スリランカ周遊旅2日目その1 ネコンボータンブッラへ からつづきます
満月の祝日で予定変更
道中の思わぬ「ダンサラ」の嵐で、お昼過ぎに到着予定が数時間後ろにズレこんでしまいました。また、当初は「タンブッラの石窟寺院」という世界遺産にも指定されている寺院に詣でようという予定でしたが、目的地に近づけば近づくほど、満員のトラックやスリーウィラーが大量に道を走っていて、これらの人たちが向かう先が「タンブッラ」の寺院だろうというドライバーさんの助言もあり、予定を変更することに。
そして、スリランカ行きを決める前から個人的に気になっていた「山全体がローズクオーツでできている」という場所へ連れていってもらうことにしました。場所もそれほど離れておらず、ここも仏教寺院的な位置づけなのでそれなりに人はいるだろうけれど、タンブッラほどではなかろうという予想です。
参考:絶景!水晶で覆われたスリランカの山「ローズクォーツマウンテン」
ローズクオーツマウンテンは山全体がローズクオーツ(紅水晶/紅石英)というパワースポット!
パワーストーン好きの方なら「ローズクオーツ」が「恋愛運UPの石」というのはご存知でしょう。
他にもローズクオーツの効能としてはこんなものがあります。
○美を象徴する石
○身体の疲労を和らげる
○自己肯定
○心の傷や過去のトラウマを癒す
○恋愛成就
○人を愛するエネルギーを高める
○自己愛
○優しさ、思いやりの心を高めるパワーストーン意味辞典 より
やさしい淡いピンク色なので、そういうイメージの石ですね。
異性との恋愛運アップの前に「自分自身を愛する」ために必要な優しさを携えているのかなと思います。
この山はその原石でできていて、その一部が岩として見えているという稀有な場所です。最近は太陽光と豪雨の被害などもあり、あまり見えている岩自体は色あせてきていて「ピンクっぽい白」なので、まっピンクな山を想像してくると「あれ?」となるかもしれませんが、この山全体がローズクオーツでできていること自体は間違いなく。
ローズクオーツ山はスリランカのお坊さんが管理している仏教施設
現地には大きな看板なども出ていて、ちょっとした観光施設のようでもあります。アクセスは車のみなので、タクシーか車をチャーターしていくしかなく、日本人以外の外国人観光客には全然知られていないようです。
実はこちら、スリランカのお坊さんが「発見」し、発展させてきた場所のようです。入山には入山料をお支払いして入ります。
わたしたちが行ったときは地元の人たちで大混雑。やんややんやとみんなで山頂を目指します。
車を停めるのも大変!な位でしたが、ドライバーさんが気を利かせてくれて、入山料なども手配。すると建物の中にいたお坊さんがわたしたちを呼び入れて、入口まで案内してくれました。トイレまで(僧侶用の)わざわざ貸してくれて、親切な人だな〜と思ったら、どうやらその親切なお坊さんこそが、ここの施設を発展させたその方だったと後で気づきました!
なんと先日スリランカの大統領の謁見までしたそうな。
Facebookページもやってるから見てね、とソーシャル対応までバッチリです(笑)
さっそく登頂開始!すごい人です
登頂開始直後はアイアンウッド(ウリン)の森が広がっています。
アイアインウッドはクスノキ科の広葉樹。木材としては屋外の使用でも100年持つと言われている硬く耐久性に優れた木材としてウッドデッキなどで使われたりするようです。
森のなかは清々しい!気温も涼しく感じられます。少しずつ高度が上がっていき、途中からはぱっと視界がひらけます。しかしみんなサンダルというかつっかけやビーサンと財布、みたいな軽装で上ってるのがびっくり。しかもスイスイと。みんな慣れてる&脚力がハンパないのだろうな〜。
ハイキング気分で数十分、頂上到着!
途中からは少しずつ斜度もきつくなってきてきますが、1時間もかからず山頂到着!
確かに岩がピンク色っぽい。オレンジっぽいところとピンクやグレーっぽいところといろいろあります。
スリランカ人のみなさんは、この仏像を目標に上られているようでした。ここからの眺めは絶景!
大勢のスリランカ人に愛されている場所でした!外国人旅行者はほぼ皆無
いつもはそんなに人が押し寄せる場所ではないのだと思うのですが、とにかく私たちが行った日はものすごい人で、売店なども出ていました。しかし外国人旅行客らしき人はほぼ皆無。もしかしたらこの人は日本人かな?というグループに一組あったかどうか。
一応「地球の歩き方スリランカ版」には掲載されているので、日本人は知っている人はいるのでしょうが、観光名所的には他の観光地に比べて重要度が低いと位置づけされているのでしょうね〜。
若い女性なら「ここメインでスリランカに行きたい」っていう人がいると思うくらいすごいポテンシャルがある場所じゃないかと思いました。(実際そういう声が上がっていて、今度スリランカに友人たちを連れて行くことになるかも?)
おもしろかったのが、私たちが山頂で写真を撮っていたら、「一緒に撮ってほしい」と頼まれることが多かったこと。
しかも、だいたい女性の方はわたしと友人女性に、男性は男性に、と同性の人にしか声をかけないようす。照れているというよりは、そういうしきたり?なのかなーと思ったりしました。未だにスリランカはお見合い結婚も多いと聞きますし。
この日は夕陽で一面黄金色になった風景も印象的でした。
満月が東の空からのぼってきました!
ローズクオーツマウンテンを後にして、宿泊ホテルヘリタンスカンダラマへ向かいます。ちょうどここはタンブッラとシーギリアの真ん中あたりにあるホテル。ものすごーく辺鄙なところに突如現れる高級リゾートです。ヘリタンスカンダラマについては次の記事でくわしくご紹介します!
走っていると東の空から満月が!
異国の八百屋さんってなんかフォトジェニックで好きです。
ヘリタンス・カンダラマはスリランカ随一、自然と一体化した素敵なバワ建築 につづきます