からだラボーMoana blue STUDY

第5回 内臓いろいろ。(消化器系)

第5回目からは新しいシリーズに入ります。骨の次は肉だ!
といっても、筋肉のほうではなく、内臓と呼ばれる体内の器官について探っていきます。

臓器の名前、どこまで言える?

まずは、下記の図をみてください。
さあ、あなたはどの程度これらの空欄を埋めることができますか?
表からと裏から絵が2つありますよ!人間のからだは立体なので、前からは見ることができない臓器もたくさんあるのです。

下までスクロールして正解を見ないでくださいね〜(^^)

臓器の名称

さて、正解です!

どの位正解できましたか?胃や肺、心臓、小腸、大腸あたりは正解率が高そうですがそれ以外はいかがでしたか?胆のうや脾臓あたりが難問だったかな?

内臓それぞれの役割

名称はわかる。けど、そこがいったい何をしている器官なのかはいまいちよくわからないという方も多いかもしれません。そこで、上に出ていた臓器を中心に、役割別に分類してみたいと思います。

呼吸系統 ーーー咽頭(いんとう)・喉頭(こうとう)・気管・肺・横隔膜
消化系統 ーーー食道・胃・肝臓・膵臓(すいぞう)・胆のう(たんのう)
小腸・大腸・直腸・肛門
循環系統 ーーー心臓・血管・リンパ管・リンパ節・脾臓
排出系統 ーーー腎臓・膀胱・尿道   などなど…

臓器を機能別に系統化すると、ひとのからだは主に9つに分類できます。
呼吸器系/消化器系/心臓血管系/泌尿器系/神経系/内分泌系/感覚器系/生殖系/筋骨格系にわけることができます。

※分類方法はいろいろあり、免疫系という分類でリンパ系の器官が内分泌系と心臓血管系に入ったり、心臓血管系を循環器系とする場合もあるし、筋骨格系を運動器系と呼ぶ場合も。そして当然ひとつの臓器で2つ以上の系統にまたがって機能していることもあるのがちょっとややこしいところ。

消化に関する臓器と機能

人間の臓器で一番多くの役割を果たしているのが食べ物を口から入れて、肛門から外に出すまでの”消化”のプロセスに関わる臓器です。
今後、いろいろな臓器の役割を少しずつ説明していきますが、おそらく今回一番クイズで難しかったであろう、膵臓や胆のうなどが関わる消化器系のことについて、すこしお話していきます。

脊髄

食べてから出るまでの処理=消化

口から入って胃・腸を経て肛門にいたるまでの約10m(!)の一本の道筋を消化管といいます。これらの役割は、消化と吸収によって食物に含まれる栄養分や水分をからだに取り込むことです。

人体は、水分、塩分、ビタミンなどは直接血液の中に取り入れることができます。けれども、食物の大部分は炭水化物やタンパク質、脂肪なので、これらは多糖類という複雑な構成をもった大きな分子のため、そのままの状態では血液中に取り込むことができません。そのために、この大きな分子を体内で細かく分解する必要が出てきます。いろいろなものがごちゃ混ぜになって体内に放り込まれるわけですから、それらをいろんな臓器のいろんな消化液を使って、溶かしたり吸収されたりするのですが、その中で、膵臓や肝臓、胆のうが活躍するというわけなのです。

食物消化の流れ

消化は、口に入れた食物が歯に噛み砕かれて、唾液と混ぜ合わされるところからスタートします。その後、食物は食道を通って胃に入り、胃で強酸性の消化液と胃の筋肉の収縮運動によってどろどろの粥状になって十二指腸(胃と小腸の間)に送られます。そこで胆のうから分泌される胆汁や膵臓から出る強力な分解液の膵液と混ぜ合わされて小腸へと運ばれます。固体物の場合、口に入ってから胃までは1分以内、胃で2〜4時間かけてどろどろにされます。

小腸で約7〜9時間かけて、食物に含まれていた栄養素のほとんどと、水分の80%が吸収されていきます。その吸収された栄養素は、腸の血管から肝臓に運ばれて、科学的に処理されたのち、からだの各部分に送られます。

栄養素を吸収された繊維質や水分などが、その後大腸へと送られて、残りのカスは水分を吸収されて固形物(大便)となって肛門から出ていく、というわけです。

まとめ

骨の次はお腹の中でうごめく神秘、内臓ちゃんの世界を少しだけ覗いてみました。まずはみんなが一番想像しやすい、食べ物を人はどう取り込んで出しているのか?という仕組み=消化を少しだけ取り扱ってみました。今回のまとめはこの2つ。

内臓は、その機能によって消化や循環、呼吸などの系統に分けられる。

口に食物が入ってから出るまでのプロセスを消化といい、その中で、食道、胃、膵臓、胆のう、肝臓、十二指腸、小腸、大腸がそれぞれの役割を担っている。

いかがでしたでしょうか?
次回はもうすこし詳しくこの消化のプロセスを探っていきます。お楽しみに!