1-Travel 旅 1.02.7 Korea 韓国

ソウル・北村韓屋村をゆるゆる歩く

北村韓屋村に行ってみた!

ソウル2日目午後は北村韓屋村(ブッチョンハノクマウル[† 1]북촌 한옥마을Bukchon Hanok Village)に行ってみました。

王朝時代の正宮である、景福宮(キョンボックン) 昌徳宮(チャンドックン)宗廟(チョンミョ)に囲まれた「北村韓屋(プッチョンハノッ)マウル」は、朝鮮時代(1392~1910)から残る韓国の伝統家屋「韓屋」が密集するエリアです。清渓川(チョンゲチョン)と鍾路(チョンノ)の北に位置する町という意味で「北村」と呼ばれるこの地域は、朝鮮時代に王族や両班(ヤンバン)と呼ばれた当時の貴族たちが住んでいた、歴史の面影を色濃く残している地域として、観光客や地元の韓国人からも人気の観光スポットです。 

北村韓屋マウル:韓国旅行コネストより

というように、いわゆる日本の重伝建地区のように、ソウルにも残る伝統的な家屋を地域として保存しようという取り組みのひとつのよう。北村八景という絶景ポイントが2009年に制定され、坂の多いこのエリアを歩いて巡ると2時間〜2時間半くらいかかるそう。

仁寺洞通りから北へ

20年近く前に行ったソウルの仁寺洞(インサドン)は、韓国茶や韓国紙が軒先で売られているのどかなお土産屋街ってイメージが残っていたのですが、今回行ったら原宿!?ってくらいに変貌していたので驚きました。裏道に行くと伝統茶や韓国伝統料理のレストランなどもありますが、なんというかまあ、化粧品屋さんとかアイドルショップとかだいぶ明洞化してる感じも・・・。まあどこもアジアの国はそういう無秩序な発展の仕方をするのはそれも文化なのでしょうか・・・。

そんな仁寺洞の発展もあってか、落ち着いた穏やかな雰囲気のカフェやお店は北村エリアのほうに移ってきたのかもしれません。北村エリアに行ってもリノベカフェや雑貨ショップなどがたくさんありました。昨日行ったイクソンドン(益善洞)には欧米系の外国人はまったく見ませんでしたが、仁寺洞やこの北村韓屋村ゾーンは多かった。ミシュラン・グリーンガイドでも高評価のようです。

昔はこんなんじゃなかった・・・

昔の写真がちょっとだけ出てきた!

試しにハードディスクの昔の写真フォルダをあさってみたらちょっとだけ見つかりました!昔の仁寺洞。画素数が・・・リサイズしてないのにこんだけしかないところに時代を感じます。1999年だそうで、20年前だ!ひょえ〜昔は骨董品屋さん街というイメージが強かった仁寺洞であります。

このお店は3年くらい前に閉店した模様

仁寺洞のお店のはず(1999年)

仁寺洞を北上し、北村エリア方向に歩いていきます。どうやら韓服着て歩くのが若い女子に流行っているっぽい。

路地が好き。

外国でも日本でも、メインストリートよりも裏道派、というのは変わりません。

横にそれる小道なんかがあるとどうしてもそっちに向かいたくなる。
そうして横道に逸れて歩いていて偶然すごく素敵なカフェなんか見つけたら小躍りしたくなります。

なんでもない細い路地が萌える

そういうところで見かけるガスメーターやラクガキ、トタンの錆なんかも好き。ついついカメラを向けてしまいます。

メーターや落書きにアートを感じる今日このごろ

表通りはこんな感じで、スタイリッシュなお店とそうでもないお店と昔ながらの家やお店がかなり雑多な感じで並んでいます。この感じは・・・日本の著名な観光地と似てるかなあ。(つまりあんまり統一感がなくポリシーもない)

北村もメイン通りはこんな感じ

でもたまに「おっ!?」と思えるようなスタイリッシュな風情のショップやカフェも見かけました。

思ったけど、海外で、その国のもの以外の専門店に行っても「はあそうですか」ってなってしまうんだなーと。たまたま「ポルトガルタイル専門店」みたいなのがあったんだけど、やっぱり「どうしてここでそれを買う必要が?」って思ってしまう。

韓国来たからメイドインコリアのものを、とは思わないけど、やはり「わざわざここでしか買えないもの」とか「見られない風景」を味わいたいと思うよな、そりゃ。と改めて思いました。

首輪をしてお店の看板猫みたいになってた子

坂を上って景色が良い場所へ

景色がよいのはやはり高い場所。ということで階段を登って景色のよさそうな場所に向かいます。

ガイドマップなどもあったのですが、このときはあまりそれには頼らず、現場の地図を見ながら歩きました。

 

ソウルも北のほうにはこうした山や緑があるんですね。今まで郊外エリアに来た記憶がなかったのでちょっとだけ意外でした。どちらかというとだだっ広い平野と川が流れていてマンションがずら~ってイメージしかなかったので。

最高地点近くに雰囲気残る場所が

階段はきつかったけど、振り向くとなかなかの景色。この日は天気があまりよくなくずっと曇りがちでしたが、その分気温はあまり上がらなかったので坂道を歩くのもなんとかいけた。

瓦屋根なんかは日本の屋根とほぼ一緒ですね。

  北村最高地点にあるカフェ併設のミュージアム。結局入らなかったけどやっぱり行ってみればよかったなーとあとから思った。

模様がかわいい(が、説明がハングルのみで残念)

このあたりはかなり閑静な住宅地でもあるので、あちこちに「しずかにしてね」っていうポスターが貼られています。扉に貼られてはいますが、一応美学を感じる貼り方だからそこまで嫌味ではない。日本だとこのポスター自体がケバケバしい&何も考えず目についたところに貼る傾向があるから、よけいに看板が邪魔って思っちゃうんだろうなあ。

暑い!カフェで休憩!!

曇り空で直射日光がないとはいえ、やはり暑い。32度くらいはあったかな。ソウルのカフェはかなーり冷房が効いているので、涼むために目についたカフェに入ることにしました。

  ティラミスとカフェラテで1,000円ちょいとか?ラテが7000ウォンでケーキが3000ウォンぐらい。なんか日本の感覚とそこが違うなーと思いました。だったらケーキも頼もうと思って注文したけど、そしたらそれは甘すぎてちょっと厳しかった。ラテはすごく質も高くて美味しかったです。

内装も悪くないしWi-Fiもフリーだし、そういう意味ではソウルのほうが旅人にやさしいかもしれない。が、ここでも日本の(大阪は特に?)デフレを感じてしまうのでありました。

まとめ

北村韓屋村、暑すぎず寒すぎない時期にじっくりカメラもって歩くと楽しいです。
あと伝統的な韓国っぽい写真がいっぱい撮れる。京都の北山みたいな感じかなー。仁寺洞あたりでランチを食べて、その後うろうろするにはちょうどいいサイズ感距離感です。

 

 

 

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