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からだの不調からこころの問題を捉え直すースリランカ・アーユルヴェーダマハゲダラホテル滞在記 7日目その1

アーユルヴェーダホテル滞在中の日記を公開!

アーユルヴェーダホテルに滞在中、毎日がんばって日記をつけていました。
今読み返すと、かなりリアルな体験談としておもしろいので、なるべくそのままの文体でみなさまにもシェアします。6月7日〜15日までの9日間のリアルな記録。お楽しみください!

 

6月12日ー滞在7日目

いよいよ終盤戦。シロダーラ最終日。3日で疲れを取って、3日でデトックスして、3日で仕上げ。9日間だとそういう感じでメニューを組んでるのだなとわかる。

8:40 Dr’s consultation ドクターとの面談
今日は男性ドクターの日だった。ドイツ人の仲良くなったおねえさん曰く、このひとはまあふつう、という評価の通り、可もなく不可もなくという感じ。2日目のシロダーラはあまり変化なしって感じだったので、いくつか報告した以外は、いいですね!という感じであっさり終わる。

9:00 Druda Sharira Mardana 全身トリートメント
1人での全身フルボディトリートメント。いつもの小柄なおねえさんではなく、ペアでときどきやってくれてたちょっとぽっちゃりなおねえさんが施術。手の腹?がちょっとザラザラしてるところがあって、そこがちょっと気になる。セラピスト的な視点でいうとだけど。

9:45 Herbal bath ハーバルバス
今日はまたぬるかった。そして薄かった(笑)
さらに蚊も多くて戦いだった。

10:15 Herbal Inhalation ハーブの蒸気吸入
ようやく慣れてきたハーバルインハレーション。気持ちいい。


10:30 Shirodhara シロダーラ3回目

更に続くシロダーラ。今日は途中までは意識がしっかりしてたのだけど、最後はまた夢うつつみたいになって気持ちよかった。あの温かさと額やこめかみにオイルが当たる触感みたいなのも大事なんだろうなあとおもう。

Dr Nalindra と面談
そのまま終わって帰ろうかと思ったけれど、勇気を出して、「思ったことは言う!」と思って、受付のおにいさんにメインドクター「Dr.ナリンドラとお話して、サイキックヒーリング受けてみたいんだけど」と言ってみた。すると「10分待てもらったらお話しできるよ」とあっさり言われ、待つ。

 

メインドクターからの意外な問いかけ

ドクターのお部屋に行って面談がはじまる。
こころとからだの関係性にとても興味を持っているわたし。自分なりの解釈や答えは持っているものの、このドクターはなんて答えるだろう?と思い、まず自分によく起こるからだの状況、

「左半身に自分の痛みや凝りが集中しているのは、無意識レベルではどんな理由があるのでしょう?」という質問を投げかけてみた。

すると、ドクターは、意外なことを聞いてきた。


「母親との関係はどうですか?」そう尋ねたのだった。
たぶん日本語なら、その場で取り繕うというか、頭で考えた答え「仲はいいですよ」というような答えを言ったはずだけど、英語なだけにそういう曖昧な答えができない。

母親に対してどんな感情がありますか?と聞かれて、
I ‘m worry about her. She had a cancer 5 years ago.
(わたしは心配している。母親は5年前にガンになっているので)
わたしはそうとっさに答えていたのだった。

今思えば、10年前だったな〜。早い!そして左側の太もも裏の座骨神経痛もその頃からかもしれん、ほんとうにもしかしたら。

と、答えるとともに涙がどわーっと。
そうかあ、私はどうも思ってる以上に母親を心配してるのだなあと認識。

そしてドクターに、「母親は母親の人生であなたの人生じゃないし、あなたが心配したところで、選ぶのは本人だから」というよく私も施術中カウンセリングでお客さんに言うようなことを言われ、「そうですよね、うん、でも…はい。。。」みたいな気持ちになる。

ドクターは

人生をよい風にチェンジすることはよいことだ。パートナーのこと、今後の人生のこと、どうありたいか書いてみなさい。そしてある程度道が決まれば、もちろん障害があったりするけれど、その障害は向かってみれば、いろんな方法で越えられる。

障害の横をすり抜けるかもしれないし、飛び越えられるかもしれないし、もしかしたら正面突破できるかもしれない。でもまずその道をはっきり決めて、母親の問題と自分の問題を切り離して、つくっていきなさい。

というようなことを言った。
そして、サイキックヒーリングを勧められ、「はい、受けたいんです」と伝えた。

 

この一連の流れ自体が、ちゃんと伝えたいこと、やりたいことを過不足なく伝えられるという少しだけ新しい自分になっている感じもしてうれしかった。
求めよさらば与えられん。その言葉が頭をよぎる。

自分の英語、説明になっているのだろうか?結構むちゃくちゃだろうなと思いつつ、真摯に聞いてくれたドクターに感謝。

〜7日目日記その1終わり〜

なぜドクターの問いかけが「意外」と思ったか?

実は、わたしにはこの問いかけに関して自分なりの解釈がありました。その解釈とドクターの問いかけは、大もとの考え方は実は同じだったのですが、見る問題点が違ったのです。

スピリチュアル的なからだの見立て方のひとつとして、全身を右半身と左半身に分けて考えるというやり方があります。
そしてその中でよく言われるのが、右半身は男性性(男の人ということではなく、左脳的、論理的、攻撃的など)を司り、左半身は女性性(右脳的、直感的、受動的など)を司るということ。


※参考:そもそもの根拠に関するおもしろい記事
女性性が左、男性性が右の根拠? ーおのころ心平オフィシャルブログより

なので、この説を採用すると、左が凝りやすいわたしは、「女性性的なもの」が弱っている、または「男性性的なものが優位」という見方が成り立つわけです。

そう考えた場合、自分で感じた自分の弱点としては、左半身に痛みが出やすい理由は、なんでも積極的にガンガン論理的に進めようとする自分が優位になりすぎてしまったから?とか、そう思っていたのでした。

しかし、ドクターは、そういう単純な自分ひとりの男性女性という問題ではなく、家族を中心として男性の親、女性の親、という捉え方をしてきた。それがとても意外だったのでした。

左半身は女性に関連する、その部分の捉え方はアーユルヴェーダでも同じ。
けれども、そこの後ろにある問題は、同性または異性の親との関連性が強いという指摘、それが非常に新鮮で、なるほど〜とおもった理由です。

こちらはスリランカが誇る世界遺産、シーギリヤロック

 

からだのどの部分が痛いかで、その人の考え方や性格の癖がみえる

からだの不調がこころの問題を端的に表している。
それはわたしがモアナブルーのボディセラピーをやっている11年の中ではっきりと感じていることです。膝が痛い、腰がいたい、内臓が不調である、姿勢がよくない、喉が痛い、アトピーであるなどなど・・・・からだのどの部分が不調かによって、その人がもつ考え方の癖や傾向がわかります。

これに関しては ボディセラピーの効果とは? という過去記事でも紹介してるのですが、本当に奥が深くておもしろいです。もちろんひとのからだは単純ではありませんから、これがこういう解釈と言われてるからこうしたらいい、とか治るといったようなことはなく、いろんな要素が複雑に絡みあい、それをからだからのアプローチ、こころから、行動から、いろんなアプローチをつかって解きほぐしていくことが大事なんだろうと思います。

ということで、いよいよアーユルヴェーダホテル滞在も佳境。最終フェーズに入っていきます。

シーギリヤロック頂上からの眺め

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