう。骨とそのでっぱり(肩甲蕀や下顎角、大転子とか)や凹み(や鈎突窩、蕀上窩など)の名前を覚えておかないと、あとで筋肉の付着部を覚えるときにわけがわからなくなりますよ〜。

次回は、骨の中身と役割についてです!