1-Travel 旅 1.01.2 Egypt エジプト 2.2 Diary 日々のつれづれ

エジプトでパスポート失くして再発行してもらったときの話。

こんにちは!旅人ワンダラー・ユウコです。

先週、パスポートの申請に行きました。あいもかわらず5年での申請。すぐに期限が来てしまうから今回は10年にしようかとチラッと思いましたが、紺色のパスポートが好きなのと、10年パスポートに良い思い出がないので、今回も5年での申請にしました。

パスポート残存期間にご用心

パスポートの有効期限が5年ということは、あっという間に期限が来てしまうということ。国によっては入国に際しパスポートの有効期限までの必要残存期間が6ヶ月!なんてところもあるので、まだパスポートあと一年あるから大丈夫!なんて余裕かましてたら、大変ビビる事態になることもありますよ。(経験者は語る)

特にアジア圏は残存期間長めの設定の国が多いので要注意。こないだ行ったドバイではそれでもしかしたら入国許可されないかも!?と相当ヒヤヒヤしました・・・。

パスポートだけは失くしちゃいけない。ダメ!絶対!


そう、落としたり失くしたりしちゃいけないんですよ!パスポート。当たり前のことですが、わたし、実は一度やらかしたことがあります…。しかも盗られたとかではなく、落として失くした。かなりの現金とともに。

フリーダイビング世界大会のこと


あれはもう10年近く前のこと。エジプトで、フリーダイビングの世界大会があり、当時わたしは日本代表に選ばれた岡本美鈴選手のパーソナルセラピストとして、ボディ&メンタルケアを担当していた縁で、国際大会団体戦の日本代表コーチという肩書きで、参加することになっていました。

コーチといっても名ばかりで、大したことはできませんが、大会のスケジュール確認したり、合間に選手のメンタルケアしたりする役割ではありました。ちなみに、費用は全額自腹です。マイナースポーツなので選手も同様です・・・。世界選手権の常勝国、今は毎回メダル確実の日本女子チームですが、今も(みんなががんばって獲得してきた)個人に対するスポンサー以外はこの10年でそこまで劇的に状況が変わったわけでもなさそう。しかも昔に比べて、選手のレベルが上がって、記録を出すのにも相当準備が必要になり(特に海の深度競技は、深さとともに襲う水圧にからだを慣れさせるため、今は最低でも大会の1〜2週間前から現地入りして、トレーニングしながら大会を迎えることが多い)かかるコストもきっと昔より更に増えてるんじゃないかなあと思います。

大会の様子。スタティックというプールでの息止め競技をしているところ

ちなみに2008年のこの年、団体戦で女子チーム初のメダル(銅メダル)獲得。そこから日本女子チームの快進撃がはじまりました。

余談ですが、このパスポート紛失事件のことを書くために過去の写真を見ていたらめちゃめちゃ懐かしい気分になりました。2008年。もう10年前になるんですね。そりゃいろいろ忘れてるわけだ(笑)

つくったばかりの赤い10年パスポートを落として紛失する事件

で、フリーダイビング世界選手権団体戦のスタッフ。そんな大切な役割にも関わらず、、。
10日ほど続く大会そのものはほぼ終わりかけか、終わったあとだったかの頃。

基本、会場となるホテルにカンヅメだった日本チームの数名、「たまには外に出よう」なんて話しが出て、タクシーで街へ出かけたのです。

「絶対落としちゃいかんいかん、失くしちゃダメ!」とお金とパスポートが入ったポーチ。カバンの中に二重に入れて、厳重に管理!していたはずなのに…。タクシーで支払いしたあとカバンに入れたつもりが!どうやらそのままタクシー内に落としてしまっていたらしく…。帰ったらどこを探しても見当たらない。
そこからが大変でした。

エジプト・シャルム・エル・シェイク。砂の大地と海とプール。不思議な光景

大会終了後1日だけフリーダイバー有志で船チャーターして紅海のポイントに遊びに行ったのがよき思い出。

日本大使館は日本のおもてなし!異国で感激な正確さ。

ツーリストポリスに行って盗難の手続きをし、ホテルにあったパスポートのコピーをもらい(コピー取っててもらってよかったとマジで思った)大使館に…あれ?ホテルが連絡してくれたんだっけ?競技を残した選手以外の友人のみんながいろいろ助けてくれ、エジプトの日本大使館にも繋がって、「カイロ到着してすぐ手続きすれば翌日正式な新しいパスポートを発行してくれる!」ことになったのでした。ちなみに手数料は日本と同じ。5年パスポートにずっとしてたのに初めて10年に変えたら無くしちゃったので、縁起が悪い気がしてそれからいつも紺色5年パスポートなのでした。

パスポート申請には決められたサイズの写真が必要です。しかしそんな予備の写真なんて用意してるような人はきっとパスポート落とさない(笑)

大会が終わり、ひとり数日カイロを観光して帰ろうと思っていたわたし。それが功を奏して、なんとかその数日でパスポート再発行の手続きをすることができ、予定通り帰国することができました。ひとりカイロに降り立ったわたしは、宿泊したタハリール広場の前にあった日本人宿的な格安ホテル(記憶をもとに調べてみたらIsmailia House Hotelというところだった)で、写真撮影してくれるお店の情報を聞いてみたのです。

これは違うホテルがはいった建物だけどなーんか風情ありますよね

ラッキーなことにホテルのすぐ前にある商店街みたいな小さな市場に写真屋さんがあるとのこと。当時インターネットはありましたが、スマホはまだほとんど普及してない時代。そういうときは口コミや宿の人の情報が本当に頼りになる。なんかちょっとだけエジプト風味に加工された写真を手に入れ、次の日エジプト日本領事館に向かったのでした。

証明写真撮ってもらったレトロな写真屋さんの額。

タハリール広場は2011年一連の「アラブの春」エジプト革命の主役だった

私がパスポート落として再発行してもらったのが2008年。その3年後、ホテルの下に見えるエジプト考古学博物館にちかいタハリール広場が、テレビによく登場するようになりました。エジプト革命と呼ばれる反政府デモの主戦場になったのです。

エジプト革命(2011年)

2011年エジプト革命(2011ねんエジプトかくめい)は、エジプトの国内外において2011年1月より発生した大規模な反政府デモとそれに付随する事件の結果、当時のホスニー・ムバーラク大統領が辞任に至った革命。Wikipediaより

詳しく書かれてあるWikipediaを見ながら今振り返ると、これらは2011年2月、ちょうど東日本大震災が起こる少し前に起こっていた出来事だったのですね。「インターネット時代を象徴する革命」なんて言われてましたが、これらの動きと、東日本大震災のときに「やたらとTwitterが機能した」「iPhoneスゲーってなった」記憶がいろいろリンクしてきます。結局このエジプトの暴動どうなったんだっけ?って記憶が薄いのも、3月以降は思いっきり自分たちの国のことで精一杯になっちゃったからなんだな。

ホテルから見たタハリール広場の昼と夜

パスポート再発行は日本大使館で手続きします

カイロにある日本大使館の場所は、ホテルで知り合った日本人の男の子が持っていた『地球の歩き方』とWEBで確認。まだその頃はGoogleMapはなかったように思う。それによると地下鉄(METRO)で行けるとのことだったので、朝からいざ出陣。親切な大使館の係員さんの話によると、エジプトでは金曜日が休みで、土日は通常営業。緊急発行の場合は、書類提出して次の日、中一日で仮パスポートではなく正真正銘の新パスポートが発行されるとのこと。

実はそのとき、帰国後すぐにハワイに行く予定があったので、もし帰ってから再度手続きなんてことになったらヤバかった。パスポートの費用は日本で発行するのと同じ。現金で払ったんだったかな〜・・・ちょっと忘れてしまった。

メトロ入口の看板。わかりやすい

アラブの国なので必ず「女性専用車両」がありました

 エジプトの地下鉄、かなりラッシュ時は混んでました

日本以外の国、確か中国も昔はそうだったのだけれど、地下鉄に乗るときに航空機みたいに荷物チェックがある駅も多いです。カイロのメトロもそうだった。その関門を通過して、列車に乗ろうとしたらかなりの人!!女性専用車両がなかったらキツかった、というくらいに混んでました。ラッシュって日本だけじゃないんだと何故かちょっとホッとするところもあったり(笑)

改札を出て左へ の日本語と矢印がなんか泣けた

カイロのビジネス街のなかにある大使館。中に入ると・・・そこは日本でした。

冷房が効いていて、銀行みたいに「整理券」を発行する機械があって、券を取ったら長椅子ベンチみたいなところで待って。マガジンラックにおいてある新聞やノンノみたいな雑誌に妙なノスタルジーを感じたり。どこからどこまでとってもその中だけ「日本」だった。

無事エジプトっぽく盛った写真と書類を提出し、帰りに誰もいない高級スタバでラテを飲んで手続き終了。次の日また同じルートで大使館に行き、新しいパスポートを手に入れることができたのでした。もう前の前のパスポートだけど、発行地のところに「Embassy of Ezypt」って書いてあったのが妙な自慢でした。

ついでにピラミッドの話

ピラミッドのなかで一番有名なのがギザのピラミッド。これはカイロ市内からかなり近いところにあります。フラッと行ける感じ。
確かこのときは途中までメトロで行ってそこから少しタクシーに乗ったのかな?
ちょっと行こかな、くらいに気軽な感じで砂漠とピラミッドが現れるのが最初はびっくりしました。

観光客もたくさんいるし、ピラミッドは階段状になってるのでちょっと登れそう?みたいなところもあるし、内部に入るのは抽選?とかで難易度高めですが、イメージよりもかなりカジュアルな感じがしたのがこのギザのピラミッド群。スフィンクスがいるところなんて、公園?の外にあるピザハットがはいったビルの中からも見える。ほとんどテーマパークのノリです。ホンモノだけど。

・・っとなんか懐かしく書いてるうちにいろいろ思い出してきちゃって、とりとめのない文章になってしまった。ま、気楽にお読みくださいませ〜

読書ログ日記をはじめます!
#01『五つの傷』ーワンダラーユウコの読書ログ

You Might Also Like