1-Travel 旅 1.02.2 Taiwan 台湾

安平老街周辺を歩いて観光というものについて考えた

安平老街は一大観光地!

豆花の店から歩いてうろうろしました。途中は人工的な自然公園になっていて、地元民が集うようなところのようでした。途中に「「という場所があり、そこは塩がなんとか、とGoogleマップには書かれてありました。なんだろう?と思って行ってみると、そこはどうやら日本の塩の工房跡地を整備した場所になっていました。

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で、日本の観光地によくあるような仕掛け・・・誕生日ごとの塩がブレンドしてつくられていて、それが買えるようになっている仕組み・・・。いや、よく考えられているとも言えるのですがね。

さらに暑いさなか、浴衣を着て歩いている人が!どうやらその館では、日本的な体験ができるのいうのがうりもんくで、コスプレ的に、着物(浴衣みたいなやつ)を着てお散歩できるよう。

台南からは日本遠いし、日本の文化に憧れがあるのもすごくいいことだし、なんだけど、なんとなく不思議な気持ちになってしまいました。フランス人とかが、日本でパリ体験!とか言ってわたしたちが嬉しそうにクレープ食べてたりするのはそういう気分になるのだろうか?・・・。

わたし個人的には日本の「観光地」のお土産やさんだらけなのとか、謎の物産センター的なビルとか、お気軽な「◯◯体験」といったものを楽しめないので、台湾がそういう日本のよくないところを真似るのはあまりうれしくないなあと思ってしまいます。

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古い建物が樹に覆われた安平古樹木?と売店たち

なんか「観光地化」していくと、なんでも入場料取って、お土産屋さんが併設されたりするんですよね・・・。Googleマップの口コミみても賛否両論だったので、入場料払う価値なし!と判断し、結局入りませんでした。

樹木が覆われているというこの遺跡?は、歴史的なにかあるわけではなく、たまたまそういうことになってしまったために、お金取るようになった、みたいな場所。ジブリみたい、といえばそうなのかもしれないが、他にも台湾歩いてたらそういう場所結構ありました。

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安平樹屋の様子(外から望遠駆使して撮ってみた。すみません〜)

ちなみに有名なカンボジアの遺跡タプロームはなかなか見ごたえありました。15年前に行ったときには静かで人もいなくて。

路地が好き、表通りをなるべく避ける

日本でわたしが観光地と呼ばれるところに行くときもそうですが、基本的にメインストリートにはほぼ行かない、というのを徹底しています。それは、自分の感性がおそらく王道というのを好まずに、そこから外れた裏道やマイナーなものが好きだからという理由から。そういう人が見ないようなところにこそ、自分なりの楽しみや発見があると思うのです。

ここでは川の堤防に上って遠くに見える台南市内の遠景を眺めたり、古い建物に住んでいる住宅の門の写真を撮って萌えてたり。

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ちょっとシーサーっぽい。龍?

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もはやアートのように思えてきませんか?

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古い家屋を改装して若い人がスイーツのお店をやってました

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鳥さん発見!

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のどかな川辺。台南はまだまだ素朴な街だと思ったけれど、高層ビルもいくつか建築中なのかな?

老街は屋台街になってました

老街というのは、古い街並みということですが、ここでは城郭のまわりに発展した屋台街みたいな感じになっていました。台湾のいたるところにある夜市の昼間バージョンみたいな感じです。

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スマートボール。謎のキャラとかも日本譲りなんですかね〜?

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多肉LOVE。絶対安いだろうから持って帰りた〜いとなったけど、検疫通したり大変なんだろうな。

ここでもまた、裏道をとにかく探して歩く(笑)。どこまでも王道を外したい。ときには迷ってなんども同じのところを歩いていたりするのですが、でもそれも楽しい。

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レンガ造りの家がところどころに残っています

ガジュマルが美しい場所にたどりつきました。今一番涼しい時期でこれだと、夏は歩く気にもならなさそう。

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大きなガジュマルの木。

観光地とは?観光地化するとは何か?

観光ってなんだ?ダサいのは仕方ないのか??
本当にみんなデザインとか気にしてなくて、ゆるキャラが好きで(否定はしないけど、限度と程度ってもんんがあるだろう)いろいろ看板やら何やらグダグダになっていくのでよいと思っているのだろうか?大衆化というのはそういうものなのだろうか?

観光地という言葉がもつその圧倒的なイケてない感は、いったいどこから来るのだろう?と考えてしまう。わたしは旅は好きだけど、いわゆる作られた観光地を巡る旅がしたいわけではなくて。

そう書いてから思ったけれど、観光地とかゆるキャラが悪いのではなくて、そこに何かしらの理念や伝えたい想いなどがあるところに惹かれていて、たとえば◯◯寺に行ったときに、そのお寺自体は観光地になっていてそこには行きたい。けれどその前にあるお土産屋さんのほとんどが、「なぜそのお寺の前でやってるのか?」の理由付けがないまま、ただ人がいっぱい来るから、昔からここにあるから、という理由なだけで営業していて、そういうところには全く惹かれない。結局のところ「テキトーにつくった」「流行りだから儲かるからやってる」というのが透けてみえるようなお店や場所が多いと、がっかりしてしまうのだろうと想いました。

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古ビル改修のセレクトショップ的な…?たぶんここには「なぜここでやってるか?」の思考と理念がある。

 

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こちらは、たぶん・・・残念なほう。ゆるキャラ的なものが放っておくと出現するのは日本と同じか?

ランチは周記で蝦巻とスープとごはん

歩きまわって暑くなってきて、目的地があるようでない散歩。そろそろお腹が空いてきました。うろうろしていてもなかなかいいランチ処を探しにくかったけど、ちょうどよい道の角にひときわ賑わってるレストランを発見。遅いランチはここにすることにしました。

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サクッと入れて、食べられるありがたい場所。2階もあって大きいのとクーラー効いてるのがこれから先の季節にありがたいかも。

どうやらここは牡蠣の焼いたの?と揚げた牡蠣(カキフライとはちょっと違う見栄え)が有名らしい。ただひとりでがっつり食べる量でもなさそうだったので、蝦ーー という海老の春巻きみたいな揚げ物を注文しました。ご飯とあわせてお手軽ランチです。

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漢字と写真でだいたい想像できるけど、西洋人は大変だろうなあ〜

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魚団子のスープとご飯、蝦捲(エビの春巻的な揚げ物)

お寺に立ち寄ってお参りしました

城郭には入らなかったけど、その手前にお寺がありました。台湾のお寺は派手!

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ポケモンGOしてる人がいたので、せっかくなのでわたしも…。バッテリー食うからなるべくやらないようにしてるけど、最近どこでいつ捕まえたか?がログに残るようになって記念にやるようになってきてしまいました。罪な機能追加ですわ・・・(笑)

というわけで、なんだかんだで全く入場料的なものを払わずに、安平うろうろして堪能してしまいました。

台南駅から安平豆花へバスで行く
台南・安平にあるStay cafeでのんびり休憩タイム

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